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041.もうすでに日常は極上なのかもしれない
家族との温泉旅行から帰ってきました。
旅行って行く前から始まっていて、帰る日の朝には終わってる感じがする。
行く前は、楽しみとうまく予定通り行くのかという不安の両方のドキドキで落ち着かない。
いっそ行くのをやめようかと思うほど。
家族旅行だとそれが人数分になる。
家族のドキドキは、わたしのとは別物と思おうとしても、そうもいかず、そわそわ。
でも、道中や到着後は、家族ゆえのあうんの呼吸で、なにも言わなくても役割が決まっていて楽な面もある。
そして翌朝は、もう帰りたい。
ああ、家でのんびりしたいってなる。
温泉はのんびりできる場所であるはずなんだけど、わたしにとってはそうではないな。
唯一のリラックスタイムの風呂も一緒に行ったからなあ。
母(68才)が露天風呂で泳いでいたのには、笑ったけど。
立ち寄った道の駅にも、旅館にも大勢人がいて、久しぶりに元気な人をたくさん見た。
どこも冷房がキツくて、外気温との差がすごかった。ああ、旅行には羽織りものが必要なんだってこと、忘れてた。
マスクは普通になってきた。口が見える人に違和感があった。
帰ってきてから、着ているもの、持っていったバッグや旅館に触れたもの全てを洗濯した。大変だった。
我が家が神経質なのかもしれないけど。
…じゃあ、行くなよって話だけど。
行ってみて、分かった。
こんな状態での旅行は全然、リラックスできない。
感染対策はちゃんとしている旅館だったけど、わたしたちのこころは休まらなかった。
でもね、洗ったことのなかった旅行用のポーチ類や旅行カバンを洗濯できたことは良かった。
旅行でポーチをひとつ買ったから、使ってなかったポーチ(ブランドものだったから、一応持っていたもの)を捨てて、使い勝手の悪いバッグ(見た目だけはよいの)をリサイクルショップに持っていく決心がついたのも良かった。
夕食は、
ししとうの焼いたの
妹のナスのぬか漬け
トマトのサラダ
玉ねぎのみそ汁
残ってたハンバーグ少々
とれたてのゆでた枝豆
だった。家のごはんは美味しい。
旅館では一品ごとに写真撮影するのに、なんで家のごはんは撮らないんだろ?って思った。
こんなに美味しいのに。
これが、ハレの日とケの日の違いなんだろうな。
すぐそこに当たり前にある幸せとか生きやすさとかをもっと大事にしたいって思った。
旅に行くと、わたしが日常を大切にしているかがよく分かる。
じぶんのベッドで眠ること。
野菜中心の甘くない食事をもりもり食べること。
どこにでも横になってくつろげること。
部屋にエアコンがなくて、毎晩扇風機の風向きに命かけてること。
どれもがすてき。
そろそろおやすみ。