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言葉の価値 #15
「自分の話している言葉には価値がある。それを話しても意味がないような人間に話したら、その価値が減ってしまう。だから、自分の話すことは、本当に話してもいい人間に話すように。」
5年くらい前、お世話になっていた先輩に言われた言葉だ。これを聞いたときは、「あたかも自分が聖職者みたいなこと言って、何様なんだ」と思っていた。しかし最近、この言葉の意味を考えるようになっている。
自分の思っていることを人に話すことがある。自分の考えを真剣に聞いてくれる人や右から左に流して聞いている人などがいる。前者なら、話し甲斐がある。自分の考えに意見をしてくれる人もいる。そのため、そこで自分もブラッシュアップして、考えを昇華させることができる。しかし、後者の人に話しても、自分が真剣に考えていることをなあなあに流される。「自分の思っていることというのは、浅はかなものなのだろうか。」と考えてしまう。そうなると、自分の主張に自信がなくなってしまう(自分の考え方次第であるだろうが)。自信なく主張するのは、自信があるときと比べれば、自分の中では価値が全く違うと考えてしまう。
これらの経験から、言葉の価値の話を痛感するようになった。結局は、自己満足になってしまうだろう。それでも、自分が思う言葉の価値を大事にしていきたい。だからこそ、心から良いと思った人たちにみてほしいと思い、noteを始めた。馴れ合いや上っ面の評価など、ほしくないのだ。
この話をしてくれた先輩とは、違う見解だとは思う。しかし、自分なりに出した答えだ。自分は、自分なりにこの言葉を大事にしていきたいと考える。