自由すぎる。オモコロ杯2020応募作品集
笑えるWebメディア「オモコロ」が主催する公募企画「オモコロ杯2020」。どんな応募作品があるのか?Twitterをたどって35本集めました。レストランのメニューを見て注文するように、気になったものを読んでみましょう。
1.オモコロ杯2020とは
まず「オモコロ」とは、株式会社バーグハンバーグバーグが運営している、「ゆるく笑えるコンテンツに特化したWebメディア」です。
平日は毎日、おもしろい記事、ちょっと学べる記事、心に響く記事が更新されています。私の大好きなWEBメディアです。
そのオモコロが、年一回ほどの頻度で開催している公募企画が「オモコロ杯」です。
形式はテキスト、漫画、動画など何でもあり、とにかく「WEBで閲覧できる面白いもの」を作って送る企画。
応募作品を審査員の方々が評価し、最優秀賞のAmazonギフト券10万円分など、豪華な賞品が授与されます。
受賞をきっかけにして、オモコロをはじめ様々な媒体で活躍している方も多く、重要な役割を担っているイベントです。
そして2019年12月、「オモコロ杯2020」の開催が発表されました。
既に応募は2020年1月26日で締め切られており、審査結果は2月末発表予定とアナウンスされています。
応募総数は548本!壮絶です。
一人一作品しか応募できないので、すなわち548人が応募したということです。
「何かやってみよう」「面白いものを作ってみよう」と思い立つ人が、それだけいっぱいいるんです。
私はそういう人を応援したいです。
「こんなものを作る人がいるんだ!」と、びっくりしたい。そして笑いたいです。
面白いものを作る人にとって、うれしいことは何でしょう。
やはり、作品を読んでもらうこと、感想を送ってもらうこと、「こんなのあるよ!」と人に知らせてもらうこと、ではないでしょうか。
よし、やろう。
2.私がやったことの説明
オモコロの関係者でもなんでもない私が、オモコロ杯の応募作品を直接知ることはできません。
しかし、Twitterには「オモコロ杯に応募しました!」というツイートが多数あります。これを手掛かりにしましょう。
【手順】
①2019年12月以降のツイートを検索し、「オモコロ杯に応募した」あるいは「オモコロ杯用の作品を作った」報告を集める。
②ツイートに作品のリンクが貼られていたら、読む。
貼られていなければ、投稿者に質問して教えてもらって、読む。
※ご回答頂いた方々、ありがとうございました!
こうして、私は35本(うち2本は動画)の作品を集め、読み、コメントと共にツイートしました。そのツイートはこちらのモーメントにまとめています。
応募総数548本の10分の1にも満たない数ですが、「その程度じゃ意味ないよな」と引っ込めずに、自分ができる限りのことをやりました。
さて、ツイートはどんどん流れていってしまうので、本noteで全作品を紹介します。
とはいえ、長々と35本分の紹介文を書き連ねても、最後まで読んで下さる方はあまりいないでしょう。
そこで、本noteは以下のように読むといいんじゃないでしょうか。
①レストランに来た気分になる。
和食でもイタリアンでも台湾料理でもいいです。好きなお店をイメージして下さい。
②目次をメニューだと思ってながめる。
もう少し下の方に、35作品のタイトルを五十音順で並べた目次があります。
この目次をながめるだけで楽しいと思います。統一感がなさすぎて、同じ賞レースの応募作とは思えません。
レストランで「これ気になるな~。頼んじゃえ。」となるときの気持ちで、目次をメニューだと思って、気になるタイトルを直感で選んでください。
③直感で気になったタイトルをタップする。
タップ先に、以下が載っています。
・作者さんのTwitterアカウント(と、オモコロ杯応募の報告ツイート)
・作品へのリンク
・私の感想
あとは作品を開いて、心ゆくまで楽しみましょう。
そして、ぜひTwitterでシェアしたり、作者さんにメッセージを送ってあげて下さい。
それではお待たせしました。こちらがメニューです!
※noteの仕様で最初は10本しか表示されていないので、「すべて表示」をタップしてください。
新しいしりとり、「二行しりとり」を作ってやってみた!!
三人とも発想豊かだし、「かき回し役」「軌道修正役」のチームワークも見事。奇跡の作品が出来ました。
飲酒の禁止された世界で
ストーリーも好きですが、写真がめちゃくちゃ凝ってます。特に、手紙とか落書きとかの「文字」がすごい。
おあげ
予想もつかない展開に、どうしたどうしたと引き込まれつつ読み進めたら、いつの間にか出発点に戻ってきてました。
大喜利で最高に面白い回答を出したい
作者:マドベ・サッシィ さん
※応募報告ツイートは、作者さんのご意向を考慮して省略します。
いかにも何かをしでかしてくれそうな主人公。結末はぜひ読んで確かめてほしいんですが、前半の回答も面白いですよ。
ガーディアン派遣の御守護くん
「セレクト」「リピ確定」というお客様の声から、実際にありそうな雰囲気が伝わってきます。自然精霊がかっこいい。
ゲシュタルト崩壊が起きやすい文字は何か?
感覚の限界に挑戦している記事です。唐突に差し込まれる全然関係ない写真で笑いました。
恒例行事【つむる4コマ日記】
部屋着は実際にこんな感じなんでしょうか。いつかこの行事が廃れる日が来ることを祈ってます…!
これで安心!就活入門(トノサマバッタとおしり)
無数のボケが散りばめられていますが、あえて遅れてツッコんだりして、掛け合いの楽しさがあります。
「最高の笑顔」を作る
危うく、電車の中で練習しそうになりました。しっかり基準を定めて調査してるのがいいですね。
さよならオモロネーム
「オモロネームに無理なんてものは存在しないのだ。」が名言です。しかし継続力がすごい!フォロワーが増えてからの変化も見どころです。
サンポーの遠足「集合住宅歴史館」見学/答え合わせのような旅は、しない
作者:Cooley Gee(くーりー・じー) さん (応募報告ツイート)
散歩者の観察力と連想力がフル回転。TOSHIBAの案内板の違いなんて見逃しそうなのに、こうして丁寧に取り上げてもらえると興味深いです。
自分のフリー素材がどんな広告に使われているのか知りたい
フリー素材単体でも面白い。それに対抗するかのように、奇想天外な広告が続出します。雑草はさすがに草。(この表現初めて使いました。)
邪教(4コマ漫画)
かわいい教祖ってはじめて見たかもしれません。たくらみ顔すらチャーミング。
純恋歌でカードゲームを作りました。
ふと思いついたであろうアイデアを、こうして形にできるところが素敵です。ポイントにならなかった時でも笑いに変えているのもいい。
ストロングゼロをゼロから自作してみた
シンプルにウォッカの勉強になりました。それにしても、出来上がったストロングゼロの感想にセンスがあふれています。
台湾から来た同志よ。
なんて楽しいご友人なんでしょうか。最後の決め顔を間近で見れた作者さんがうらやましいです。
担降りする予定はないけど担降りブログを書いてみたい
担降りブログの完成度が細部まですごい。だからでしょうか、結論が心に沁みます。
知育菓子を何も見ずに作る
知育菓子という時点で未知の食べ物なのに、それを何も見ずに作るもんだから、終始ハテナの絶えない冒険が繰り広げられています。
Twitterでバズる漫画を描きたい
バズる、って何なんでしょう。悩まれている方は、読むと少しは心が落ち着くかもしれません。
「This is a pen」と言ってみたくて勝負してみた
天野アマゾネスさん、本当に容赦が無いですね。うまい棒で真剣に悩むシーンが最高でした。
デリランのライブレポをさせてくれ…!
まるで目の前にデリランがいるかのように、人柄の良さ、演出の魅力が存分に伝わるすばらしいレポです。タオルが普段使いできそうなデザイン。
【テレビショッキング】
細部にわたるツッコミが楽しいです。「原種の奇声」を想像して笑いました。確かに奇声を発してますよね。
東京ディズニーシー公衆電話レビュー
着眼点でもう面白い。電話本体だけでなく設置場所、看板に至るまで、ディズニーの世界観がよく伝わる記事です。
夏を食べたい
虫の記事なんですが、リアルな画像は出てこないのでご安心ください。「小学生風の絵」が上手い!
尿 ライブ 恋
大ピンチに訪れた突然の恋。ひとつの記事の中で二つのストーリーが交錯して、どんどん書き手に感情移入してしまいます。
箱
正体不明の生き物ですが、得体が知れない分、もしかして何でも知ってるんじゃないかという期待を抱かせてくれます。
便乗商法に厳しいJOCにギリギリ怒られないオリンピック応援フレーズを追求してみた
あらゆる角度からJOCに斬り込む愉快な記事。この発想法はいろんなことに応用できそうです。
福引と宇宙
見たこともない巨大な数に圧倒されて、登場人物は何者?という当然の疑問を忘れてしまいます。
【フリーランス画伯作】日本の土地問題を考える【車高の高い車】
もう何も気にせず突っ走ってもらいましょう。私が乗るなら最上階一択ですね。
本当の記憶を取り戻すために大阪を旅した話
ホラーに笑いがブレンドされていて、未体験のシナジーが生まれています。不安になりながら笑える不思議な記事です。
マウントマンション
「テントに下ろすぞ」が怖すぎる。「認知は?」という質問が自然に出てくるあたり、別世界という感じがします。
漫文
生姜焼きを作るためだけにちゃんと全巻買い直して、その上で大暴走する文章。真面目にふざけてる感じが好きです。
ミャンマーor旧ミャンマークイズ!
ミャンマーミャンマー連呼するのってけっこう難しいですね。テレビの外国語講座を思い出すようなナレーションとの落差も面白いです。
幽楽町
最後まで読んでから読み直すと、何気ないセリフもまた違った味わいで楽しめますね…!
夢、ですか?伏兵です
まさしく伏兵のように、意表を突くユーモアが次々と飛び出してきます。身構えずに読みましょう。
以上、35作品でした!
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