1995 祖父の残したかったもの~『学校のコワイうわさ 花子さんがきた!!』
(追記)一部記事の文言や見出しを修正。(2024年2月2日)
はじめに
今回は、トラウマアニメとして知られる『学校のコワイうわさ 花子さんがきた‼』の第12話「地下に止まるエレベーター」に焦点を当てます。このエピソードはDVD第2巻に収録されており、ぜひご覧いただきたいものです。異例ながらも、花子さんのトラウマとは異なり、優しい幽霊が登場する話となっています。
見どころ1. ナレーターの演技力と魅力
このエピソードでは、物語の途中で登場する花子さん以外の主要キャラクターを引っ張り、物語を牽引しているのはナレーターの伊武雅刀さんです。彼の声の魅力と演技力が物語を深化させ、視聴者を引き込む役割を果たしています。デスラー総統として知られる彼の締まった低い声は聞き取りやすく、花子さんの世界に没入しやすくしています。
さらに、彼は花子さん以外のキャラクターも見事に演じ切り、その多才ぶりが際立っています。
見どころ2. 作画と脚本の工夫による見どころ
次に注目すべきは、作画と脚本の巧妙な工夫です。エピソードでは、細部にわたり物語のヒントが散りばめられ、観察力の養成が試されます。
例えば、おじいちゃんの髪の毛が抜けていることや、ナレーションと作画の連携によって物語の進行が読み取れます。これらの工夫が物語の奥行きを引き立て、視聴者に深い感動を与えます。
見どころ3.感動的なストーリーの魅力
最後に、このエピソードが他の花子さんの話と異なり、感動的なストーリーを描いている点が挙げられます。単なるお涙頂戴の話ではなく、おじいちゃんが自らの終末に向き合い、孫娘に贈る形見のペンダントに込めた思いが心に迫ります。彼が最後に辿り着いた行動は、家族への感謝と愛に満ちており、その純粋なエモーションが視聴者に強く訴えかけます。
まとめ
この記事では、トラウマアニメ『学校のコワイうわさ 花子さんがきた‼』が単なる恐怖だけでなく、感動的なエピソードも披露していることを紹介しました。ナレーターの演技力や作画・脚本の工夫、そしてストーリーの感動的な展開が、このエピソードを特別なものにしています。花子さんの世界にはさまざまなメッセージが込められており、その奥深さを考察することができる大人向けのアニメと言えるでしょう。
オチ
理不尽話の一つに『逆上がりを手伝う幽霊』という話があります。あれ、もしかして、鉄棒ができないためにいじめられていた子供の幽霊が主人公の女の子を助けようとしたのではないか…?と、私は考察してます。でも、いじめなんて言えないから、「男の子は怖い存在なんだよ」と遠ざけるようなことを先生が言った、これが真相ではないでしょうか。
あと、ペンダントが色違い。