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学生向け神インターンシップのお知らせ

空いてる窓からこんばんは。ファーストペンギンの社長の末吉です。

弊社では鹿児島本社で9月に2026卒新卒向けの5日間のインターンを開催しました。ファーストペンギンのインターンは、遠方から来る学生は飛行機や新幹線の交通費全額支給。期間中と期間前後のホテル全日手配。さらに5日間分の日給を全額支給と、手前味噌ながら神がかったインターンです。ちなみに今年が初開催。

この条件でインターンを開催している零細企業はなかなかないのと思います。

社員6人の会社ですが、なぜこんなアホみたいなインターンを開催するに至ったのか、今日はその経緯と結果を書きたいと思います。

2025年の新卒採用0人というカオスな現実。。。

概要から説明すると、ファーストペンギンは今年初めてマイナビでの新卒募集をスタートしました。去年は各大学を回って会社説明会を行ったりと地上戦も展開していたのですが、今年は完全に空中戦に切り替え3月1日から2025年の新卒採用を本格的に開始しまた。それなりに多くのエントリーをいただきました。(延べ100人くらい)

しかし。。。結果は内定1人。。。その学生も他企業へ行ってしまったため、来年4月の新卒は採用できない絶望的な可能性が濃厚です。

たくさんの学生に採用試験を受けていただきましたが、「ウチに合いそう」と思えたのがひとりだけだったなぁ。と振り返ってみての印象です。(上から目線ですみません。。。)

知り合いの紹介でエントリーしてきてくれた子もいたのですが、全てお断りしてしまって本当に申し訳ない気持ちです。マイナビ鹿児島支店で弊社の担当の小川さんにアドバイスをもらい、そんなに選ぶんだったら、インターンに力を入れるべきとアドバイスをもらったことがキッカケです。

インターンシップ超重要

反省と分析と改善の結果。大学3年生の3月時点では、ほとんどの大学3年生は内定を承諾しているという現実に気づき(それも小川さんに気づかされる)4年生の4月以降にエントリーしてくる子は、やや出遅れ気味か、もしくは大手に落ちた学生なのでは?と分析できました。

大手志望だったり、公務員志望だったり、福利厚生重視の学生は、従業員10人程度の地方ベンチャー企業のカオスな環境で戦えそうもないかもなぁ。と思ってお断りしまくった結果が今年の集大成です。これまで幸いにも紹介とご縁で新卒採用が出来ていたことからの怠慢を反省した今年の春でした。

豪華なインターンを開催してとにかく分母を増やそう!

今年の7月に2025年の採用は全て見送って、2026卒は夏と冬のインターンから選考することになりました。まず知ってもらう。選んでもらわないことには始まらないので。社員6人しかいない会社で出来る可能な限りのインターンを考え尽くしました。

案①
オンラインで出来うる限りの1日インターンを開催して、なるべく多くの学生にファーストペンギンに興味を持ってもらうか?否。。。

案②
1日リアルインターンで、潜在層に会社説明してお土産持たせて帰らせるか。。。否。。。

たどり着いた答えが、選考型の中期インターンを開催して、ファーストペンギンの仕事を経験してもらう。先輩社員の話も聞いてもらって、良いところはもちろん、キツい部分も包み隠さず体験してもらうことでした。

結果6人しか社員のいない会社に約180人のインターン生がエントリーしてくれています。。。マイナビ調べですが、鹿児島に本社のある企業でマイナビを使っている企業は約200社ありますが、その中でも10位以内のエントリー数です。

(本当にありがとうございます。。。)

10月7日現在のエントリー数
インターン選考率4%

選考型インターンは面接が超カオス


条件が良いためか、エントリー数は多いのですが、1回5日間のエントリーで受け入れられる数は多く見積もって3人。2回に分けて6人が限界です。

選考はエントリーしてもらった学生に対して、エントリーシートを提出してもらった後、1対1で愚直にオンライン面談するというシンプルな流れです。

(結果、連日オンライン面接の嵐www)

インターンに来てもらって、その後エントリーしてもらっても採用できない。向いていない。幸せにできない。のどれかひとつに当てはまればインターンの受け入れはしないことを前提にオンライン面接を進めました。
普段忙しく働いている現場の社員の時間をもらってインターンにジョインするので「なんであの子を受け入れたんですか?こっちも忙しんですけど。。。」という社員からのクレームが来たらこっちが詰む。。。

そんな状況のスタートでしたので、こっちも選抜に必死です。。。インターンに来てくれた学生はエントリーしてくれたら全員内定を出せるレベルで選ぶことになりました。

面接スタッフは僕を始め、鹿児島本社で総務担当の田原、東京支店で営業担当の永江の3人で担当しました。全員子供がいるので、極論は自分の子供と結婚させても良いか?が基準という超ハードル高めのラインで選考を進めました。

面接の際、インターンの面接なのに深掘りするような質問もあったりして、オンライン面接の途中でブチっと切断する学生もいたりwww(ちなみに切られた際の面接官は僕じゃありませんwww)「弊社のインターンに応募しようと思ったキッカケはなんですか」という質問に「交通費と宿泊費が出るなら一度鹿児島に行ってみたいと思ったからです」と満面の笑みで答える学生もいたり。。。

結果、9月の第一弾のインターンは90人中、3人が来てくれることになりました!

対面するまでオンラインのみだったので、多少の不安はあったのですが、結果、来てくれて良かったと思える3人が来てくれたし、社員からも「みんなウチに来てくれたらいいですね」という感想をもらえました。

インターンの内容について

弊社の採用は当面ディレクターのみということもあり、イマイチイメージにしにくディレクターの職業を体験するワークショップです。やるからにはガッツリ体験してもらいたいと思ってペンギン社員が考えてくれたのが、3分くらいのテレビで流れるようなVTRをひとり一人に作ってもらうワークショップを開催することになりました。初日は会社説明のあと、小田Dからディレクターってそこそこキツい仕事だよってことをお伝えいただき、2日目から本格的なワークショップです。

タイトルは「ペンギンショップの注目新商品?」だったような?違ったような。

ざっくり言うと、ペンギンショップという架空のショップから発売された新商品を紹介するVTRです。商品はコンビニで買ってきて、カメラマンも呼んで、新卒社員をお店の人に見立ててインタビューして、ライトたくさん使って物撮り、湯気めっちゃ出して、箸あげもやって、原稿書いて、ナレーション入れて、編集して、テロップ入れて、BGM入れて完成!という5日間みっちりのワークショップ!めっちゃ超豪華でしょwww

小田Dからディレクター業務の説明
企画会議
機材準備
カメラマンに機材の大切さを教わっているところ(西さんいつもありがとう!)
社員を店員に見立てインタビューの練習
超本格的に物撮り体験
はじめての箸あげwww(現場デビューしたら死ぬほどやるやつ)
原稿を書いてもらって修正
原稿が上がったら、自分の声でナレーションを吹き込む
いよいよ編集作業。編集マンの座学講座
編集してるところを見る
ひったすら編集
都度、アドバイスが入る
原稿と画が合っているかチェック
テロップとBGMを載せているところ
ちなみに明日オンエアする映像はこんな感じだよをみんなで見ている図

最終日にみんなの作った映像を見させていただいたのですが、素晴らしい映像で、感動しました。これを機にぜひ1人でも多くの方が昨今少し人気の落ちている映像業界に入ってくれると嬉しいなぁと実感しました。

最終日の制作発表の後は僕も含め、社員全員と昼食会。その後、社長とクイズ大会を開催www社長に買ったら500円。動画撮影したので今度公開します!

最終日に感想を聞いた際、リップサービスかもしれませんが、「他の企業のどのインターンよりも濃厚で楽しかったです」とみんな言ってくれたのが印象的で、右往左往しながらも5日間のインターンを開催してくれたスタッフに感謝感謝です。

まとめ

改めてインターン選考の面談は子供がいる3人で進めて良かったなと実感しています。中途と違って社会経験のない学生は改めて、自分の子供と結婚させられるかどうかの感覚は当てはまっていると思います。新卒って本当に赤ちゃんレベルで入ってきます。半年〜1年くらいは全然お金を生みません。そこから育てていくには、こちらも、まぁまぁ忍耐が必要ですし、人として最低限愛せる人でないと厳しいです。

一方、前述で福利厚生重視の人はお断りといったのですが、ウチもそんなに悪くないです!鹿児島では割と高い給与で、4大卒23万スタートだし、交通費全額出すし、年間休みは105日あるし、2年目からは有給あるし、昇給は自己申告制だし、社員旅行はあるし、みなし残業はあるけど残業しすぎてたら警告出すし。大手に比べて、そこまで悪くはないと思います。ただ福利厚生では絶対釣りたくないというのが本音です。「ファーストペンギンで働いて幸せだ」もしくは「幸せだった」と後から思ってもらえるような会社でありたいですね。

次のインターンは2月に開催します!26卒の学生求ム!!!

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