0003-20170428【北朝鮮情勢、金正恩体制と米国・中国】

今日は、現在の北朝鮮情勢を理解する上で、知っておく必要がある金正恩体制の成立過程と現在に至るまでの歩みです。

北朝鮮は、金正恩の祖父である金日成(イルソン)国家主席の下で共産主義国家として国家体制を整えていきました。

1994年7月に死去すると彼の息子である金正日(ジョンイル)が最高権力者となります。

一昨日配信した記事で言及した「米朝枠組み合意」は1994年10月に結ばれており、米国側は早々に金正日体制が崩壊するものとみていた節があります。

当時の北朝鮮情勢としては、食糧危機と相次ぐ脱北者の問題から体制維持は難しく、共産主義の先輩国である旧ソ連・中国でも出来なかった「世襲」への反発もあって、クーデターが起きると考えられていました。

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