【ネタバレ注意】刀剣乱舞花丸は実質ぐだぐだ龍馬危機一髪
登場人物
私:FGOとメギド72以外の遊んでいるソシャゲに全部濱健人がいてメチャクチャ笑ってる。ツイステのチェーニャは流石に「噓でしょ?!?!!!」って叫んだ。はまげーのOpenRecに課金したけど実質タダだなあと思っている。仲村宗悟のライブに行くことが決まった。
刀剣乱舞については、ゲーム本編より周りのコンテンツを結構吸っている方。花丸もリアルタイムで見ていた。逆に言うとリアルタイムで見ていたからこそ、記憶があやふや。
刀剣乱舞花丸を見てきました
結論から言いますと、山姥切長義、山姥切国広、陸奥守吉行、肥前忠弘、南海太郎朝尊、この五振りに脆弱性を抱えたオタクはぜひ見て欲しい。
私は後者三振りに対してFGOで脆弱性を抱えてしまっていたせいで見事めちゃくちゃになりました。新鮮な濱健人を吸いたいだけだったのに……
山姥切国広と山姥切長義の話
審神者、ないし彼らの言葉を借りるのであれば、【あるじ】という存在にとって、正直刀が本科か写しか、天下五剣か川の子かなんて、きっとそう大差ない。ただ、それでも刀たちは自分の【存在】と【矜持】のはざまで揺れ動くのだよな、という優しくも厳しいお話でした。
長義くんのようなタイプの子が折れて再起するという話はある意味テンプレートではあるし、プライドの高い子ほど自分の【弱さ】(今回は特に物理/ゲーム的に言うならレベル)と向き合うのはしんどかったろうなあと思いながらも、その一方で向き合えるからこそ、あの本丸に馴染めたのだろうなと思えるエピソードでした。
花丸で初めて大和守安定の極見てしまったの、ちゃんとゲームしてないオタクすぎて申し訳なかった。まだ6-1にも辿り着いていないってどういうことですか。猛省案件ですよ。
しかし、我々の想像する「沖田総司」度が上がっててめちゃくちゃ良かったですね……
挟まれる南泉一文字くんの話―—猫殺しの逸話―—はすごい【こうありたい】【現実は違う】という山姥切国広と山姥切長義の苦悩をあぶり出す良い人選だったなと思います。しかし、猫耳可愛いな君は……
審神者にとってはみな大事なひと振りであり、山姥切長義の『強くありたい』『本科として特別でありたい』という気持ちに触れた加州清光の心境にも変化が訪れる。そんな一幕でした。
陸奥守吉行、肥前忠弘、南海太郎朝尊の話
文久三年。土佐。そこで放棄された時間のゆがみ。顔の見えない男からのSOS。私はFGOのマスターでもあるので(タイトル参照)「なるほど微小特異点ね」で理解してしまったの本当に雑過ぎる。申し訳ございません。
そこに向かうは土地勘のある陸奥守吉行を中心に五振り。小夜左文字がいるのでちょっとテンション上がる私。何故なら弊本丸は陸奥守吉行を初期刀に、初鍛刀で来てくれたのがお小夜だからである。私が長崎県という少なからず坂本龍馬に因縁のある土地の生まれだったからだ(それもあって初期刀は陸奥守吉行を選んだ側面もある)(これが七年越しにメチャクチャに自分を刺すとも知らんかったんや当時の私は)
陸奥守吉行の知らない土佐で合流した刀は、肥前忠弘と南海太郎朝尊の二振りだった。旧知の刀に喜ぶ陸奥守吉行に、私は肥前くんのデザインに具合悪くなっていました。何故なら私のFGOの推しの一画は岡田以蔵だからです。(レベル100の顔)(なお、坂本龍馬は槍も騎もレベル100)
首に巻いている包帯ってさあ……岡田以蔵が斬首されたアレ……だよね……(沈鬱)
ただ、あの無邪気に再開を喜ぶ陸奥守吉行に、坂本龍馬(FGO)の影を見てどうして? ってなってました。ぐだぐだ帝都聖杯奇譚で久しぶりに以蔵さんに会って喜ぶ坂本龍馬の面影がダブってこの時点でめちゃくちゃになる私。それに対してつらく当たる肥前忠弘にも以蔵さんの面影がダブって更にめちゃくちゃになる私。
やっぱりさ……岡田以蔵にとって坂本龍馬は『裏切り者』なんだよな……
それはやっぱりちょっとやそっとのことで拭えないし、岡田以蔵/肥前忠弘の心に深い傷を残しているというのが……まあ……萌えますよね……(性癖火の玉ストレート)
人を切ることしか価値が無いと思い込んでいる肥前忠弘と、ただその一念を貫き通した美しさを褒め称える大般若長光のシーンはとても好きでした。
そのへんはFGOの岡田以蔵は勝海舟を守ったことから連なる「守る力」を振るうことで払拭してる部分があるので、きっとこれから守ることが増えれば大丈夫だよ……!ってなってしまったマスター私。
南海太郎朝尊は「学者」の一面が強く押し出されているキャラ造詣なんだなあと思って見てました。どうしても先にFGOに触れているせいで、そことの差異を興味深く見てしまうのですが、FGOの武市半平太は「参謀」的な立ち回りをしますからね。ある意味彼の人となりをどう切り出すかという点もあるんでしょうね。割と刀剣たちって元の主を模してることが多いですし。その最たるものが、我らの陸奥守吉行なんですが……
文久土佐の解決に向かって動く七振りの刀たちが行きつく高知城。その最上階で待ち受けていたものとは。というのがラストへと繋がる部分なんですが、ラストシーンって……うん、そうだよね……むっちゃんつらいところに連れこんでごめんね……ってログインもまともにしてない審神者ながらめちゃくちゃ締め付けられてしまいました。
ED、そして加州清光の決意
花丸はどちらかというと大和守安定と加州清光の、そしてその二振りにまつわる物語である、というのが個人的見解だったので、ラストシーンはちょっとぐっと来ました。
あと、決意した加州清光に陸奥守吉行がとある言葉を投げかけるシーンがあるんですが、お、おれの好きな言葉を おれの好きな声で 言うのは マジで やめて(瀕死)(心臓を押さえて悶えるオタクの図)
しかも私はFGOのオタクで、槍龍馬は龍馬というキャラが好きと相まってアーツ宝具だからWキャストリア周回でメチャクチャ使うので、加瀬さんのお声ではよくその言葉を聞くんですよ。
濱健人の声で聞いて生きて帰れると思うか?!?!??!?!?!!
正直この時点でもう映画館の床にうずくまりたかった。耐えた。そんな私にとどめを刺すED!!!!!今日から配信スタートです!!!!!!よろしくお願いします!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ロングトーンの伸びが濱だ~~~~~~~~~~~メチャクチャ好きだ~~~~~~~~~~~~~(顔伏せ)
ちゃんとした審神者というにはあまりにもあまっちょろい関わりではあるんですが、やっぱり濱健人という声優に出会ったという意味では陸奥守吉行の存在ってある種特殊なんですよね。本当この時は「自力で方言の監修を行う高知出身のお兄ちゃん」だったのに今やはまげーのオープンレックに課金してますからね、この人。
経験値にキレた(余談)
そもそも論として、土佐の三振り、ないしその元持ち主に対して何でこうまで造詣が深くなってしまったかっていうとFGOの『ぐだぐだ龍馬危機一髪』っていう期間限定イベントが全て悪いんですよ。
私はこの期間限定イベントの岡田以蔵がメチャクチャ好きで、生きている間、ずっと自分が蚊帳の外だったのを後悔していて、それで英霊となって、それでもしがらみに捉えられたままの龍馬と武市に「わしにも分かるように話せ!」とキレるシーンがあるんですね。
岡田以蔵という人物は言ってしまうと、決して頭の回転が速い人ではなかったようです。(出典:正伝岡田以蔵)だからこそ、武市半平太の言葉を信じて、人を切って切って切って切りまくって、ただ、その中で武市に切り捨てられ、最終的に身持ちを崩して、土佐に連行されて斬首された。
そんな彼が、分からないから思考を停止して言われるがまま人を切るではなく、分かるように理解してから敵を見定めてから己の力を振るいたい。そう渇望するシーンなんです。そんな姿を見ているからこそ、どうしても自分の『人斬り刀』としての在り方に悩み、揺れる肥前忠弘が酷く愛おしくもあったし、苦しくもありました。
またその一方で、陸奥守吉行は本当に坂本龍馬が好きなんだな、という感傷と、ここまで丁寧に彼を演じ切ってくれた濱健人に相変わらず情緒を滅茶苦茶にされたままなんですよね。『刀剣男士』というカテゴリでありながら、元の主人に倣って拳銃も扱い、戦うスタイルはきっと彼唯一のものでしょうし。
ふと気づいたんだけど、FGOだと坂本龍馬は標準語(たまに訛る)で岡田以蔵は土佐弁、刀剣乱舞だと陸奥守吉行は土佐弁で肥前忠弘は標準語なんだな……まあ肥前忠弘は肥前の国で打たれた子だから万一方言属性つけるなら博多くんに近くなるよね。CV小松昌平やからいけるやろ(雑認識)
本当FGOで先に履修してたから、特に陸奥守吉行と肥前忠弘の関係性っていうものにメチャクチャにされてしまいましたね。許されないぞ経験値……(とんだ流れ弾)