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#34 高度経済成長と日本の国際社会での地位向上

このエピソードで学ぶこと

もはや戦後ではない。見事な復興を成し遂げた日本。
やがてその経済力は米国に次ぐ、地位へと駆け上ります。
Japan as No.1とも謳われましたが、やがてバブルの狂騒が
はじけ飛ぶことになってしまいました。

本編(0分50秒)

・多くの戦争は防衛戦争の名の下に起きてきた。
・防衛のための侵略が行われるような事態があるが、それでもどうやって防衛をするかは非常に重要な問題であった。
・高度経済成長期の日本は軽武装で経済を優先することができた。そこには日米安保があった。
・日本は国際社会においても重要なポジションを占めるようになり、サミットに最初から参加した。
・オイルショック以降、日本の経済成長は鈍化してしまったが、それでも経済は順調だった。
・日本の税制は戦後、直接税が中心だったが、1989年の平成元年に消費税が導入されていき、
・その後消費税も重要な財源としてなっていった。

今回のおさらい(10分25秒)

Q1:1960年に池田内閣が打ち出した経済計画は?
→国民所得倍増計画。当初は10年間という計画だったが1967年に早くも計画目標を達成。
Q2:佐藤内閣が米国から返還を受けた領土は?
→1968年に小笠原諸島、1972年に沖縄が日本に復帰した。
Q3:中国・台湾との関係はどうなったの?
→1972年に日中の国交が正常化されると、日本と台湾は断交となった。
Q4:消費税が導入されたのはいつだった?
→1988年の年末に消費税法が成立。翌1989年平成元年4月に消費税3%が導入された。

次回予告(11分28秒)

東西冷戦下における日本は、日米安保の下で軽武装のまま経済に力を注いでいきます。
東京オリンピックを開催し、所得倍増計画を達成。
そして経済規模はアメリカに次いで西側諸国第二位となっていきます。
オイルショックに喘いだ世界経済を立て直していくため
西側先進諸国は1975年に初めてのサミットを開催しますが、そこに日本も名を連ねます。
経済大国としての地歩を固め、西側諸国もやがて共産国家に対して優勢を誇っていき、
冷戦は資本主義陣営の勝利という形で迎えます。
次回、遂に舞台は今まさに直近の現代日本に。これからの日本はどうなっていくのか。

次のエピソード⇒#35_これからの日本、そして未来へ。

前のエピソード⇒#33_日本の敗戦と切り離せない戦争との向き合い方


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