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外発的動機づけは分けられる… & 共有
文献を探していて、
「時間ないけど、一応さらっと読んでおくか…」
と積んでおいた本がびっくりするほど新しい知識に満ちていたので共有します。
取り上げた内容は私の主観による抜粋でほんの一部です。目次ではありません。
書籍
河村茂雄 2022 子どもの認知能力を育成する 教師のためのソーシャル・スキル 誠信書房
序章
・認知能力、非認知能力の分かりやすい定義を「資質・能力」として示す
・自律性の定義とその確立方法
・非認知能力の2本の柱
※ここは「なんでこの言葉が取り上げられている?」と思って半信半疑でしたが、本書の論理展開上、必要なものでした。このあとから引き込まれました。
第3章
・非認知能力の育成に逆効果となる教師の対応
・自律性を妨げる教師の指導
・外発的動機づけの分類(Deci & Ryan, 1985ほか)
・人が挑戦しない理由
・非認知能力を育成する方法
・なぜ第二次反抗期がない子がいるのか
(知らんかった…)
第4章
・現場で目にするいろいろな児童生徒の「ワケ」
→「え、ああいう子って…」について、知見をもとに。(目からうろこ×100)
総評
スムーズな論理展開で読みやすい。
学術的な知見、OECDや中教審等の流れも参照としつつ、現場にすぐ応用できるように分かりやすく書いてある。
特に3,4章は、教師の暗黙知やモヤモヤしているものが言語化されている部分もあり必読。
Q-U以外で、初めて読んだ河村先生の書籍となりました。
さらっと読むつもりで、興奮して読んだ本は久しぶりでした。
個人的にはあとがきも好きです。