■vol.6【機械知識】名伯楽は駄馬を見抜く
結論【Pゴジエヴァは普通の新台(駄馬)なので、ほどほどに】
大見出しの「名伯楽」とは「優れた馬を見抜く力を持った人物」です(詳細はググってください!)。我々のP業界では”機種選定がうまい人”がこれに該当します。
中国の古典が由来の言葉ですが、これは複数の馬の中から良馬を見抜く、というよりもどちらかというと”駄馬を見抜く力に長けているから、結果的に良馬にたどり着く確率が上がる”という話からきています。
P業界では「ダメな機種を見抜くのに長けている人=名伯楽」と言えそうです。
今回はP業界の名伯楽の観点から年末の超話題機「PゴジラVSエヴァンゲリオン(以下ゴジエヴァ)」を評価していきたいと思います。
結論は表題の通り【Pゴジエヴァは普通の新台(駄馬)なので、ほどほどに】です。ゴジエヴァは良馬ではなく、多数の中に埋もれていく駄馬の可能性の方が高い機種です。
伯楽さん曰く「良馬なんてめったに出会えないし、駄馬は星の数ほどいるんだから、駄馬を見抜く方が大切」ということです。P業界でも同じことが言えます。
「良い機械はめったにないが、わるい機械は星の数ほどある」
2022年10月現在の4パチ部門で支持率100%を超える機種は22機種、内訳は
(ハイミドル=9機種)
(ミドル海=3機種)
(ライトミドル=3機種)
(ライト海=1機種)
(甘デジ=3機種)
(甘海=2機種)
(羽根・特殊=1機種)
さらに2022年7月以降の新機種を省くと
(ハイミドル=3機種)「Pヱヴァ15」「Pリゼロ」「PガンダムUC」
(ミドル海=2機種)「P海物語E」「P沖縄5」(ライトミドル=)
(ライト海=1機種)「P大海SPブラック」(甘デジ=)
(甘海=1機種)「PA大海4SP」
(羽根・特殊=1機種)「Pニュートキオ」
となります。
さらに2022年1月~10月現在までの販売機種に絞ると(※Pヱヴァ15含む)
(ハイミドル=2機種/27機種販売)「Pヱヴァ15」「Pリゼロ」
(ミドル海=0機種/1機種販売)該当なし
(ミドル=0機種/8機種販売)該当なし
(ライトミドル=0機種/29機種販売)該当なし
(ライト海=0機種/0機種販売)該当なし
(甘デジ=0機種/39機種販売)該当なし
(甘海=0機種/2機種販売)該当なし
(羽根・特殊=0機種/7機種販売)該当なし
となり、2022年販売全113機種(Pヱヴァ15含む)の内、現在も支持率100%を超える機種は「Pヱヴァ15」「Pリゼロ」の2機種のみです。
(2/113=1.7%)なのでP業界で良馬が生まれる確率は2%未満です。
…とここまでは「Pゴジエヴァ」が良馬となる確率の話となります。
続いて【良馬の条件を仮定してみる】
1.老若男女わかりやすい遊技性
2.投資とリターンに加えて消費時間のバランスが取れている
3.差別化できる新しいポイントがある
大きく捉えるとスペック面はこの3点に集約されていると思われます。
続いて環境要因は
4.ライバル機が少ない環境である(需要が供給に勝る、かつそれが中長期的に続く)
5.事前事後の販促費をかけている(演者、ライター、Web広告、アナログ広告、他など)
6.遊技人口が多く、十分な遊興費がある
これも大きく捉えるとこの3点ではないでしょうか。
先にお伝えしているように、あくまでこれは”私が良馬の条件を上記のように仮定”した場合です。これらのわたしなりの良馬の条件を今回の「Pゴジエヴァ」が全部とは言わないまでも、果たして高水準で複数満たすことができているのか…?
ちなみに、良馬の条件が上記なので、駄馬は上記を満たしていない機種すべて、という意味合いになります。この発想に当てはめると駄馬がなぜ駄馬だったのかが見える、かも。
【まとめ】
・Pゴジエヴァが良馬となる可能性はそもそも2%未満
・たくさん買わないと損をするかも…フィルターがすごい
・みなさん少し冷静になりましょう
駄馬をたくさん買うから良馬が出た時に買えなくなるケースが大半ではないでしょうか?良馬を引き当てる努力よりも、駄馬を買わないようにしていきましょう。
P業界の准教授@Pラボラトリー
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