■vol.126【効果的に業績を上げる方法】なぜ1月~4月は甘デジ?数値根拠編
昨日
【甘デジ攻める(新台・中古機・メンテナンス)なら1月~4月が攻めドキ】
【ライトミドル攻める(新台・中古機・メンテナンス)なら5月~8月が攻めドキ】
といった主旨の内容をお伝えしています。コメントで理由を説明しましたが、今日はその根拠となる数値を提示いたします。これにより、効率の良い営業戦術・戦略を考えやすくなること、また市場(お客様)のニーズに沿った内容の営業戦術・戦略を行うことができます。
ではさっそく、効果的と断言できる根拠を共有させていただきたいと思います。
―2021年と2022年の4パチ部門タイプ別支持率より「甘デジ」「ライトミドル」「ハイミドル」を抜粋。
ハイミドル
2021年1月 98.5%
2021年2月 94.3%
2021年3月 88.3%
2021年4月 91.8%
2021年5月 94.0%
2021年6月 96.0%
2021年7月 96.8%
2021年8月 98.2%
2021年9月 94.8%
2021年10月 94.4%
2021年11月 92.7%
2021年12月 99.9%
「ハイミドル」は2021年は太字の月の支持率が高くなっていることがわかります。これは「ハイミドル」はその話題性や販売台数に大きく左右されるため、主に繁忙期の支持率が上がりやすい特徴があります。続いて「ライトミドル」
ライトミドル
2021年1月 64.7%
2021年2月 69.7%
2021年3月 77.6%
2021年4月 87.2%
2021年5月 83.3%
2021年6月 75.0%
2021年7月 74.0%
2021年8月 71.7%
2021年9月 66.7%
2021年10月 61.7%
2021年11月 63.7%
2021年12月 69.7%
「ライトミドル」は3月~8月にかけて支持率が高くなる傾向があります。最後に「甘デジ」の傾向をみていきます。
甘デジ
2021年1月 65.9%
2021年2月 68.5%
2021年3月 74.7%
2021年4月 70.0%
2021年5月 67.4%
2021年6月 67.7%
2021年7月 68.2%
2021年8月 66.4%
2021年9月 66.6%
2021年10月 67.6%
2021年11月 68.1%
2021年12月 65.9%
「甘デジ」は1月~4月にかけて支持率が高くなる傾向があります。こちらはすべて2021年の傾向です。次に去年(2022年)の傾向を一気に見ていきます。
ハイミドル
2022年1月 106.0%
2022年2月 102.6%
2022年3月 98.8%
2022年4月 98.6%
2022年5月 100.5%
2022年6月 99.5%
2022年7月 102.7%
2022年8月 105.0%
2022年9月 99.3%
2022年10月 103.1%
2022年11月 101.0%
2022年12月 101.6%
「ハイミドル」は繁忙期。
ライトミドル
2022年1月 61.7%
2022年2月 57.4%
2022年3月 66.9%
2022年4月 66.9%
2022年5月 68.4%
2022年6月 68.8%
2022年7月 67.6%
2022年8月 66.2%
2022年9月 82.1%
2022年10月 64.9%
2022年11月 60.0%
2022年12月 54.1%
「ライトミドル」5月~9月。
甘デジ
2022年1月 62.5%
2022年2月 63.2%
2022年3月 66.7%
2022年4月 66.4%
2022年5月 66.0%
2022年6月 63.9%
2022年7月 62.2%
2022年8月 61.6%
2022年9月 63.1%
2022年10月 60.6%
2022年11月 56.5%
2022年12月 54.6%
「甘デジ」2月~5月。
と、それぞれ以上のようになっており、これを整理すると
【ハイミドル】
2021年=主に繁忙期
2022年=主に繁忙期
【ライトミドル】
2021年=3月~8月
2022年=5月~9月
【甘デジ】
2021年=1月~4月
2022年=2月~5月
となります。
―まとめと結論、最もお伝えしたいこと
「ハイミドル」は繁忙期のタイミングでしっかり機械を入れ、販促と運用を行う。
「ライトミドル」は5月~8月のタイミングでしっかり機械を入れ、販促と運用を行う。
「甘デジ」は1月~4月のタイミングでしっかり機械を入れ、販促と運用を行う。
ということが【市場のお客様の傾向に寄り添った効果的な戦略】であると考えることができます。もちろん機械スペックの良し悪しも大きく、機械評価の精度をあげ、目的とする機械を希望通りに購入し、さらにそれがドンピシャリとしっかり貢献してくれるに越したことはありません。しかしながらそれを毎回100%成功させることは、やはり難しいと思われるためこのような傾向(お客様の行動傾向)を把握した戦略の策定も同じくらい重要ではないでしょうか。
具体的なアクションプランとして、わたしなら
「5月販売予定のP哲也4を少台数購入」
「5月にライトミドルコーナーの装飾、配置など見た目を変える、視認性アップを図る」
「5月~8月はライトミドル新台があればできるだけ購入、なくても中古機を入れる」
などを行います。
P業界の准教授@Pラボラトリー
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