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わたしの休日はわたしのもの

あいかわらず、50才の半年前を意識して生活している。
ここ最近は、違うことはやめよう、ということが出てきている。
一番最近では「妹の畑の手伝いをやめる」というものだ。
畑は妹の趣味。わたしは、月に2,3回行っていた。ダンボールコンポストでできた堆肥を畑に使ってもらったり、草取りや畑の残渣を土に埋めたり、収穫を手伝ったり、タマネギの苗を植えたりしていた。
しかし、もともとそんなに気の合う姉妹ではないから、妹はのんびりなわたしの畑での振る舞いにイライラしていることが多いし、わたしも畑に行くことでやりたいことをあきらめることもあり、わたしの休日なのに、妹に気を使わないといけないことがイヤだった。
それぞれが生理の時は、確実に険悪になるし。

わたし自身、野菜作りがあまり好きではない。野菜を作っている人のことは応援している。けれど、自分はやりたくないのだ。わたしは虫はそれほど苦手ではないけど、カエルが超苦手。カエルって野菜にもわたしにもなんにも悪さをしないのに、見た目と大きさが……だめだ、無理です。ごめんね。

それなのに、妹1人では大変だろうし、採れた野菜を食べるだけでは申し訳ないという気持ちで、手伝っていた。
日々、カエルがいないか、という恐怖。
わたしががんばってやっても、妹にとってはズレているらしく、なにかしら文句を言われるストレス。
自分をごまかしながらやり過ごしていた。
先週の畑でも、不穏な空気になった。
その日、帰りの車の中では口をきかないまま、帰宅した。
もうこれはどちらが悪いとかではなく、2人で畑に行くことがダメなんだ、わたしたちは合わない、と(前からうすうす気づいてはいたけど)確信した。そして、畑はやめようと決断した。家族の円満のためにもそうしよう。
畑でいつも着ている服を洗濯して、タンスに片付けた。

人手が足りないなら、妹が畑に行く回数を増やせばいい。あと、半日増やせば、わたしの分は賄えるだろう。
サツマイモなどの収穫の時は、母も一緒だから、わたしも行こう。3人だとこじれることはない。

野菜を育てるということは、夏の水不足、台風、大雨、タイミングを逃さないようにタネを撒く、苗を植える、虫、鳥、獣対策、雑草対策等々、気を抜けない。
そんな中で妹が美味しい野菜を育てていることには、感謝しているし、尊敬している(同時にそりゃわたしの動きにイライラするよねーとも思う)。
そういう思いになれたこともよかった。

お互い生理がなくなったらまた一緒にできるかもね(そこかっ!)


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