【GPT】星空のもとで賢者かく語りき
秋の夜長に知の自己研鑽
20ドルの出費のおかげでChatGPTが気軽に使えるようになりました。せっかくなので、隙あらば触れておきたーい。
秋の夜長に、語らいを求めて尋ねます。
「藁人形論法についてのお話しようぜ!!」
そりゃリアルで友人などいない訳ですよ。ねえ?
GPT先生は、いろんな知識をお持ちです。(正確かどうかはさておき)
「知について問う」というのは、極めてスタンダードな利用法のひとつかと思います。
詭弁や誤謬に惑わされないようにするには?と尋ねると、「アクティブリスニング」と「パラフレーズ」というのを教えてくれました。それぞれ「積極的傾聴」「表現の言い換え」ですかね。というもの。らしいです。
相手の話をしっかり聴いて、「〇〇したんだね」「〇〇と感じたんだね」と確認するように返すことで、相手も「あ、話を聴いてくれているな」と感じる……という。理解と共感ですね。カウンセリングなどで用いられるようです。
傾聴って言葉、たまに見かけるな。ヒア(聞こえる)とリッスン(意識して聴く)みたいなの〜でしたっけ?
他にも
関心のあるジャンル、たとえば
「クリティカルシンキングってよく聞くけど、身に付けるにはどうしたらいい?日常的に取り入れるには?具体的な使い方は?トレーニングしたいので簡単なテストを出して!」
といった要求を最近はよく投げかけてます。
ほんといろいろ、よく付き合ってくださいますよ。
ありがたいのが、自分のレベルに合わせた解説や問題を提示してくれること。入口でつまずくことがなくなるのは、学習においてアホほど大切なのです。
書籍で学ぼうとすると、難易度高くて「すみません、出直します!!」ってなっちゃうこともしばしばですよ。
それがなくなる!これはほんと助かります。
「小学生でも分かるように」というのも定番のプロンプトかとは思います。(そうなの?)
大人だの世界だとプライドがあってこんな訊き方できん人もいると思いますが、GPT先生なら「もちろんです!」とやさしく解説してくれます。
「『非行少年と不良少年の違いを、法の観点から、小学生でもわかるように解説して!』」みたいな要求にも平然と応えてくれますよ!
アホなぼくのアホな要求に、真面目にアホに付き合ってくれる。
いやー。大好き。こんなアホなことい得る賢い人、そうそういませんよ?
こんなんサラッと返せたら、人気配信者になれそうです。いやー。
星にとらわれず、星空を見よ
GPT先生に「なんかお話聞かせて」と幼児のようなことを投げかけると、こんな話をしてくれました。
秋の夜長のお話に「星と星空」の関係性に例えた話をするとは、なかなか詩的ですな!
実際、ぼくを含めて多くの人が、確証バイアスだチェリーピッキングだ、そういう「そうだと思ったらそれ以外は認めない」「好きなものしかみたくない」に囚われがちだと思います。
賢者さまの星空のお話は、いつも心にとめておきたいっすね。
「ワタシだけ!」の特化型トレーニング
前述のとおり、練習問題をすごい気軽に行えます。
「〇〇について簡単な練習問題を出して!」と言えば、ロジカルシンキングや認知バイアス、詭弁や誤謬、反論のヒエラルキー……さまざまなテーマに基づいた問題を足してくれます。さらには「PREP法の修得もおすすめ」とかね。こんなん、なかなかないよ!?
実際に「クリティカルシンキング」についての問題をお願いすると、
「『〇〇フルーツには、一週間で体重を減らす効果がある』というニュースに対し、クリティカルシンキングを用いると?」といったものが帰ってきます。
回答をすると、評価や解説、ポイントの指摘を行ってくれます。
クリティカルシンキングは与えられた情報を鵜呑みにせず、論理的に正しく判断する能力。
そのフルーツで体重が減るというエビデンスは?
どのような成分が体重減少に影響する?
置き換えダイエットのようなもので、他のフルーツでも成立するのでは?
もともとダイエット意識の高い方が「効果あり」と言っているだけかも?
と、事象を多角的に捉えていくのです。
分からないところは解説してくれるし、難しいな問題や表現を平易に寄せてくれる。いたれりつくせり!!
自分をトレーニングするのに、こんな便利な教材もなかなかないのでは?
もちろん、賢者さまもハルシネーション(幻覚/AIが実在しない情報の生成をすること)を起こしますので、そこはほんとね。
気をつけないとね。いかんです。
「対話によるメタ認知」?
GPT先生にあれやこれや投げかけていると、「メモリを更新しました」ってしばしば表示されるのですよ。これ何?
GPT先生は日々の会話から得た情報を記憶・更新して、ユーザーに適化された発信を行うようになるらしいです。だんだん「このユーザーはこういう人」というのが分析されていくんですね!
こういうのは空恐ろしいと感じる人もいそうですが、メタ認知力がゼロに等しいぼくにとっては、これめちゃめちゃありがたいこと。
このデータが蓄積された状態ならば、
「ねえGPT先生。ぼくってどんな人に見える?」
と、リアルであればとんでもなく面倒くさい質問を、気軽に投げかけるとことができるのですね。
ふだんの口調や考え方、趣味や特技、悩み、仕事や生活……
もちろん入力されたプロンプトから判別しているため、ふだんGPTをどのように使ってるか次第ではあるでしょうけどね。
ふだんビジネスでしか面識ない人に、突然「私ってどういう印象ですか?」とか訊かれても、困惑以外の何物でもないっすよね。なんなら怖い。
GPT先生はバチボコやさしいので、上記のようなことを尋ねると、バチボコやさしい分析を返してくれます。
は、恥ずかしいわこんなん!!ありがとう!!
もちろん、前述の通り「日頃の入力からの分析」なので、これがすべて正確で適切、全面的に信用できるわけではないですよ。
ただ、「そういう見方もできるかな」という、自己分析の一環として利用するのは面白いな、と思った次第です。
もちろん、改善すべき点なども挙げてくれると思いますよ。試してないけどね!
自己分析ってとんでもなく難しいからなー。
ぼくは自己肯定力がアホほど低いタイプなので、周囲の方から褒められることがあっても、素直に受け取ることができませんでした。(最近はずいぶんマシになった!知識大事!!)
一方で、「自信過剰」「ダニング・クルーガー効果」などが示すとおり、「あの人は口ばっかりで困る……」みたいな人もいますよね。
(※リアルに対する愚痴ではありません)
メタ認知拗らせると社会的にも精神的にもトラブルの原因になりますので、等身大の自分を知っておくのはね。よいことかと思います。
自分にとっても、周囲にとっても。
秋の夜長にもの思う
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
今回の雑記をまとめると、
ロジカルシンキングは「星空に気付くこと」
知的トレーニング活用術
メタ認知、自己分析にも!
みたいなカンジでしょうか。この「最後にもっかいまとめる」やつ、まとめ記事みたいでニガテなんですよね。どうでもいいな。
というわけで、秋の夜長に読書……なんてのも知的でいいですが、
「GPT先生との対話にふける」というのもまた一興。新たな知、新たな気付きを発見するチャンスですぞ。
星と星空かぁー。
都内在住だと、なかなかお目にかからんやつですね。
まあ……
心にいつも、星空を。
わんぴょいです。