3バカトリオ解散!山越した7p!
とある雀荘に、中大3バカトリオと呼ばれた男たちがいた。
正確には他のメンバーにも中大生はいたのだが、大学のクラスまで一緒のおバカ3人組ということでこう呼ばれていた。
※中大→中央大学
ある日のこと。
私とA君は夜番の予定だったのだが、
A君は時間になっても姿を現さなかった。
A君は一度寝たらなかなか起きないという特殊能力を持った男で遅刻も多かったのだが、
3バカトリオの愛嬌担当ということもあり、
メンバーやお客様からは愛されていた。
しかし、遅刻は遅刻。
私の働いていた雀荘ではこういった遅刻者がいた場合、昼番の誰かが遅刻者が来るまで残業しなくてはならないシステムだった。
そして、
友達の罪は友達が被れ!
ということで、その日の昼番で勤務していた、
3バカトリオの天然担当→北越せっぷが残業することになった。
※北越せっぷ↓
私がどれだけビールがいいと言っても発泡酒を買ってきてしまう可愛い彼を何卒ご贔屓に🙏
北越せっぷは夜番の店長に嫌われていたので少しかわいそうだったが、私もいるし、A君が来るまでだから大丈夫だろうと思ったような様子だった。
しかし、待てども待てどもA君はやって来なかった。
携帯電話も充電が切れていたのか全く繋がらなかった。
天然である北越せっぷは麻雀の調子が悪かったこともあり、
A君のアウトに自分のアウトを記帳してくれと真剣な眼差しで頼んだ。
もちろん却下された。
そうこうしているうちにお店も落ち着きだし、
時刻は朝の5時となっていた。
ここでお店に一本の電話が入る。
本来は営業時間外(深夜)の電話は出ないルールだったのだが、A君かもしれないと思った店長は覚悟を決めて出た。
そして北越せっぷも、
A君ならそれはそれでいい…。
だが、警察だったならもっといい。
俺のことが嫌いな店長なんか捕まってしまえばいい。
こんなことを願っていたんじゃないかというのは私の妄想である。
かくして、電話の主は待ち焦がれたA君だった。
A君『店長すみません。漫画喫茶で寝ていたんですが、携帯の充電が切れてしまって連絡もできませんでした…。今から向かいたいのですが…』
店長は、とにかくすぐに来なさいと伝えた。
するとA君は、恐る恐るこう言った。
A君『行きたいのはやまやまなんですが、25時間も寝てしまっていたらしく、延長料金が払えません。あと、お腹がすいて力が出ません…』
アホである。
お前はアンパンマンか!と突っ込んだのは言うまでもない。
(正確には、アンパンマンに登場するカバオ君の口癖らしい)
こういうアホな奴が大好きだった店長は、大爆笑しながらA君のアウトを切った。
そして北越せっぷに、届けてきてくれと頼んだ。
北越せっぷは渡されたA君のアウト1万円を握りしめて漫画喫茶へと向かったのだが、その後、彼の姿を見たものはいなかった。
そう!北越せっぷは飛んだのである。
※嘘です飛んでないです
しばらくして二人が帰ってきた。
店長はたいして怒ることもなく、今からのバイト代はちゃんと出してあげるけど、今日は立ち番してなさいと言った。
甘々である。
だてに愛嬌担当じゃないなと思った。
少しして、1卓〇の状況で常連のお客さんがいらっしゃった。
※1卓〇とは、メンバーが入っていない、お客さん4人での卓が1卓稼働しているという意味。
私たちは、ご遊戯を終了される方がいらっしゃらないことを確認し、メンバー3人入りで新たに卓を立てた。
私、北越せっぷ、店長、常連さんの卓の始まり始まりわーいわーい!
そして南3局に事件は起こった。
親 私 30000点
南家 せっぷ 42000点
西家 店長 11000点
北家 常連 17000点
確かこんな感じの点数状況だったと記憶している。
トップ目にたっていた北越せっぷが、
私から放たれた7pに微かにぴくっとしたような気がした。
天鳳や雀魂で言うところのラグである。
しかし、何事もなく彼は山に手を伸ばした。
すると、遅刻した分際で一丁前に、かつ優雅に椅子に座りながら後ろ見をしていたA君がこう呟いた。
A君『あーあ!!!やっちゃったな!』
せっぷ『え???あ!あぁ…うん』
北越せっぷは悟られないように曖昧な態度をとりながらなにかをツモ切りしたが、卓内の全員がおそらく気づいた。
河が派手だとは思っていたが、
こいつまさかメンチンを聴牌しているんじゃないか?
7pはあたり牌だったのに、見逃したんじゃないか?
その刹那、持ち点が11000点ほどだった店長がツモ動作に入り、光の速さで8pを叩っ切った。
ロ…ロン…。
12000です…。
北越せっぷは弱々しい声で、気まずそうに手牌を倒した。
変則の7-8p待ちだった。疲れや眠気もあったのだろう。
待ちが8pだけだと思っていた彼は、ペンカン7pでもあたれることを失念してたのである。
このあがりで店長が飛んでゲーム終了となるはずだったが、
店長が飛んじゃうんなら俺もロンだ!
8000の1枚!
なんと、常連客からも声が上がった。
どうせ飛んでしまうんだから、常連さんもあがったほうが当然得である。
しかし店長はものすごい剣幕で、
北越せっぷのあがりは認めない!三味線だ!
と、言い出した。
激しくお怒りになられている店長の姿に我々が動揺を隠せないでいると、
このタイミングで隣の卓から
ラストだよ!
と、声がしてきた。
A君がご遊戯代を頂きに向かうと、
こっちの卓をノーゲームにするので、どなたかお一人ご移動をお願いできませんか?
と、店長が言い出した。
お店的にも、メンバーが分散されたほうが色々とやりやすいのは当然なのだが、
なら最初からそうしとけよ!
とは言えなかった。
次局がオーラスということもあり、
北越せっぷは勇気を出して抗議した。
仮に先ほどのあがりが認められなかったとしても、まあまあのトップ目だ。
この日調子の悪かった北越せっぷにとっては、
ぜひとも取りたいトップだったことは明白だった。
しかし、その願いは儚く散った。
店長は常連さんに先程のあがりのチップ1枚を支払い、問答無用でノーゲームにした。
そしてお客さんを移動させ、麻雀を続けた。
数時間後、お客様が2人お帰りになり、再び1卓〇になった。
北越せっぷは店長に呼ばれ、裏へ消えていった。
その後、北越せっぷの姿を見たものはいない。
おそらく消されたのであろう。
正直、1番悪いのは余計な口出しをしたA君であることは間違いなかった。
北越せっぷは彼なりに、悟られないように気配を殺す努力はしていた。
しかし、もともとあまり好かれていなかったことも後押ししたのだろう。
理不尽に説教されたらしい。
A君が来るまで残業するどころか、なんならもうすぐ24時間勤務というところまで来ていたのに不憫でならなかった。
そして、これがきっかけとなり、
北越せっぷはお店を辞めてしまった。
以上が
私、愛嬌担当のA君、天然担当の北越せっぷからなる、中大3バカトリオの解散理由である。
まあ、北越せっぷのバイト先が変わっただけで、学校もクラスも一緒だから関係も生活もほとんど変わらなかったけど。
え?
私はなんの担当かって?
それはみなさんのご想像にお任せします。
とても書けるようなものではありませんから…。
次回!
1P君が中に出したからお腹痛い…。
これからお前は中出し担当大臣だ!
に続く!(続かない絶対に)
完
私のゲスエピソードファンの皆様、大変お待たせしました。
続かせたくなかったけど、こんなんじゃ物足りない、ゲスい話が読みたいって方も続きをどうぞ!
ゲスに耐性のない方はやめておいた方がいいかもしれないです(笑)
第2部:1P君が中に出したからお腹痛い…。
これからお前は中出し担当大臣だ!
ある日、店長の異動などの絡みで新しいメンバーを5人程採用したこともあり、普段めったにやらないが、新人歓迎会と題した飲み会があった。
新人は女性4人、男性1人(後に登場するブラックくん)。
わけありっぽい女性もいたが、4人ともギャルだった。
私はギャルが好きだったので、一緒に働いたりご飯に行けるように急遽、夜番から昼番に移動し、この飲み会の参加条件も得た。
そして、この飲み会がきっかけで仲というか中を深めることになるのが、Aちゃんだった。
特に口説いたわけでもなかったが、
Aちゃんは私にぞっこんだった。
彼女がいることを公言しているにもかかわらず、
都合のいい女でもいい、2番目でもいい!と言ってきた。
その意気やよし!ということで私は、暫定で3番目にしてあげるから、まずは2番目を目指して頑張ろう!
と伝えた。
Aちゃんはちょっとおバカさんだったので、嬉しい!頑張るね!と言い、まんまとキープちゃん的存在になった。
Aちゃんは車を持っていたためどこにでも迎えに来てくれたし、連れて行ってくれた。カーセックスもした。
舐められるのが大好きな私のために、
どこでもフェラ~♡
も習得してもらった。
結構貢いでもらった記憶もある。
完璧な都合のいい女だった。
そんな関係ではあったが、Aちゃんの実家に泊まりに行くことがしばしばあり、ご両親が企画したBBQなどの行事に参加することもあった。
ある時、Aちゃんのお母さんにこんなことを言われた。
二人は付き合ってるんですよね?
私はなんと答えたらいいか分からず濁した。
暫定の3番目です!とは言えないし、
例えその場しのぎの
〇〇〇〇だったとしても、付き合っていますとは言えなかった。
※〇〇〇〇には画像の曲名が入ります。
しかし、お母さんは察していたようだった。
二人の関係に口出ししたくはないけど、
あの子は本当にあなたのことが好きみたいなんです。
それがわかってての関係なんだとしたら…。
こんなに泊まりに来るなんて、あなたの神経を疑います。
と言った。
私は、メンタルが強靭だと褒めてくれたのだと解釈した。
まあ、彼氏でもない男が頻繁に家に出入りしては娘とパコついてるんだから、お怒りになるのも無理はないだろう。
そして、2、3か月経った頃であろうか。
Aちゃんのお父さんがある事件の主犯格の1人として警察に捕まった。
かなり有名な事件で、調べたらすぐに出てきてしまうので詳しくは言えないが、殺人系ではない。
こうしてAちゃんの生活は大変になった。
Aちゃんの実家にいくと、マスコミ関係と思われる人たちが何人もいて、インターホンを鳴らしたり大声をあげたりしていた。
こんな状態が数週間は続いただろうか。
Aちゃんもお母さんも精神的に辛そうだった。
私は本命の彼女とうまくいっていないこともあり、ほっとけないのと興味本位でしばらくAちゃん一家に寄り添っていた。
そして、お母さんが言った。
こういう時でもAと一緒にいてくれて、支えてくれて本当にありがとう。
あんなこと(事件)があってもこの家に来てくれて、私も心強いです。
最初は1P君のことを全くよく思ってなかったけど、いつの間にか二人はそんな関係になっていたのね。
図々しいお願いだけど、これからもずっとあの子を支えてほしい。
できればもらってやってほしい…。
以下建前↓
すみません。付き合ってはいないんです……。
お母さんのお気持ちは大変うれしいのですが、ご希望には添えないと思います。ただ、落ち着くまでは少しでも支えになれればと思います。
以下本音↓
他の人ならどうかは分からないけど、あなたの娘さんは少なくとも僕にとって、彼女にするには致命的な欠点があるんです(後述)
残念ながら、本気になることはあり得ません。
こんなこともあり、少し距離を置こうかなと考えていたが、数日後の出勤後、Aちゃんとホテルに行くことになった。
私は弱い…。
都合のいい女性をそんな簡単に手放せないよ…。
その夜、
なんだかいつもよりも積極的なAちゃんは、
今日は安全日だから中に出していいよ!
と言った。
私はお言葉に甘えて中に出しまくった。
精根尽き果てウトウトしていると、
ねぇ、彼女とうまくいってないんだよね?
そろそろ彼女にしてよ。
じゃないと私…。
肝心なところで私は眠りに落ちた。
私は都合が悪くなると寝てしまう体質なのだ(疲れ果てただけ)
翌朝、Aちゃんは何も言ってはこなかった。
こちらからわざわざ聞くのもどうかと思って私も何も聞かなかった。
なんだかギクシャクしたような雰囲気ではあったが、この日もシフトが被っていたので、二人で雀荘に出勤した。
今日も夫婦で同伴出勤ですかえ?
こうやって店長やメンバーにからかわれるのもある種のルーティーンとなっていた。しかし、いつもは満更でもない態度のAちゃんが、この日は様子がおかしかった。
そして、そんな元気のないAちゃんの様子に気づいた店長が、
おいA!元気ないぞ!どうした?体調悪いのか?
と聞いた。
するとAちゃんは、
実は…。
【いっぺーくんが中に出したからお腹痛い!】
と、店長だけにこっそりとかならともかく、メンバーやお客さんのいる前でぶちかましやがったのである。
今でもはっきりと覚えている。
溜めに溜めてからの
【いっぺーくんが中に出したからお腹痛い!】
雀荘中が静まり返った瞬間を狙いすましたかのような
【いっぺーくんが中に出したからお腹痛い!】
そしてAちゃんは、本当にお腹が痛いと言って帰っていった。
この日から私は中出し担当大臣となった。
店長やメンバーのみならず、
常連のお客さんからも
いっぺーくんが中に出したから配牌が悪い!
いっぺーくんが中に出したから代走して!
いっぺーくんが中に出したからラス半で!
などと、ことあるごとにネタにされた。
今でもこのお店に顔を出せば、常連の誰かしらがいじってくれる。
それくらい強烈な思い出として語り継がれている。
以上が中出し担当大臣就任の概要である。
ちなみにAちゃんに、
彼女にしてくれないなら、もう別れる!(付き合ってはないけど)
お店もやめる!
と言われたので、
仮に彼女と別れても2番目が繰り上がるから、Aちゃんは2番目に昇格するだけだよ?
と言ったら連絡が取れなくなった…。
もしかしたら、お父さんのことで私に迷惑が掛からないように自分から別れ?を切り出したのかもしれないし、本気で付き合ってくれる気はないと感じて愛想をつかしたのもしれない。
さようならAちゃん…。
そしてこのタイミングで新人のブラックくんに相談したいことがあると言われて出勤後に飲みに行くことになった。
タイミングがタイミングなだけにもしかしたらAちゃん絡みの相談かな。
面倒くさいな。なんて考えてていたのも束の間、ブラックくんは、私とAちゃんがこういう関係だと知った上で、一度抱いていると言い出した。
まあそれはいいとして(良くないけど)相談したいことって何?と聞くと、
ま〇こ…やばくなかったですか?
あんなに臭いの初めてで失神しかけましたよ!
よく何度も抱けましたね!
と、彼はとても嬉しそうに語った。
頭のネジがぶっ飛んでやがると思った。
先輩の彼女みたいな存在とも言える女性に手を出しただけではなく、ま〇こが臭いと笑っている。
正気の沙汰とは思えなかった。
完全に舐め腐っている。
普段は温厚な私ではあるが、
さすがにこれはガツンと言ってやろうと思い、
こう言った。
俺も人生で1番臭いと感じてたんだよ!
これさえなければ真剣に付き合ったかもしれない。
本当に致命的な欠点だよ!
彼とは意気投合し、弟分としてしばらく可愛がることのなるのだが、
まさか彼に、仲の良い女性や彼女を食い取られることになるとは、この時は知る由もなかった…。
完
ブラックくん→名前を当ててみてください
(苗字です)
最後まで読んでくれた方!
本当にありがとうございました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?