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2024.03.15【新聞解説ながら聞き+社説から見る現代日本】

おはようございます。今日も新聞解説ながら聞き、元気にやっておりますよ。

■2024.03.15 社説からの見どころPick Up!
さて、本日の主要五紙の社説についてですが、全紙で参議院で開催された政倫審(政治倫理審査会)について取り上げられております。

衆議院で開かれてから2週間が経ちましたが、今回の参議院での政倫審でも自民党の「裏金」問題の実態解明が進んだとはいえません。安倍派の政治資金パーティー収入の還流の仕組みについて、ほぼ「何も分かりません。知りません。」といった状態になってしまっています。

こういった政倫審の状況を踏まえ、各紙で政倫審では埒が明かない旨の言及が様々な角度からされていて大変興味深いですね。

「派閥幹部らが説明責任を果たしたとは言いがたい。政倫審での追加の審査と並行し、国政調査権に基づく参考人招致なども検討すべき段階」

日経新聞

「政倫審で安倍派の議員をこれ以上、追及してもらちが明きそうもない。(中略)政治家が「知らない」のであれば、資金を実際に管理していた職員を、政倫審や予算委員会に参考人として招致する方が実態解明に近づくかもしれない。」

読売新聞

「真相解明と同時に、再発防止に向けた政治資金規正法の改正も急がれる。会計責任者だけでなく政治家にも責任が及ぶ連座制の導入は不可欠だ。」

産経新聞

派内からも幹部の責任を問う声が出ている。(安倍派の※筆者注)西田昌司参院議員は政倫審で「誰も知らないというのは納得できない」と批判した。」

毎日新聞

「偽証罪に問われることのない政倫審の限界は明らかである。自民党に裏金の実態を本気で解明する意思があるなら、証人喚問にも応じるべきだ。」

朝日新聞

「政治とカネ」の問題は戦後のみならず、有史以来の問題ではあります。こういった中、読売新聞だけは武士の情けというか、

「国会議員は様々な団体の意見を調整し、政策に生かすことも多い。その過程での会食など、政治資金の使途を公にしにくいケースもあるに違いない。」

読売新聞

という、少し政治家の立場を慮った指摘もありました。筆者自身も、あるとは思いますが、ルールに則ってしっかりとやるべきであり、ルールに不明瞭な点があるのであればしっかりと改正するべきだと思いますね。

■2024.03.15 社説一覧
[社説]この政倫審では裏金の実態解明に程遠い - 日本経済新聞

[社説]能登の被災地の子に息長い支援を - 日本経済新聞

社説:参院政倫審 会計責任者に聞いてはどうか : 読売新聞

社説:民間ロケット 宇宙の新時代へ失敗を糧に : 読売新聞

<主張>参院政倫審 また「知らぬ」連呼なのか 社説 - 産経ニュース

<主張>中国全人代閉幕 毛沢東時代の再来危ぶむ 社説 - 産経ニュース

社説:参院でも「裏金」政倫審 疑問はますます深まった | 毎日新聞

社説:国防費の膨張続く中国 地域安定脅かす軍拡路線 | 毎日新聞

(社説)裏金の解明 政倫審の限界は明らか:朝日新聞デジタル

(社説)オスプレイ再開 説明尽くさぬ強行だ:朝日新聞デジタルhttps://www.asahi.com/sp/articles/DA3S15887335.html?iref=sp_rensai_long_16_article


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