0025-20170702【今週の振り返り、時事ポイント】

今週のニュース振り返りは以下の内容を取り上げます。

1.米韓首脳会談 2.英女王演説の議会採決 3.米印首脳会談 4.中東情勢 5.日欧経済連携協定(EPA)交渉状況 6.タカタ破綻

1.米韓首脳会談

初の米韓首脳会談が6月30日にワシントンで開催されました。

トランプ大統領から「米韓同盟は地域の安全保障の礎であり」、「日米韓の同盟で外交・経済的な手段を通じ、北朝鮮の脅威から同盟国を守る」と表明しました。

文大統領からも「北朝鮮の挑発に断固として対応する」と語り、共同記者会見においては米韓関係に大きな問題はなく協調できていると演出されました。

一方で、米韓関係は「①米韓FTA(自由貿易協定)に関する米国の不満」「②THAAD(ミサイル防衛システムの一種)の韓国配備の遅延」「③北朝鮮との対話路線を取りたい韓国と強硬手段も辞さない米国」と溝があるテーマが横たわっています。

上記のテーマへの深入りを避けての共同声明となり、今回の首脳会談で溝が埋まるような進展はなかったといえます。

北朝鮮問題について、米国は中国への圧力を高めて、北朝鮮の核・ミサイル開発に関係する中国の銀行への独自制裁や台湾への武器供与も決定しました。

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