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■vol.231【今年後半の市場を予測。非常にわかりやすく対策が立てやすい】

2023年後半戦スタート!
という事で今日は”とりあえずザックリ”ですが、今年の後半戦の営業イメージを、うまくお伝えできればと思います。

今はよくもわるくも顧客の動きが素直でわかりやすいですね。不確定要素は”機械の良し悪し”だけ。つまり、機械の良し悪しを仮定(例えばPガンダムSEEDはゴジエヴァ程度は最低限動くと仮定する等)してしまえばそのあとの市場の動きは概ね予想できるし、そこまで精度もずれることはありません。

特に今年は読みやすいと思います。

では本日もさっそく行きましょう!
(パチンコ新機種)

12日目のハイミドル機の比較
12日目のライト機の比較
12日目の甘デジ機の比較

(スロット新機種)

12日目のスロット機の比較

と、新機種の状況は変わらず「Sコードギアス」の一人勝ち(?)。他が悪すぎて「Lにゃんこ大戦争」が良く見えてしまうという程度。地力が高い店は即追加していけば良いですが、地域3番手以下であれば避けた方が無難だと思います。

それでは今年の6月以降の数値など予測をしていきたいと思います。


4月を基準とした2023年の年間稼働予測

上記が稼働予測、下は4月を100%とした場合の季節指数です。

4月を基準(100%)とした2023年の年間季節指数

4月の数値(全国平均13384)(4P12811発)(20S9978枚)を基準とした場合、概ね今年6月~12月の稼働は上記のようになります(※厳密にはここに機械のよしあしの影響が加わるがさておき)。で、冒頭でお伝えしたように「PガンダムSEED」はおおむねゴジエヴァ程度(11~12週くらいの貢献)と仮定した場合です。

というのも、8月の「PガンダムSEED」以外、BIGコンテンツ(かつ多台数)機種が予定されていません。強いてあげれば(9~11月予定?のPリゼロ2)(12月?のeヱヴァ16)(12月?のLまどまぎ、もしくはLバジ絆)くらいでしょうか?つまり

(8月PガンダムSEED)
(9~11月予定?のPリゼロ2)
(12月?のeヱヴァ16)
(12月?のLまどまぎ、もしくはLバジ絆)

中心となる機械と、メインターゲット層までほぼほぼ特定できている状況です。
メインシェア(売上と集客の大きく比率を占める)は

P部門=「PガンダムSEED」「Pヱヴァ15」「Pリゼロ」
S部門=「L北斗の拳」「ジャグラー」

となることがほぼほぼ決まっています。つまり上記の部門の広告宣伝ボリュームを上げ、予算を確保し、企画を組み、販売促進を仕掛けるだけです。極めてシンプルであり、他の要素が加わる可能性は低いと考えられます。

そして「eヱヴァ16」と「Pリゼロ2」が控えていることが明確にわかっていて、そのメインユーザーは現在のヱヴァリゼロユーザーとなることもわかっていること。つまり今年は引き続き「Pヱヴァ15」「Pリゼロ」を中心に扱い、同2機種のシェアを持っているホールが必然的に「eヱヴァ16」と「Pリゼロ2」のユーザーシェアを獲得することになります。これも極めてシンプルなロジックであり、他の要素が加わる可能性は低いと考えられます。

このまま年末まで温度感を下げず(むしろ上げるつもりで)「Pヱヴァ15」「Pリゼロ」を頑張り続けるのみ。それをやりきったホールが勝ち組になるだけです。

スロット部門もごくごくシンプルなロジックです。なぜなら”年末まで大型話題機がないことがほぼ確定している”ためです。年末まで「L北斗」「ジャグラー」のポジションが揺らぐ可能性は極めて低いと考えられます。そして9月~11月まで何もないので、ジャグラーはともかく、「L北斗の拳」のシェアは緩やかにさがることになります(途中で下げ止まる)。そのため

「L北斗の拳」のシェア(客数)が下がる→そのシェア(客数)はどこにいくのか?
 
上記の命題に応える営業をすれば「L北斗の拳」のシェア減少対策をしつつ、囲い込みを行うことができます。そしてこの命題の答えもいたってシンプルです。

「Sカバネリ」です。

なぜなら「L北斗の拳」がリリースされて最もシェアを落としているのは「Sカバネリ」だからです。

L北斗リリース→Sカバネリシェア下がる→L北斗シェア下がる→Sカバネリシェア上がる

というロジックだけです。というのは極端(他の機種にも分散するため)ですが、多くのユーザーが「Sカバネリ」に戻っていくことが考えられます。

スロット部門はこのまま年末まで温度感を下げず(むしろ上げるつもりで)「L北斗の拳」「Sカバネリ」を頑張り続けるのみ。それをやりきったホールが勝ち組になるだけです。

とここまでは本当にシンプルなロジックです。大きく予想がはずれることはないと思います。あとは自店がどこまで予算を割り振ることができるかだけです。またこれらがメインシェアであり、ターゲット層(年代、コンテンツ)であることがわかっているのであれば、“これら以外”は競合の注意が薄れる層であり、メインターゲットの動向如何に相関が低い層であることもあらかじめ把握しておくことができます。

メインターゲット層と重なる層がサブターゲットにならないように(お互いのシェアを取り合うため)、相関の低い別のターゲットを設定しつつ、メインシェアの獲得を行いつつ、並行してサブとなるシェアの獲得を図っていくことで自店の業績をあげていきたいと思います。

P業界の准教授@Pラボラトリー
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