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■vol.9【事前評価】Pワンパンマンが12週貢献終了と仮定したら

―なぜ12週と思うの?そもそも今年のハイミドルの平均貢献週って何週なの?

今年のハイミドル機の平均貢献週は9週程度、去年が10週~11週だったので、一機種あたりの貢献期間は短くなっています。「Pワンパンマン」が12週程度というのは当然ですが、仮説であり概ね抽象的な評価ですが、根拠としては

・同時期販売機種、12月Pゴジエヴァ4万台、1月P牙狼4万台がほぼ類似スペックのため、スペックの需要は低くなる(※スペックは50%突入の81%継続、でALL1500、RUSH始まりと終わりで1500とれるので81%ALL1500(+3000)のタイプ)
・年末年始にかけてスロット市場にお客様が流れること
・コンテンツは新規版権、かつその中でも強めの部類

演出、遊技感は導入後にしかわからないので今推測できる評価、比較要素はこれくらいになると思います。とするなら、上記の内、Pワンパンマンは”コンテンツが強い”という要素以外に差別化できる要素はありません。そのため現在の平均貢献週が9週であればコンテンツの強さに年末繁忙期の高単価需要が加わって12週前後くらいではないかと仮説を立てました。とはいえ、小見出しの通り、【そもそも8週だろうが、12週だろうが、16週だろうがあまり大差なし】と思います。だってこの後すぐにほぼ同一スペックで「Pゴジエヴァ4万台」そのすぐ後に「P牙狼4万台(これもスペックはほぼ同じ)」が控えているのと、そもそも前述すべての機種が「Pヱヴァ15」「Pリゼロ」を超えるイメージが湧かない(牙狼は可能性があるが…)ためです。もしあなたが「Pヱヴァ15」「Pリゼロ」を超える評価を本機にされている場合は、すべてが覆ることになりますが。

―12週って貢献終了までにどのくらいの粗利を稼げるの

”12週貢献とあたりをつけた”理由は前述のとおりです。では仮に12週で支持率100%を下回る場合、理論的にどの程度の粗利を稼ぐことが出来るのでしょうか。
(※貢献終了後も粗利は稼ぎますがここでは貢献期間の粗利額をシミュレートします)
(※12週=84日)
(※12週=平均支持率160%)(8週=56日、160%)(14週=98日、160%)
(※利益率=17%)
(※玉単価=2.0円)
(※購入価格45万)
(※4パチ平均稼働12500発)←ここは自店の4パチ平均稼働を当てはめるとおおよそ近しい数値になると思います。

今年12週で貢献終了した機種が貢献終了するまでの期間平均支持率はおよそ160%のため、84日間の平均稼働は20000発となります。平均台売上は40000円、台粗利は6800円、84日間の総粗利額は571200円。このシミュレートの場合、機械単価45万は償却が可能です。

わたしの場合は”「Pワンパンマン」はメイン機にはならない、貢献終了までに償却できればOKな機械”と決めているため、概ね上記の運用で問題ないと判断しています(もう少し利益率を落とした運用も検討中)。

―そもそも8週だろうが、12週だろうが、16週だろうが短期サイクルに違いはない

話を戻しますが、多少見込みがズレたとしても問題ないと考えています。「Pワンパンマン」含めて年末年始の機械はどれもメイン機に成り得ないのですから。

―日本人はタピオカよりもおにぎりを好むように、スロット好きはジャグラーを好む

数年前に”タピオカブーム”となりましたが、ここでいう”タピオカ”は
(タピオカ=Pワンパンマン、Pゴジエヴァ、他PS新台)

日本人が”いつでも好きなおにぎり”は
(おにぎり=ジャグラー、海物語)

現在の「Pヱヴァ15」「Pリゼロ」は今のところ来年もみんなが好きな機種(おにぎりの部類)に入る見込みです。

で、あるならばどのように来年以降の営業を組み立てていくべきでしょうか?何を営業の軸として、起点として予算を配分し、イベントを決め、調整を考えていくべきでしょうか?

―まとめ―

・Pワンパンマンがそもそも12週以上動こうが、それ以下であろうが大差はない。
・それよりもP業界の”おにぎり機種/部門”に注目していくべきではないか

P業界の准教授@Pラボラトリー
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