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昨日の夢は

消えると思ったら、なんかどうしてもこびりついているらしい。



地元の近くの伊勢佐木町の通りには、昔ハマ楽器って品の良い楽器屋があった。楽器が売れている様子もないんだけど、何故か長年通りの中にあったんだ。

昨日の夢の舞台は何故かそこだった。
まず買い物をするはずがないのに、何故か店内をうろついていたら、時代遅れのパイロット帽をかぶって、緑色のMA-1を羽織った、上品なおじいさんに話しかけられた。上品?変な格好なのに。

きけば、このあたりの音楽の主みたいな人らしい。
周りの人は、その人に恐縮して話しづらいらしい。
何故かその人が話しかけてくるのだ。妖精?仙人?みたいな感じだ。

そして、いつまでやるのかねーまったく。何にもなれないよ?みたいな会話をしている話の流れで、僕の楽器を直してくれるのだが…

いきなり、僕の愛用のベースのネックをハンマーでバカバカ叩いてへし折るのだ。
20年以上の付き合いが木っ端微塵だ。

聞くと「もうバキバキにおれているから、叩いて直したんだ。ホラ」なんていうのだ。

それになぜか「本当だ。ありがとう」なんていう僕。
バキバキにおれている。

見えないものはないんだ。
なんていうおじいさん。

捨てる気も無くす気もないのに、
気づいたら無くなってた。なぁ。

そんな意味なんだろうか。
そんなはずないだろ?


たまには思い出してるよ?
もちろん覚えているさ?


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