最近

いつも何か足りない感覚に襲われてしまう。あの資格も取りたいし、バイトもいっぱい詰めてお金が欲しいし、英語も勉強したいし、ランニングもしたいし。行きたい場所もたくさんあって、あ、親の手伝いもしなくちゃ、なんていつもぐるぐる考えているけど、達成できたものなんて一つもなく、また後悔に苛まれる。何か踏み出そうとしても、いろいろ考えてしまい、結局来た道を戻ってしまう自分が嫌いだ。

人生の正解なんてないし、求めることなんて時期尚早だよなんて分かってる。20代はたくさん挑戦して失敗してそれで楽しむものだしなんでそんなに最初から悲観的なの、なんて言われたって。分からない。どうすればいいか。

最近、渋谷から原宿まで、歩くのが好きだ。

渋谷で友達と別れたとしても、わざわざ原宿まで歩いてしまう。渋谷駅に行く人を逆手にパルコ沿いの坂を上り、代々木公園を突っ切りしばらく歩くあの道が好きだ。渋谷とは思えないほどの緑の多さ、ひんやりとした空気。脇では、ダブルダッチをしているサークルと思われる大学生たちやサッカーの練習帰りの高校生たちがいる。好きな音楽を聴きながら、1人歩く代々木公園沿いの道。この道を1人で歩いているときに限り、何にも縛られずに生きていられるような感覚がする。解放感、と言えばいいのか。自信をくれるような渋谷から原宿までの魔法の25分。

また今日もいつもと同じような日だけど、家から出て、学校に行きます。