■vol.184【シニア×リードジェネレーション!】という横文字を使ってみた
”リードジェネレーション戦術”という横文字について
”リードジェネレーション戦術=未来の見込み客を育成、創出する戦術”のことです。
今回大ヒット中の「L北斗の拳」もそのような戦術がピッタリはまった事例といえます(もちろん機種自体の完成度の高さもある)。
また振返ってみれば2022年「Pエヴァンゲリオン未来への咆哮」も同年年初に「映画ヱヴァンゲリヲン」が公開され、大ヒット。この年初のヱヴァブームは「Pヱヴァ15」が販売されるまで続いており、こちらも結果的に”日本全国に見込み客を育成、創出”した事例と考えられます(もちろん機種自体の完成度の高さもある)。
さらにその前の「PガンダムUC」。同機もコロナ禍営業突入以降、ひさしぶりとなるTVCMの大量投下を事前に行っていました。こちらも前述のように”見込み客の育成、創出”が稼働に繋がった好例といえます(もちろん機種自体の完成度の高さもある)。
簡単にまとめるとそれぞれの機種自体の完成度に加えて、以下のような
【見込み客の育成、創出=リードジェネレーション】
「L北斗の拳」=TVCM、オンライン広告、チラシDMなどのアナログ媒体、口コミ
「Pヱヴァ15」=映画「ヱヴァンゲリヲン」の大ヒット、ロングラン
「PガンダムUC」=TVCM
が”事前に実施”されていたことも大きな要素であると考えることができます。
では、今回の「e必殺仕置人」はいかがでしょうか?ここでの問いかけはメーカー側ではなく、【店舗側の取り組みについて】の問いかけです。
メーカー側は見込み客の育成、創出に関して様々な(TVCM、オンライン、アナログ、強制的な導入条件)手法を用いていました。
しなしながら【自店舗におけるリードジェネレーション】はしっかり行えていたでしょうか?わたしが見る限り、しっかりできていたホールとそうでないホールとに明確に分かれていると感じています。今回の「e仕置人」における【店舗側の見込み客の育成、創出】に関しては以下のようなものが考えられます。
(※すべてホール側が事前に実施する前提)
☆スリープユーザーに対する事前案内(チラシ、DM)
☆店内のシニア層に対するお声がけ、(スマパチに対する)事前説明
☆販売会などを実施することで店内のシニア比率を上げておく活動
☆スマパチ専属スタッフの準備、配置、ホールオペレーションにより遊技のハードルを下げる努力(ホールによっては意外と煩わしい)
このような企画や戦術を十分に行えていたでしょうか?
―7日目!「e必殺仕置人」!!
(機種名 支持率 稼働率 当日の4パチ平均稼働)
「e必殺仕置人 4/24~:309%:78.3%:25.3%」
「eルパンザファースト 4/17~:223%:52.5%:23.5%」
「P炎炎の消防隊 4/17~:302%:71%:23.5%」
「P天龍∞ 4/17~:114%:26.8%:23.5%」
「e聖闘士星矢349 4/3~:260%:59.8%:23%」
「Pダインバイン 4/3~:202%:46.4%:23%」
「P GOGO郷 4/3~:216%:49.6%:23%」
「Pプロゴルファー猿 4/3~:171%:39.4%:23%」
「Pルパン三世真速 H1YZ1 3/6:276%:65.7%:23.8%」
「Pフィーバーアクエリオン7 F 3/6~:265%:63.2%:23.8%」
「Pぱちんこ乃木坂46 トレジャーver. KCJ2 3/6~:259%:61.8%:23.8%」
「Psin七つの大罪 V1K 3/6~:241%:57.4%:23.8%」
「P地獄少女3000ver. 2/20~:290%:75.1%:25.9%」
「P北斗無双4 2/6~:234%:60.9%:25.9%」
「Pダンベル何キロ持てる 2/6~:253%:65.6%:25.9%」
「P天才バカボン 2/6~:270%:70%:25.9%」
「P牙狼ゴールドインパクト:280%:72.9%:26%」
「P花の慶次3黄金一閃:244%:63.5%:26%」
「Pモンキーターン6:206%:50.3%:24.3%」
「Pワンパンマン:301%:73.2%:24.3%」
「Pゴジエヴァ:309%:77.8%:25.1%」
「Pシティーハンター:284%:74.7%:26.3%」
(※すべて独自調べ)
―続いて「eスマパチPハイミドル新台」の14日目数値から
(機種名 支持率 稼働率 当日の4パチ平均稼働)
「eルパンザファースト 4/17~:177%:44.8%:25.3%」
「P炎炎の消防隊 4/17~:244%:61.7%:25.3%」
「P天龍∞ 4/17~:77%:19.7%:25.3%」
「e聖闘士星矢349 4/3~:202%:49.3%:24.4%」
「Pダインバイン 4/3~:132%:32.2%:24.4%」
「P GOGO郷 4/3~:178%:43.5%:24.4%」
「Pプロゴルファー猿 4/3~:115%:28.2%:24.4%」
「Pルパン三世真速 H1YZ1 3/6:239%:56.4%:23.6%」
「Pフィーバーアクエリオン7 F 3/6~:245%:57.9%:23.6%」
「Pぱちんこ乃木坂46 トレジャーver. KCJ2 3/6~:220%:51.9%:23.6%」
「Psin七つの大罪 V1K 3/6~:230%:54.3%:23.6%」
「P地獄少女3000ver. 2/20~:276%:69.9%:25.2%」
「P北斗無双4 2/6~:200%:52.6%:26.3%」
「Pダンベル何キロ持てる 2/6~:219%:57.7%:26.3%」
(※すべて独自調べ)
―では「Lゴブリンスレイヤー」「Sハーデス」の14日目数値から!
(機種名 支持率 稼働率 当日の20スロ平均稼働)
「Lゴブリンスレイヤー 4/17~:72.9%:%:39.4%」
「Sハーデス 4/17~:174%:68.7%:39.4%」
「L北斗の拳 4/3~:249%:92.6%:37.1%」
3/20~SオーバーロードⅡ(227%:74.1%:32.6%)
3/5~S機動戦士ガンダムユニコーン sF(208%:68.6%:32.9%)
3/5~S戦国コレクション5(199%:65.5%:32.9%)
2/5~S戦国無双(176%:60.8%:34.6%)
2/5~S緋弾のアリアⅡ(170%:58.9%:34.6%)
1/9~Sモモキュンソード(194%:6.4%:33.6%)
(※すべて独自調べ)
冒頭のようなケースにおいては、”現在の販売促進”だけではなく、事前の販促活動(=遊技見込み顧客の育成)が弱かった可能性も考えられるため、今現在の販促だけではなく、リリースに至るまでの販売促進による見込み顧客の創出活動も振返っておきたいです。
今後特に4パチ市場において重要さが増すのはほぼ間違いなく、【シニア層に対するリードジェネレーション】です。これは若年層がますます20スロ市場に流れていくことになるため、必然的に比率が高くなるシニア層に対する対策でもあります。
これを今から仕込んでおくか、今だけを見て北斗カバネリジャグラー(皆と同じこと、これまでと同じこと)に取り組むのか。
P業界の准教授@Pラボラトリー
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