■vol.17【営業提案】シンプルにお客様が増えるアクションはこういうこと。えっ⁉こんなことでw⁉
―まずは数値(事実)を因数分解してみることから
今年の10月は昨年10月(※( )内は9月対比%)と比べると市場全体の客数が増えている
【客数】
全体104%(101%)
4パチ107%(105%)
1パチ105%(103%)
20スロ104%(98%)
5スロ97%(93%)
【設置台数】
全体100%(100%)
4パチ103%(102%)
1パチ103%(103%)
20スロ99%(95%)
5スロ99%(97%)
上記より昨年と比較して4パチ1パチの設置台数が増えています。また上記には未記載ですが、2パチ、1パチ未満の種別は設置台数が減っています。去年は4パチハイミドルが短期サイクルであったため、全国的に4パチが増台され、その分去年から今年にかけて2パチ、1パチ未満の種別設置台数が減っています。
前年対比と前月対比で客数がアップしているのは
(4パチ)(1パチ)(20スロ)
ともなって設置台数もアップ(上昇中も含めて)しているのは
(4パチ)(1パチ)(20スロ)
となります。
続いて4パチと20スロのタイプ別客数を見ていこうと思います。
【4パチ客数】
ハイミドル110%(100%)
ミドル119%(135%)
ライトミドル134%(145%)
甘デジ89%(92%)
ミドル海99%(98%)
ライト海100%(95%)
甘海83%(79%)
【4パチ設置台数】
ハイミドル98%(94%)
ミドル152%(182%)
ライトミドル123%(117%)
甘デジ95%(96%)
ミドル海102%(103%)
ライト海92%(89%)
甘海79%(80%)
前年対比と前月対比で客数がアップしているのは
(ハイミドル)(ミドル)(ライトミドル)
ともなって設置台数もアップ(上昇中も含めて)しているのは
(ミドル)(ライトミドル)
となります。ここで注目しておきたいポイントは
(ハイミドル)=一時的に設置台数が減っているが、客数は増えており、台数は再度増加中
(ミドル)=去年から大きく増えたが、設置台数、客数ともに減少中
(ライトミドル)=去年から大きく増えたが、設置台数、客数ともに減少中
ー仮説①
これらから推測されることを整理すると、
【ハイミドルの設置台数増加にともない、今後も客数が増える可能性が高い】
【ハイミドルの客数が増えているのは、ミドル、ライトミドルからの流入のためである】
と仮説①を立てることができます。
続いて20スロの客数と設置台数をタイプ別にみていきます。
【20S客数】
ATART125%(114%)
RTタイプ53%(50%)
Aタイプ99%(121%)
ジャグラー93%(89%)
30φAタイプ73%(70%)
30φATART125%(136%)
【20S設置台数】
ATART109%(104%)
RTタイプ52%(52%)
Aタイプ111%(122%)
ジャグラー84%(83%)
30φAタイプ70%(70%)
30φATART153%(171%)
前年対比と前月対比で客数がアップしているのは
(ATART)(30φATART)
ともなって設置台数もアップしているのは
(ATART)(30φATART)
となります。ここで注目しておきたいポイントは
(ATART)=客数、設置台数ともに増えている
(30φATART)=去年から大きく増えたが、設置台数、客数ともに減少中
ー仮説②
これらから推測されることを整理すると、
【市場総客数は変わらないため、ATART部門のお客様増加は4パチ部門からの流入】
と仮説②を立てることができます。
ー仮説X(仮説①と②を合わせる)
ここで仮説①と仮説②をまとめると
【ハイミドルの設置台数増加にともない、今後も客数が増える可能性が高い】
【ハイミドルの客数が増えているのは、ミドル、ライトミドルからの流入のためである】
【市場総客数は変わらないため、ATART部門のお客様増加は4パチ部門からの流入】
ここで仮説Xは
【ハイミドルとATARTの客数増加は「ミドル」「ライトミドル」から流入の可能性】
と考えることができます。
ー年末年始に向けた具体的でシンプルなアクション
この仮説Xを正とした場合における年末年始に確実に客数を増やす、さらに具体的なアクションとしては
【年末年始のハイミドルおよびATART新台設置時には「ミドル」と「ライトミドル」を優先的に撤去すること(※ミドルとライトミドルの”設置比率”を思い切って下げる)】
が最もシンプルかつ効果的であり、数値上からも仮説通りになる可能性が高いアクションとなります。
周知のとおり、年末に向けハイミドル新台とATART(スマスロ&6.5号機)新台の供給台数が増えます。そして供給台数が増えると客数が増えます。そしてその客数は「ミドル」と「ライトミドル」のお客様の比率が高い。なので年末年始の撤去は「ミドル機」「ライトミドル機」を外して、ハイミドル機を増やすことがおすすめです。販促や機械の強さももちろん要素としては大きいですが、その効果を最大限に活かすためのアクションであると考えられます。
ここまでいかがでしょう。少々強引な仮説でしょうか?それとも数値上で起きていることを信じて行動されますか?
年末年始の撤去は「ミドル」「ライトミドル」を優先的に外していきましょう!!
P業界の准教授@Pラボラトリー
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