株式会社 1Line Official note Vol.047
阪急メンズ大阪「 ONE COATING FAIR 」を開催
11/23(水)から12/3(日)の期間、大阪梅田の阪急メンズ大阪で、「ONE COATING FAIR」を開催いただきました。
今回対象となったアイテムは、期間中に阪急メンズ大阪で購入された紳士靴、ネクタイ、ワイシャツ、傘、スーツなどで、ONE COATINGによって機能をプラスし、そのアイテムを綺麗に長く使ってもらうという内容でした。
風合いを変えず、多彩な機能を、あらゆる素材・アイテムにプラスするONE COATINGは、デザインやブランド価値を損なわずに、必要な機能性を自由に追加することができます。
●スーツ、ジャケット、コート
消臭、除菌、抗菌、抗ウイルス、撥水、撥油、耐摩耗、防虫
●ネクタイ
撥水、撥油、耐摩耗、防虫
●スニーカー
(インナー) 消臭、除菌、抗菌、抗ウイルス
(アウター) 撥水、撥油、耐摩耗、抗かび
●傘
撥水、撥油、耐摩耗、抗かび
●シャツ
(全体) 消臭、除菌、抗菌、抗ウイルス
(襟元、袖口) 撥水、撥油
ファッションに新しいサステナブル・サービスを提案
ファッション業界におけるコーティング技術は、比較的歴史があるサービスですが、
・機能が撥水だけ
・製品に加工できない
・風合いが変わってしまう
・通気性が損なわれる
・加工できる素材が限定されている
という特徴から、着物など一部のアイテムにしか浸透していませんでした。
「機能が撥水だけ」
→油性汚れには対応できない。臭いや菌など多機能が必要な時代。
「製品に加工できない」
→加工機会が限定的。再加工ができない。
「風合いが変わってしまう」
→高いデザイン性が求められるブランドでは採用できない。
「通気性が損なわれる」
→一般衣類では快適性が損なわれ採用できない。
「加工できる素材が限定されている」
→生地が中心。起毛系や繊細な素材には加工できない。
その為、機能は基本、材料の段階でしか追加できず、購入者は「デザイン性で選ぶか、機能性で選ぶか」という選択肢が生まれていました。
また、昨今のサステナブルの取り組みの中で提案される再生素材や天然素材は、機能性の面で弱い製品も多く、トラブルになるケースが増えています。
ONE COATINGは、最大12種類の機能を、風合いや通気性を変えず、あらゆる素材・アイテムに、自由なタイミングで接着させられる、1Line独自の技術です。完成した製品にONE COATINGするだけで、アイテムが綺麗に長持ちするため、「アンチエイジング・テクノロジー」=「新しいサステナブル・サービス」として注目されています。
これからは、「好きなアイテムを選び、必要な機能は後からプラスする」時代になっていきます。
真にサステナブルな取り組みを目指す
1Lineがつくるのは、「人の手をつかう仕事」です。
人の手をつかう仕事には、大きく分けて、以下の2つがあります。
・専門性がある手作業
・専門性がない手作業
そのどちらも、年々仕事が減っています。
専門性がある手作業は、習得までに時間が掛かり、現在の仕組みの中では価値が評価されにくく、引き継ぐ側からも、引き継がれる側からも、継承しにくい仕事になっています。職人さんの仕事が、その代表です。
専門性がない手作業は、誰でもできる仕事として価値が評価されず、賃金が仕事として成立しない仕事になっています。障がい者雇用が、その代表です。
モノづくり大国と言われてきた日本ですが、新しい会社が生まれ、新しいサービスや仕組みが提供され、それが発展するほどに、人の手をつかう仕事が減っていくという現象が起こっています。
元来、サステナブルは、人・もの・地球が、共に持続可能になっていく仕組みづくりを目指した考えですが、「人」が置き去りにされたサステナブルが溢れています。
1Lineの商品、サービスはどれも、人の手をつかう仕事になるように、開発をしてきました。例えば、ONE COATING。その特徴は、仕事をつくる側面から見た場合、別の意味が込められています。
「風合いを変えない」は、特別な技術を必要としない仕事にするためです。「あらゆる素材・あらゆるアイテムに」は、様々な業界から受注し、新品・中古、素材・製品など「いつでも」加工ができることで、持続性がある仕事にするためです。
ONE COATINGは、人の手をつかう仕事をつくり、モノが綺麗に長持ちし、廃棄ロスを減らして地球の環境負荷を低減する、ことを同時に適えていく、真にサステナブルな取り組みを目指しています。
来年2023年の新たなチャレンジ
1Lineの物販商品は、1点1点、人の手でつくります。
そして、その大半は、障がい者雇用として、就労継続支援事業所に製造を依頼しています。
雇用を支えるためには、今後、さらに仕事を増やしていくことが必要です。今年は、商品の企画、開発を進めてきました。そして来年2023年、新たに4ブランド、10商品を、20リリースする予定です。
家具専用のメンテナンスセット、ONE COATINGの技術を活用したセルフコーティングシート、日本伝統の草木染めによる100%土に還る袋、情報+機能を渡す名刺など、いずれも高い技術・高い品質を持ちながらも、人の手でつくることを目的にした商品です。
準備が整い次第、順次ご案内をさせていただきます。
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