【受験向け】受験生の予備校の選び方
こんにちは。りょーたです。
もうすぐ新しい学年も始まり、受験に向けて準備を始める方もいると思います。
親御さんも塾には行かせたいけどどこの塾がいいのだろう・・・と悩んでいる方も多いはず。
今回は過去に4年ほど塾の講師をやっていた経験上から塾の選び方をお教えします。
塾は通わないといけないのか?
塾は当たり前ですが、無料ではありません。
大学受験にもなると夏期講習などもろもろを含めると年間で100万前後のお金がかかってしまいます。
子供が成績がいい、参考書のみで理解ができる、受験にあたっての傾向と対策が自分でできる(ネットで情報収集できる)場合は塾にいかなくても問題ないかと思います。
しかし、ひとつでも不安要素があるのであれば塾に入ったほうがいいでしょう。
特に受験の傾向と対策は塾であればプロの方が教えてくれるので信憑性も高いです。
【塾の種類・おすすめ度】
Ⅰ.集団授業(大手予備校)
おすすめ度:★★★★★
◎メリット
・質の高い講師が多い
・受験に関する知識が豊富
・自習室が完備されている場所も多いので集中できる環境がある
・ライバルが多いのでやる気がでやすい
△デメリット
・授業の時間が決まっているため部活との両立は大変
・途中で理解が追い付かないとついていけなくなる恐れがある
・料金が高い
⇒ 皆さんが一番初めに調べるのはここだと思います。
受験に関する情報も豊富で切磋琢磨できる仲間もきっと見つけることができるでしょう。
授業スピードが速かったりもするので、ついていくのが大変なのは本人の頑張りが重要になってきます。
Ⅱ.衛星(映像)授業
おすすめ度:★★★★☆
◎メリット
・質の高い講師が多い(好きな講師が選べる)
・好きな時間に好きな授業を受けることができる
・理解できない場合に何度でも見返すことができる
△デメリット
・わからないときにすぐに人に聞けない(通学の衛星授業であれば聞くことも可能)
・本人のやる気次第ではさぼれてしまう
・料金が高い
⇒ 個人的には一番おすすめです。
やはり、講師を選べて何度でも授業を好きな時に好きな場所で見返せるってのはかなりのメリットだと思います。
ただし、某衛星予備校に通っていた知人によると年間での料金がかなりいってしまったとか・・・。
Ⅲ.集団授業(個人塾)
おすすめ度:★★★
◎メリット
・料金が比較的安い
・生徒の数が少ないので先生に質問がいきやすい
・理解が追い付かなくなってしまっても親身に聞いてくれる場合がある
・学校の定期試験対策をやってくれる場合がある
△デメリット
・授業の時間が決まっているため部活との両立は大変
・講師の質にばらつきがある
・自習室などの設備がない場合がある
・受験の傾向と対策は大手に比べると弱い
⇒ 私はこの規模の塾で教えていました。
よく言えばアットホームなので先生との距離も近く、親身に教えてくれる場合が多いです。
ただ、大手と違って講師の数も限られているのではずれの講師にあたった場合、講師の交代はできないかもしれません。
自習室もなかったりするので、自宅で勉強できない人には向かないです。
Ⅳ.個別指導
おすすめ度:☆
◎メリット
・個人の成績にあわせた進度で授業を進めてくれる
△デメリット
・大学生のバイトが多い ← 超重要!
・料金が高い
・難関校の受験には対応していない場合がある
⇒ 一番おすすめできません。受験というより学校の成績が悪い方向けが多いと思います。
1教科あたり週1回の授業で月20,000円ほどの月謝がかかります。3教科だと月60,000円ほどになってしまいます。
教えるのはいい大学には行っているけど教える力の低いバイトが多いのにこれはもったいないですよね・・・。
余談ですが、予備校が打ち出している"志望校合格率〇〇%!!"や"難関校合格率〇〇%!!"といったうたい文句は信憑性に欠ける部分がありまして、予備校に入る際の面談で志望校をある程度限られてしまうそうです。
つまり、悪い言い方をすれば「あなたの学力ではその学校は受からないので受けないでください」と言われるようなもんです。
そこまで保険かければ志望校の合格率もあがっていきますよね・・・。
どの塾が合うかは人によってさまざまだと思います。
まずは体験授業でも構わないので自分に合った塾を探しましょう!
最後に、受験は子供の努力が一番ですが、家族のサポートもとても重要になってきます。
大変かと思いますが、お子さんの頑張りを温かく見守ってあげてください。