■vol.7【営業提案】長期トレンドと短期サイクル
【本質的に重要なのは長期トレンドの流れを成長させること】
(旬の短期サイクル)
以下は2021年1月から2022年2月までの種別客数とシェアの変化です。
2021年1月時点で総客数113000(指数)
4パチ30500、27.1%
1パチ31000、27.5%
20スロ39500、35.0%
5スロ5500、4.9%
2022年1月時点で総客数111000
4パチ33500、30.2%
1パチ31500、28.5%
20スロ35500、31.7%
5スロ4800、4.3%
2021年1月~2022年1月で4パチ部門のシェアは27.1%から30.2%まで上昇しています。対称的に20スロ部門は大きく客数とシェアを落としていることがわかります。
これを去年から今年にかけては(4パチ部門アップトレンド/20スロ部門ダウントレンド)であったと仮定します。
続いて「6.5号機」導入後の種別ごとの変化を見ていきます。
2022年6月時点で総客数102000
4パチ31000、30.3%
1パチ32000、31.6%
20スロ29000、28.4%
5スロ4400、4.3%
次に2022年10月現在の推移は以下のようになります。
総客数106000
4パチ30500、28.8%
1パチ32500、30.4%
20スロ33000、31.2%
5スロ4500、4.3%
上記より、「6.5号機」導入後の市場の種別トレンドは風向きを変えつつあることがわかります。トレンドが逆転し(4パチ部門ダウントレンド/20スロ部門アップトレンド)となっています。11月下旬以降にはスマスロ導入が控えていることで、さらにこの傾向は加速していくことが予測できます。
いずれにしても、これらは”旬の市場サイクル”であり、これらは定期的に入れ替わりが起こっているため、”長期的なトレンド”とは異なります。
(長期トレンド)
続いて、長期的なトレンドを検証するために同期間の「ハイミドル」「海部門」「ATART」「ジャグラー」の推移をみていきます。
2021年1月時点で総客数113000
ハイミドル16500、14.6%
海部門6000、5.3%
ATRAT16000、14.2%
ジャグラー15500、13.6%
2022年1月時点で総客数111000
ハイミドル19500、17.5%
海部門5800、5.2%
ATRAT14500、13.2%
ジャグラー13000、11.7%
「6.5号機」導入後の変化は
2022年6月時点で総客数102000
ハイミドル15500、15.3%
海部門5300、5.2%
ATRAT12000、11.7%
ジャグラー12000、11.7%
2022年10月現在は総客数106000
ハイミドル17000、15.9%
海部門5500、5.2%
ATRAT15500、14.5%
ジャグラー12500、11.7%
いかがでしょうか?
”ハイミドル、ATARTは種別シェアが変化すると変動”していることがわかります。対称的に”海部門、ジャグラーシェアは常に一定”となっています。
このことから
【海部門とジャグラーは長期的なトレンド】
【4パチ、20スロ、ハイミドル、ATARTは旬の短期サイクル】
であると言えそうです。定期的に入れ替わる”旬のサイクル”を戦略の起点とし重点的に攻めていくのか?それとも時代、状況の変化に左右されず、常に一定のシェア(客数)を抱える” 長期的トレンド”を中心に戦略を組み立てるのか?
今のP業界は高稼働店もそうでないお店も、スマスロが潤沢に入るお店もそうでないお店も、すべてのお店が”旬の短期サイクル”に頭がいっぱいの状態です。
もう一度、”旬の短期サイクル”を追い続けるのか”長期的トレンド”を成長させていくのか、自店の状況に沿った戦略を見直してみてはいかがでしょう。
P業界の准教授@Pラボラトリー
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