最高効率の勉強法

「勉強が苦手だ。」そう思う学生は多いだろう。そうなるのは、「勉強が苦手≒成績が上がらない≒勉強法を知らない」からだと僕は思っている。

勉強法を学ぶ意義とは何だろう?

例えば、ある遠い場所に行きたいとして、いきなり目的地の方向に向かって歩き出すのは効率が悪い。しかし、駅を探して新幹線で行けば、短時間で楽々目的地に着ける。

勉強法を学ぶ意義は効率的に勉強が出来るかと言うところにある。

これから、僕が自ら調べて実践していた勉強法を挙げて、有用度など評価していくので参考にして欲しい。

その1.書かない

勉強時間の短縮の1番の要素である。

基本的に僕たちは机に向かって何かを書くことが勉強だと思っている節がある。しかし、「書く」ことは時間のかかることだ。出来るだけ書かないで勉強するべきである。

実体験:英単語帳&文法書は通学中にぶつぶつ言いながら何も書かずに繰り返す。英語長文の和訳は書かない。読むだけ。

欠点:数学の計算能力は上がらないため、数学は出来るだけ手を動かした方が計算ミスなどが減る。実際に青学の全学部統一で計算ミスで落ちた。

その2.一冊の参考書を何度も解く

何冊もの参考書を買い込むより、一冊の参考書をボロボロになるまで完璧にしよう。

参考書は何周もしているうちに理解出来る事が多い。それは何故だろう?それは、1周目より2周目の方が知識が多くなっているからだ。ソーシャルゲームで何度も何度も周回する内にパーティの最適解がわかってくるようなものだ。

また、スピードも上がる。2周目以降は見たことある問題ばかりなので、容易に答えが出せる。これが効率化だ。

更に、典型的な問題を頭にストックさせる事によって、知識を手足のように使えるようになり、応用問題も解けるようになってくる。

実体験:英単語帳はシス単を使っていたのだが、100回近く繰り返した(これも書かないから出来る)。文法書のネクステはやりすぎて表紙背表紙がちぎれてしまった。河合塾のテキストや参考書も3-5回は必ず繰り返した。

欠点:慣れてくると“知っている”ということだけを思い出して、肝心の内容を思い出さなくなる。(例:encourageという単語を“知っている“と認知するけど、“勧める”という意味を想起することをすっ飛ばすようになる。)

なので、前から順番にこなしていくだけでなく、後ろからやランダムにやっていくことも大切。

その3.とりあえず終わらせる

分厚い参考書を買って数ページで挫折した事は無いだろうか。僕は、まず完璧でなくていいから全体を読み終えることを推奨したい(併せて、薄い参考書をオススメしたい。これは挫折せず自己肯定感を高める為だ)。参考書は何周もする事が前提なので、初読でわからない事があっても気にしなくて良い。

更にこれは悩んで壁にぶち当たらないため、勉強時間の短縮やモチベーションの維持にも役に立つ。

実体験:数学の参考書でわからない問題があったので、とりあえず☆マークをつけて飛ばしたら、2週目は理解が出来た。

その4.ノートを取らない

配られたプリントや参考書に直接書き込む。また、情報を一箇所に纏めることが出来る為、見直しが楽。

授業用ノートをとったら、その後にどこのページとリンクしてるのか探すところから始めるため、ノートを取るぐらいだったら教科書や参考書に書き込んだほうが効率的である。

それに、市販の参考書や塾の教材はかなり精巧に纏められているため、自分でノートを作るよりも時短になる。

どうしてもノートを取りたい場合、ノート内で完結させよう。その一冊を見れば、その強化全て理解出来るほどのノートを作ろう。

実体験:予備校ではノートというものを全く取らなかった。不便は感じなかったし、その2でも話したように効率的に周回出来た。

その5.何も見ずに想起する

これは所謂テスト効果を用いた学習法である。脳は記憶は思い出すことで定着する。ついついインプットが先行しがちだが、一番記憶の定着率が良いのは、インプット30%アウトプット70%だ。如何にも、noteを書いているのは僕が勉強法を忘れない為だ。

また、参考書や教科書が必要ない為、いつでもどこでもできる。これで勉強時間が無限に増える。

「そんなの最初から出来ねーよ!」という人は、なかなか記憶できない英単語をことあるごとに思い出す努力をしてみて欲しい。いつの間にか覚えていることから、この学習法の効果を実感出来るだろう。

実体験:登下校時や授業の合間に実践した。また、1日にやった勉強の内容を風呂や寝る前に想起することも効果あった。布団の中に入りながら、今日やった数学の解法を計算も交えて全て想起したり、英単語や英熟語、英文を思い出す。すると、翌日から全く忘れなくなる。

欠点:思い出すことを決めないと思い出し易い記憶ばかり想起することになるため、注意が必要。思い出すキッカケの為に参考書をチラ見しながらでもよい。

その6.人に説明する

これもアウトプット手段を増やす方法だ。人に説明することによって、自分が何がわかってないか明確になる。

説明の為に時間を測ったり、上手いプレゼンテーションをすることは意識しなくてよい。繰り返すが、大切なのは自分は何が分かっていて何が分かっていかないかを明らかにすることだ。案外自分は理解していると思っていた所でもつまづく事がある。そこがウィークポイントであり、覚えたり理解すべき箇所である。

因みに聴くよりも教える方が学習効果が高い為、生徒より講師が頭が良くなってしまうのは皮肉的である。

実体験:母にその日学習した事を話したり、ぬいぐるみに説明したりしていた。

以上、僕が実践した効果のある勉強法を並べてみた。勉強はやはり効率的な方法でやるべきだし、無理に長時間机に齧り付いてするものでも無いと思う。寧ろ、楽に勉強して沢山の事を覚えられるようになり、成績が上がって勉強が楽しいと思える事が大切だ。

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