【2ブロック】ギャラクシーヴァイカー
はじめましての方ははじめまして。
1ro(いちろー)(@1roTK)と申します。
大阪・兵庫を中心に活動している社会人DMPで、
主な戦績はcs優勝8回、GP1st64位等です。(執筆時)
この度、竜のしっぽDMCS(2ブロック)で準優勝できたため、
noteデビューとしてこの記事を書かせていただきました。
第47回竜のしっぽDMCS
戦績:6勝1敗 準優勝
予選
⚪︎後 白青黒ギャラクシールド
⚪︎後 赤緑青黒万軍投
⚪︎先 赤黒キャプティーンヴァイカー
⚪︎後 5cキューブ
⚪︎後 5cベンリーニループ
本選
⚪︎先 黒緑オーラループ
× 先 5cベンリーニループ
決勝は予選で当たった人で、1度勝っているだけに惜しかったですが、
逆に考えればこれだけの種類のデッキ全てに勝てたため、
デッキのポテンシャルは証明できたかと思います。
タイトルからして察しているかと思いますが、
実はこれ、1つのデッキなんです。
(《BUNBUN・ヴァイカー》と《「絶対の楯騎士」》が同じポーズなのがエモい)
導入
このデッキを考案したのは1ブロックのCSで2週連続優勝を果たしたりと、ギャラクシールドを愛用しているキバミ(@52804991)さんです。
「幻龍×凶襲 ゲンムエンペラー!!!」が発売された少し後、
2ブロックではネイチャーヴァイカーとギャラクシールドの2強と言われていました。
dottoさんの「ネイチャーヴァイカー」
https://cardrush-media.com/dm-dotto-200904/
ウスラトンカチさんの「青白ギャラクシールド」
https://note.com/shimiyu1207/n/n09cdfc6cac04
cs当日、彼はふと思い至ったそうです。
2ブロ最強の矛であるネイチャーヴァイカーと、
2ブロ最強の盾であるギャラクシールドを組み合わせれば、
2ブロ超最強のデッキができるのではないかと。
・・・
できました。
デッキリスト(キバミさん案)
このリストはキバミさんが考案したもので、私が準優勝したときのリストは少し異なります。
そのリストと今後の改善点等は後ほど有料部分で触れたいと思います。
デッキ概要
先程、2ブロック環境はネイチャーヴァイカーとギャラクシールドの2強と言いましたが、
実は今、メタゲームを語る上で避けては通れないデッキタイプが数を増やしています。
それはループです。
相性をざっくりとじゃんけんで考えるなら、以下の通りになります。
グー ネイチャーヴァイカー
チョキ 万軍投ループ、オーラループ
パー ギャラクシールド
(構築によって相性が逆転することもありますが、おおよそこの認識で問題ありません。)
そして今回紹介するギャラクシーヴァイカーは、
ネイチャーヴァイカーとギャラクシールド両方の動きができます。
つまり相手に応じてグーかパーを出すことで、後出しじゃんけんに持ち込むことができるのです。
このデッキの最大の強みはここにあります。
グーとパーしか出せないなら、パーのギャラクシールドにはどうやって勝つんだという話になります。
ギャラクシールド相手にはギャラクシールドのパーツでミラーを行いつつ、
突然の《ミッツァイル》《デイヤー》《ヴァイカー》を叩きつけ、《「雷光の聖騎士」》では耐えきれない大量打点を形成し、押し切って勝つことができます。
また、必ずしもネイチャーヴァイカーかギャラクシールドのどちらかのプランを選択するわけではなく、2つのデッキを跨いだ様々なシナジーを形成しているため、ぜひ回してみて欲しいデッキになっています。
各カード解説
以下、無料部分ではキバミさんの構築を元に各カード解説をします。
《生命と大地と轟破の決断》(ネイチャー)
《ヴァイカー》や《デイヤー》といったカードを同時にプレイし、
爆発的な打点を生み出すことができる汎用コンボカード。
5ターン目(5マナ)から2体出しを狙っていけますが、
マナから撃って2体出すと、残りが2マナになり、《ソニーソニック》が走らなくなります。
できれば手札から撃つことで赤マナを含む3マナを残したいのですが、《ネイチャー》を2枚引く必要があり要求値が高いため、
攻め急ぐ必要のある相手には《ソニーソニック》のマナドライブを諦めて、マナから撃つことが多いです。
また、《ネイチャー》の擬似マッハファイター効果を使うと、場に出たばかりのギャラクシールド獣が殴れるため、
《「絶対の楯騎士」》が出たターンにアタック効果を使うことができます。
ギャラクシールド獣はパワーラインが高いため、
盤面制圧でもネイチャーヴァイカーの《ネイチャー》以上に活躍してくれるでしょう。
《「絶対の楯騎士」》ならパワー14500に上がるため、《ロールモデルタイガー》のパワー14000まで越えることができます。
マナから撃った場合に山札に戻る効果を生かし、ギャラクシールドミラーで頻発するLOへの対策にもなります。
《BUNBUN・ヴァイカー》(ヴァイカー)
今の2ブロ最強の攻めるデッキであるネイチャーヴァイカーの主役。
このデッキにとっては、純正ギャラクシールドでは勝てない対面から勝ちを拾える最強のスケットです。
従来のネイチャーヴァイカーでは味わえない《デイヤー》×《ヴァイカー》や《ミッツァイル》×《ヴァイカー》といった組み合わせで、圧倒的な打点を叩き付けましょう。
自分のターン終了時にGRが3体いれば、手札を全て捨てて3ドローできるので、トリガーを踏んだりしてターンを返すときも、一度踏みとどまって考える癖をつけておきましょう。
《「雷光の聖騎士」》
ギャラクシールドの受けの要です。
シールドブレイクそのものを防ぐため、《ヴァイカー》のブレイク時効果を使わせません。
普段は《ヴァイカー》にとって憎い敵ですが、このデッキでは強力な味方になります。
トリガーなどからセットすることで攻撃を耐えつつ、
ターン開始時に場に出て《正義の煌き オーリリア》や《ワナビーワラビー》といったメタクリーチャーを除去し、《ネイチャー》に繋ぐことができます。
盾が1枚固定になるため、《ヴァイカー》の効果を安心して起動できるのも噛み合っています。
貴重な除去札としての役割もあるため、手札に抱えておいたり、セットすることで1ターン時間差で除去できることを利用して、
上記で触れたメタクリーチャーの対応とGR展開を同じターンに行えるのは勿論、
《∞龍 ゲンムエンペラー》や《ロールモデルタイガー》、《大樹王 ギガンディダノス》といった、従来のネイチャーヴァイカーなら詰んでしまうビッグアクションに対し、牽制として使うことも可能です。
《「絶対の楯騎士」》
ギャラクシールドのリソースの要です。
守りを固め、手札を整え、あわよくば横展開しつつ更に山を掘り、ネイチャーヴァイカーに繋ぎます。
効果でギャラクシールド獣のいずれかを捲ると、踏み倒せるマナコストが跳ね上がり、その分だけリソースと盤面が増えるため、攻め易くなります。
2ブロックでは今まで、ギャラクシールドは勿論、ビッグマナやトリガービート、今回のギャラクシーヴァイカーのように様々なデッキに出張しており、
今後も圧倒的なカードパワーから使われる機会が多そうな1枚です。
《「蒼刀の輝将」》
ギャラクシールド最強の初動。
このデッキで唯一の3ターン目に動けるカードです。
盤面を作りながら擬似《エナジー・ライト》になり、ネイチャーヴァイカーのパーツを掘りに行けます。
《“必駆”蛮触礼亞》と《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》を揃えたい赤青覇道にも採用されるカードで、やはりコンボパーツを探して殴るデッキとは相性が良いです。
3ターン目にセットすれば《ネイチャー》を撃つ5ターン目に殴れるようになり、Wブレイカーでもあるため、トドメをさせるだけの打点形成に大きく貢献してくれます。
パワー6000が優秀であり、流行りの《デモニオ八金棒 黒縄棍》や《襲来、鬼札王国!》×《メガ・マグマ・ドラゴン》で除去されないため、トリガーケアもできる優秀な軽量アタッカーです。
《「策略のエメラル」》
ギャラクシールドで4ターン目に最も使いたいカード。
盾追加は勿論優秀ですが盾回収も強く、《デイヤー》や《ミッツァイル》といった殿堂カードの盾落ちをケアしたり、《天地ヲ別ツ龍断ノ裁キ》を使い回したりできます。
《ヴァイカー》より先に出せるため、《ヴァイカー》のブレイク効果の試行回数を増やせる打点にもなります。
盾に埋めたギャラクシールドで更に横並びでき、実質4マナTブレイカーやそれ以上に化けるため、殴るデッキでもかなりのポテンシャルを持っています。
勿論《ネイチャー》からも出るため、ロングゲームでのリソース確保にも役立ちます。
《護天!銀河MAX》
4ターン目にプレイしたいカード2種類目。
ギャラクシールド専用の《ヘブンズ・フォース》のような立ち位置のカードで、
コストを支払って唱える場合、主に《「絶対の楯騎士」》をセットして踏み倒します。
トリガーとしてはバウンスと盾追加が行え、《「雷光の聖騎士」》をセットすれば、実質《スローリー・チェーン》のようなカードになります。
ネイチャーヴァイカーに《正義の煌き オーリリア》が標準装備され、受け札としての性能にやや不安がありますが、その優秀さ故に採用され続けているカードです。
しかし、上記の通り環境によって立ち位置が変わるカードでもあるため、
調整する場合は4枚という固定観念を捨てましょう。
(余談ですが巷では名前を省略しゴテンクスと呼ばれているとか・・・)
《「光魔の鎧」》
2ブロックでは《終末の時計 ザ・クロック》を凌ぎ、おそらく採用率1位のトリガー獣。
2ブロック環境ではマイナーなカードでしかケアできず、ほぼ間違いなく役割を果たせる受け札です。
攻められたターンにトリガーし、返しのターンに殴ることができるため、《ヴァイカー》の効果起動を助けてくれます。
《デモニオ八金棒 黒縄棍》
パワー5000以下を1体破壊とパワー3000以下の全体破壊後に盾回収を行うトリガー呪文。
盾が0枚の状態でもパワー3000以下の全体破壊ができます。
流行りのネイチャーヴァイカーの《正義の煌き オーリリア》の効果を受けず、《ヴァイカー》のパワーが5000で、横に並ぶクリーチャーが軒並み3000以下であることが多いため、今2ブロで一番熱いシールドトリガーです。
体感ですが採用されるデッキが増えてきており、今後ネイチャーヴァイカーがこのカードの対策をしてくる可能性もあります。
6マナという軽さと手札が減らないことからコストを払って撃つことも多く、トリガーだからといって安易なマナ埋めは厳禁です。
相手の《「雷光の聖騎士」》で盾に送られたクリーチャーを回収することもよくあるため、特に対ギャラクシールドでは盾回収としての役割を意識しておいてください。
《天地ヲ別ツ龍断ノ裁キ》
ギャラクシールドとの相性の良さから最近2ブロックで注目されているカードです。
ギャラクシールドミラーではこのカードだけで殴れないターンが続き、
LOや時間切れといった結果を生むため、何かしらのケア手段が必要となります。
2枚を交互に使い回すプランが非常に強力で、《「策略のエメラル」》や《デモニオ八金棒 黒縄棍》と合わせて10ターン近く使いまわし、その間相手の打点を封殺できます。
表向きのシールドを裏向きにするという独特の効果を持っているため、
裏向きにしたシールドが何だったのか使う時も使われる時も忘れないようにしましょう。
盾から回収して使いまわしたいカード筆頭のため、
このカードの重ね先は《「絶対の楯騎士」》などの、合わせて使い回したいカードになることが多いです。
《BAKUOOON・ミッツァイル》(ミッツァイル)
2ブロでも勿論殿堂入りの凄いやつ1号
ギャラクシールドの弱点である、殴れるようになるまでのラグを埋めるカードです。
終盤山が少なくなって殴れなくなった絶対も破壊し打点に変えられます。
2ブロックのギャラクシールドで流行りの、《天地ヲ別ツ龍断ノ裁キ》でフリーズされたカードを打点に変えることもできるため、対面した際は握っておけると安心です。
このデッキでは出てくるGRに自身SAの《“魔神轟怒”ブランド》と《ソニーソニック》がいるため、《ミッツァイル》が除去されても攻めを継続することができます。
ただ、GRクリーチャーはパワーラインが低いため、
除去されにくいパワーラインのギャラクシールド獣を残すか、
GR回数を増やして《“魔神轟怒”ブランド》が出る確率を上げるかを天秤にかけて、何体破壊するか考えましょう
殿堂故にケアされ辛いカードですが、ギャラクシールドの山を掘る力で結構プレイできます。
《MEGATOON・ドッカンデイヤー》(デイヤー)
2ブロでも勿論殿堂入りの凄いやつ2号
このデッキでは青魔道具の《デイヤー》と似たような立ち位置で、
一気に《“魔神轟怒”ブランド》を含む打点を形成し殴りにかかります。
しかし、《デイヤー》から出る《マシンガン・トーク》はアンタップするクリーチャーがおらず打点を稼げないため、
6〜9枚捨てても打点が足りなかったりすることがたまにあります。
《ネイチャー》を使用し《ヴァイカー》とセットで出すことでGR回数を稼ぎ、過剰打点の形成を安定して行えるようになります。
《「絶対の楯騎士」》や《「蒼刀の輝将」》で増えた手札や、殴られてシールドから加わった手札を即座に打点にできるため、ギャラクシールドとの相性が良く、12枚捨てられることも結構あります。
マナの《ネイチャー》から出すと、手札の《ネイチャー》から出すより手札を1枚多く捨てられるため、覚えておいてください。
無料部分はここまでとなります。
有料部分では準優勝した際に使用したリストや、更に改良したリスト、
各対面のプレイについて解説します。
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