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2021.12.02配信【ラジレキ新聞解説ながら聞き】①パウエル議長議会証言 ②防衛省、ミサイル射程延長へ ③バルバトス、共和制に移行 ④ウッズ、事故後初会見 ⑤主要五紙の社説

①パウエル議長議会証言 

11月30日にアメリカ議会でパウエル議長が「インフレは一時的」という表現の使用を今後、控えると発言しました。

テーパリングや利上げについて、今後加速していくための実質的な地ならしと見られており、NY株式市場をはじめとして各国の株価が下落するなどの影響が見られています。

年内最後のアメリカの金融政策決定会合であるFOMCは12月14日・15日に開催されます。それまでにはオミクロン型の脅威についても今以上に分析が進んでいることから、ここ2週間にわたって市場は緊張感のある展開で推移するものと見られます。

②防衛省、ミサイル射程延長へ 

防衛省は、現在保有するミサイルの射程を今後1000キロ超を視野に延長する開発を進めていきます。現行の射程が百数十キロメートルなので、大幅な延長となり、2020年代後半の配備を検討しています。

日本としては周辺国のミサイル開発の流れから抑止力強化の観点で対応が必要なものの、中国の反発は必至で、今後経済的な摩擦も強まるものと予想されます。

③バルバトス、共和制に移行

カリブ海の島国であるバルバトスは、これまでイギリスの君主を自国の国家元首とした立憲君主制でしたが、11月30日に共和制に移行しました。これで「英連邦王国」(イギリス以外にもオーストラリア、ニュージーランド、カナダなどが含まれる)を構成する国は16か国から15か国に減少しました。

エリザベス女王を君主に戴きはしていないものの、イギリス旧植民地のグループで構成されている「英連邦」(こちらにはインドや南アフリカなども含まれる)という枠組みもあり、バルバトスはこちらにはとどまることになりました。

④ウッズ、事故後初会見 

今年2月にロサンゼルス近郊で事故を起こした男子プロゴルフ選手のタイガー・ウッズが、事故後初の記者会見に登場しました。

まだ事故の影響が残っており、米ゴルフツアーへの復帰時期は明言されなかったものの元気な姿を見せてくれました。

2022年以降の活躍に期待です。

⑤主要五紙の社説 

<日経>

政府は賃上げ介入より環境整備を急げ

成長へ課題が多いインド経済

<読売>

住民投票権 外国人参加を安易に考えるな

ICPO新体制 国際手配の政治的悪用は困る

<産経>

民主主義サミット 台湾を守る意義は大きい

オミクロン株上陸 検査と隔離の徹底を急げ

<毎日>

国内でもオミクロン株 市中感染への備え万全に

首相の賃上げ要請 「分配」にどうつなげるか

<朝日>

札幌五輪招致 足を止め市民と熟議を

「黒い雨」救済 今すぐ被爆者と認めよ


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