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憲法改正、国民主権、愚民観

http://ironna.jp/article/8689?
この記事を読んでの感想です

愚民観、というのは面白い視点だと感じた
「9条がなくなれば戦争が始まる」というロジックに疑問を感じていた私はスッキリした

憲法改正そのものを否定するということは主権者である国民に主権を行使できる数少ない機会を妨害するということにならないだろうか

選挙は現状ほとんど唯一の主権行使法である
それを使って国会に改憲要件を満たす改憲派議員を送り込んでも憲法改正の発議さえできない状態は本当に主権が国民にあるといえるのだろうか

私個人としては記事中にあるように、「自衛隊って本当に合憲なの?」とか「有事のときに憲法が自衛隊の足引っ張る可能性があるのは嫌だなあ」程度の認識で、性急に改憲してもらいたいというわけでも無い
しかし一有権者としてあるはずの主権を行使できる機会が来そうにもないこと、あるいはその機会が巡ってくる事自体が悪だという論調には疑問を覚える
(その機会が巡ってきたら私は改正にNOの票を投じるかもしれないがそれはまた別の話だ)


この記事を読んでもう一つ気がついたことがある
それは、この記事を通して「国民は愚民ではない」という前提で話が進んでいるという点だ

これが、「でもやっぱり国民は愚かだから主権渡せないよね」という話になるのならばそれはまた考える余地はあると思う
っていうか憲法云々なんかよりよっぽど問題だ

その前提の上で民主主義が成り立つとは思えないが

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