魔法少年☆ワイルドバージン(公開まであと10日)
はじめまして今田です。家にいます。
いよいよ宇賀那健一監督の最新作『魔法少年☆ワイルドバージン』公開まであと10日となりました。ひとりでも多くの方にご目撃いただきたい。わたしは決意しました。よし、公開日当日まで30日連続でワイルドバージンの紹介記事を書こう。なにしろ共同脚本という立場での参加です。裏話は尽きないでしょう。あんな話こんな話。30日では足りないようにも思います。
そうして、あっというまに10日がすぎました。
ちょっと木陰で風にあたっていたら10日経ってた。そんな感覚です。しかし怠けていたわけではありません。10日間のあいだにはいろんなゲームがあり、いろんな漫画があり、いろんなカップ麺がありました。よくよく考えたら30日は長いのではないか。たぶん飽きる。20日連続ぐらいがいちばん宣伝効果があります。よし、公開日当日まで20日連続でワイルドバージンの紹介記事を書こう。わたしはよれよれのTシャツの存在しない襟を正しました。
そうして、公開日まであと10日となったこのベストタイミングでわたしはパソコンに向かっています。なにを言っても言い訳にしかならないかもしれません。しかしそもそも誰に頼まれてやっているわけでもないし、責められる筋合いもありません。それにやる気なら誰にも負けないのも事実です。なにせ公開17日前あたりではこう思っていました。
「60日連続で書いてやろうか」
見てわかるかと思いますが「やろうか」の部分に鬼気迫るものがあり、映画『ブラック・レイン』撮影時の松田優作を彷彿とさせます。ですが彼は彼岸に渡ってしまったし、ワイルドバージンの公開まではあと10日しかありません。時間は逆には進まない。もちろん映画の中では逆に進むこともありますが、その映画を作る側であるわれわれの時間は過去から現在、そして未来へと一方通行で流れていきます。芥川龍之介も(本当に)言っています。「人はしたいことをするのではなく、できることをするのみだ」と。わたしは改めて決意しました。よし、公開日当日まで10日連続でワイルドバージンの紹介記事を書こう。
志半ばで散った30日連続希望の自分。熱いものを秘めながら怠けることを強制された20日連続希望の自分。深夜のテンションで生まれた60日連続希望の自分。何人もの自分の思いを乗せて、わたしは書きます。10日連続でワイルドバージンの紹介記事を。
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『魔法少年☆ワイルドバージン』
12月6日より新宿バルト9、梅田ブルク7にて公開
http://wv-movie.com
ここだけの話、今田を金銭的にサポートできる仕組みができました。お気持ち(100万円)だけでもけっこうです。あなたが読者になっていただけるのなら、あとはもう、ほんの少しの8億円くらいで十分です。