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■vol.44【スマスロ】スマスロ出玉力分析

「スマスロ」と「6.5号機」を面白い面白くない、出る出ない、自力感とかデキレとかじゃなくて、数字で判断してみたいと思います。特に出玉力と吸込力のバランスの観点から考察していきたいと思います。


―「6.5号機Sカバネリ」まずは今の人気機種から

「Sカバネリ」=数値上、「Sバジリスク絆2」「Sバイオハザード7」「S番長ZERO」を超え現在も最高記録を驀進中の機種

【S甲鉄城のカバネリ ZR】
0~1000枚率 17.0%  ▲1000~0枚吸込み率 23.3% 差 -6.3%
1000枚OVER率 25.5%  ▲1000枚吸込み率 34.2% 差 -8.7%
2000枚OVER率 14.1%  ▲2000枚吸込み率 15.3% 差 -1.2%
3000枚OVER率 7.1%  ▲3000枚吸込み率 5.3% 差 1.8%
4000枚OVER率 3.2%  ▲4000枚吸込み率 1.3% 差 1.9%
5000枚OVER率 1.3%  ▲5000枚吸込み率 0.3% 差 1.0%

「Sカバネリ」の注目は2000枚Over率と2000枚吸込率の差が-1.2%と小さいことです。つまり2400枚到達を一つのラインとした場合に”リスクとリターンが近い”ため、ユーザー体感心理として、「2400枚までサンドに入れても返ってくる同じくらい可能性がある」と感じることができていることが数字上で証明されています。


―「6.5号機S新鬼武者」

続いてこちらも好調の「S新鬼武者」を見てきたいと思います。
【S新鬼武者2 ZC】
0~1000枚率 13.8%  ▲1000~0枚吸込み率 17.0% 差 -3.2%
1000枚OVER率 30.1%  ▲1000枚吸込み率 39.2% 差 -9.1%
2000枚OVER率 18.8%  ▲2000枚吸込み率 22.9% 差 -4.1%
3000枚OVER率 10.9%  ▲3000枚吸込み率 11.0% 差 -0.1%
4000枚OVER率 5.7%  ▲4000枚吸込み率 4.0% 差 1.7%
5000枚OVER率 2.5%  ▲5000枚吸込み率 1.1% 差 1.4%

「S新鬼武者」は2000枚Over率と2000枚吸込率の差が-4.1%と「Sカバネリ」よりも大きく、ユーザー体感心理としては「Sカバネリよりもキツイかな…」と感じるのではないでしょうか?リターンよりもリスクの方が数字上でも高くあらわわれています。しかしながら3000枚Over率/吸込率を比較した場合は同機のリスクとリターンのバランスが取れていることがわかり、また同機は3000枚Over、4000枚Over、5000枚Overの出現率が「Sカバネリ」よりも高くなっていることがわかります。つまり、出玉力に関しては【S新鬼武者>>Sカバネリ】となっています。ただ、現在の数値の高低が示す途中経過として、より長期貢献が見込めるのは【Sカバネリ>>S新鬼武者】となっていることから、出玉力の高さだけが貢献期間を決めるものではないと考えられます。


―「スマスロLエリートサラリーマンHEY鏡」

では、次期メイン候補筆頭の「LエリートサラリーマンHEY鏡」を見ていきます。
【L HEY!エリートサラリーマン鏡】
0~1000枚率 12.8%  ▲1000~0枚吸込み率 14.7% 差 -1.9%
1000枚OVER率 34.6%  ▲1000枚吸込み率 37.9% 差 -3.3%
2000枚OVER率 22.8%  ▲2000枚吸込み率 25.1% 差 -2.3%
3000枚OVER率 12.8%  ▲3000枚吸込み率 14.1% 差 -1.3%
4000枚OVER率 6.7%  ▲4000枚吸込み率 6.8% 差 0.0%
5000枚OVER率 3.0%  ▲5000枚吸込み率 2.7% 差 0.3%

上記に示す通り、こちらは前述の「S新鬼武者」の出玉分布と非常に近い数字となっています。3000枚Over、4000枚Over、5000枚Overそれぞれの出現率も「S新鬼武者」と近く、それぞれの数字は「Sカバネリ」よりも高くなっていることがわかります。つまり、出玉力に関しては【L鏡≒S新鬼武者>>Sカバネリ】といったところです。


―個人的な解釈と仮説

6号機時代は“2400枚=完走”が一つの基準でした。そのためあくまで医学モデル的な考え方をする場合、今のスロットユーザーは「2400枚までの打感が一つの基準」として体に染みついているのではないかと考えられます。なので【Sカバネリ】はちょうどよく、【S新鬼武者とL鏡】は少し射幸性が高いと有意識的にも無意識的にも感じているのではないかと思われます。まあ「Lヴァルヴレイヴ」のような機械も出てきたのでその“心理的な基準が変われば”機種の順列も変わる可能性もあると思います。

では続いてより射幸性が高い機種の出玉分布をみていきます。


―「Lヴァルヴレイヴ」

【L革命機ヴァルヴレイヴ D】
0~1000枚率 7.5%  ▲1000~0枚吸込み率 11.5% 差 -4.0%
1000枚OVER率 26.2%  ▲1000枚吸込み率 54.9% 差 -28.8%
2000枚OVER率 20.7%  ▲2000枚吸込み率 39.8% 差 -19.2%
3000枚OVER率 16.3%  ▲3000枚吸込み率 25.0% 差 -8.7%
4000枚OVER率 12.5%  ▲4000枚吸込み率 14.1% 差 -1.6%
5000枚OVER率 9.8%  ▲5000枚吸込み率 6.9% 差 2.9%

これは一目瞭然で前述の3機種と比較して4000枚Over、5000枚Overの数字が飛び抜けたものとなっていることがわかります。2000枚Over率/吸込率と3000枚Over率/吸込率の数字は“吸込率が圧倒的に高い数字”であるため、ユーザーは高いリスクを負いながら遊技していることになります。4000枚のラインからバランスが良くなっているため、お客様は8万円~10万円程度のリスクとリターンを意識しながら遊技することになります。


―「Lバキ」と「S犬夜叉」

【Lバキ L3】
0~1000枚率 8.9%  ▲1000~0枚吸込み率 13.8% 差 -4.9%
1000枚OVER率 27.3%  ▲1000枚吸込み率 50.0% 差 -22.6%
2000枚OVER率 20.8%  ▲2000枚吸込み率 33.8% 差 -13.0%
3000枚OVER率 16.0%  ▲3000枚吸込み率 19.4% 差 -3.4%
4000枚OVER率 11.9%  ▲4000枚吸込み率 9.0% 差 2.8%
5000枚OVER率 8.9%  ▲5000枚吸込み率 3.3% 差 5.6%

【S犬夜叉 CAN】
0~1000枚率 11.3%  ▲1000~0枚吸込み率 14.4% 差 -3.1%
1000枚OVER率 29.2%  ▲1000枚吸込み率 45.2% 差 -16.0%
2000枚OVER率 20.0%  ▲2000枚吸込み率 29.9% 差 -9.9%
3000枚OVER率 12.6%  ▲3000枚吸込み率 16.1% 差 -3.6%
4000枚OVER率 7.8%  ▲4000枚吸込み率 7.0% 差 0.8%
5000枚OVER率 4.7%  ▲5000枚吸込み率 2.5% 差 2.2%

この2機種も「S新鬼武者、L鏡」の3000枚ライン(-0.1~-1.8%)と比較すると3000枚ラインが(-3%)を超えており、やはりユーザー体感心理としては同2機種と比較すると投資リスクの方が高いと感じてしまうのではないでしょうか?

現在、数字上での貢献期間予測は
【Sカバネリ>L鏡≒S新鬼武者>Lヴヴヴ≒S犬夜叉>Lバキ】
となります。注目はこの中では”出玉力が最も低い”「Sカバネリ」の貢献期間が最も長くなる可能性が高いということです。

もちろん、版権力や叩きどころ、設定のクセやメーカーごとの演出、作り込み、脳汁ポイントなどの要素も影響していると思いますが、その判断は主観による部分が大きく、公平な一つの基準で図れるものではありません。そのため、今回はこのようなあくまで数字に基づいた基準で判断してみました。

このような基準で、フラットに機種を評価してみるのもアリではないでしょうか?

P業界の准教授@Pラボラトリー
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