株式会社 1Line Official note Vol.035
ONE COATINGについて「 繊維製品 編 」
衣類や家具など、様々なシーンで活躍する繊維製品。
そんな繊維製品で、よく寄せられる困りごとは、
・汚れる、シミになる
・臭い
・変色、黄ばみ
・摩耗、破れ
・ダニのトラブル、虫害
です。
良いものほど扱いが難しく、すぐに汚れたり、傷んだり。ガッカリした経験がある人も、少なくないと思います。
今回は、そんな繊維製品に、ONE COATINGができることを、まとめてみました。
1.繊維製品に最大で9種類の機能をプラス
アイテムを綺麗に長持ちさせる機能を、最大で9種類、取り揃えています。
その特徴から、ONE COATINGは「サステナブル・テクノロジー」として注目されています。
目に見えない機能ですが、日本国内の試験機関でエビデンスを取得することで、その効果を見える化しています。
消臭 99%以上(一般財団法人カケンテストセンター)
除菌 99.9%(一般財団法人日本繊維製品品質技術センター)
抗菌 99.9999%(一般財団法人日本食品分析センター)
抗ウイルス 99.99%(一般財団法人日本繊維製品品質技術センター)
※エンベロープ型、ノンエンベロープ型いずれも取得
撥水 5級(一般財団法人日本繊維製品品質技術センター)
撥油 6.5級(一般財団法人ボーケン品質評価機構)
耐摩耗 3倍(一般財団法人日本繊維製品品質技術センター)
防ダニ 80.5%(株式会社ビアブル)
防虫 86.7%(株式会社ビアブル)
2.好きなタイミングで加工できる
製品になる前の生地の状態から、製品になってからなど、好きなタイミングで機能を付けることができます。
品質面のメリットとしては、繊維製品で必ずある縫製の糸にも、機能を一緒に加えることができます。これまでの、生地は汚れなかったけど、縫い目が汚れてしまった、という残念なことも防げます。
提案する側としては、デザインなどで商品を選んでもらい、機能性は後からONE COATINGで検討いただけることから、お客様の選択の幅も広がり、且つ、お客様の要望で、あれこれ機能性素材を探し出す手間も無くなります。
家具の場合、お客様の要望で機能が加わる場合、新たな手配や納期の調整が必要になりますが、ONE COATINGは、製造の過程でも、物流の過程でも、納品の現場でも、案件や条件に合わせて加工タイミングを調整できることも、これまでにない特徴の1つです。
3.メンテナンスサービスとしても提案が可能
アイテムを綺麗に長持ちさせるためには、
・汚れを取り除くクリーニング(クレンジング)
・失われた機能を補填する
この両方が必要です。
身近な分かりやすいものの例として、お肌のケアや、靴のケアが、そのようになっています。
その為、現在の衣類や家具など繊維製品は、クリーニングするほどに、一方では寿命を短くしてしまっています。
ONE COATINGは、「失われた機能を補填」しながら、さらに「より綺麗に長持ちさせるための機能を追加」する機能サービスです。
従来のメンテナンスサービスにONE COATINGを加えることで、全く新しいアフターサービスを提案することができます。
4.見た目が変わらない
見た目や風合いがほぼ変わらないので、デザイン性を損ないません。
これまでコーティングが採用されなかった、一般ファッション業界で、ONE COATINGが採用されていることは、その独自の加工技術に理由があります。
目視や触った感触では分かりませんが、電子顕微鏡で見てみると、加工前と加工後で違いがはっきり分かります。上記2つの画像を比べて見ると、加工後は、繊維のまわりが白い膜で覆われているのが分かります。
繊維製品が汚れたり、シミが残るのは、繊維の中に汚れ成分が入り込み、繊維が染まってしまうからです。また、臭いや菌も、繊維の中に入り込んでしまうことで、取り除くことが難しくなってしまいます。
繊維製品に対するONE COATINGの役割は、大きく分けて3つあります。
(1).繊維に汚れや臭いが浸透しないようにカバーする
→撥水、撥油の機能
(2).機能性を持つ膜が繊維を包み込むことで、製品に機能をプラスする
→消臭、除菌、抗菌、抗ウイルス、防ダニ、防虫の機能
(3).膜が繊維を保護することで、摩耗に強くなる
→耐摩耗の機能
電子顕微鏡レベルで、はじめて確認できる加工技術によって、これまで採用されなかった繊維製品にも、ONE COATINGが使われるようになっています。
(ONE COATINGの採用アイテムの一例)
ファッション:スーツ、シャツ、ネクタイ、コート、ダウン、ドレス、着物、シューズなど
家具・インテリア:ソファ、チェア、ベッド、ラグ、カーテン、寝具など
これからは、機能は、好きに、自由に、取り付ける時代です。
アイテムを綺麗に長持ちさせる、新しいサステナブル・テクノロジーとして、ONE COATINGを更に広めていけるよう、頑張って参ります。
ONE COATINGのWEBサイト
ONE COATINGのお問い合わせ
手足口病について
現在、ウイルスによる感染症「手足口病」が、前年同期比で100倍と急増し、コロナ前以来、3年ぶりに警報発令がされました。
手足口病は、毎年夏に、小児を中心に流行するウイルスによる感染症です。患者のほとんどは小児で、5歳未満が80%を占めるのが特徴です。口の中や手のひら、足の裏などに発疹や水疱ができることが主な症状で、発熱を伴う場合もあります。体に付いたウイルスなどからも広がるため、子供同士の接触にも注意が必要です。
手足口病は、感染者の咳やくしゃみの飛沫を吸い込んだり、手に付いたウイルスを口や目などに入れることで感染する、いわゆる接触感染や飛沫感染が主です。原因となるウイルスは、コクサッキーウイルスやエンテロウイルスなど複数の種類があるため、何度も罹る可能性があります。
これら手足口病の原因となるウイルスの型は、「ノンエンベロープ型ウイルス」です。特徴は、「エンベロープ型ウイルス」と異なり、アルコール消毒剤に対する抵抗力が高いことです。エンベロープ型である新型コロナウイルスの流行によって、アルコール消毒の感染対策が中心となる中、それが効きにくい手足口病の感染が急増したことは、関係性がありそうです。
手足口病など、ノンエンベロープ型ウイルスは、石鹸による手洗いや、塩素系消毒剤、飛沫を防ぐマスクが有効と考えられています。
今後も新型コロナウイルスが変異したり、別のウイルスが流行し始めたり、目には見えないウイルスや菌によるリスクが続くと思われます。基本的な知識を知っておくだけで、必要な判断を行い、対処をすることができます。「知ることが一番の感染対策」です。
なお、1Lineが手がける
・感染対策「菌滅」
・ケア用品「KIN-METSU」
・コーティング加工「ONE COATING」
いずれも、ウイルスの2つの型である「エンベロープ型ウイルス」と「ノンエンベロープ型ウイルス」の両型で、エビデンスを取得しています。
今回の手足口病の感染対策にも有効ですので、ご安心ください。
菌滅は、公益社団法人桶谷式母乳育児推進協会でも推奨いただき、現在、「赤ちゃんセット」を紹介いただいています。これは、赤ちゃんにとって何が最適かを考え、選定されたセットになっています。
【菌滅スプレー/除菌・消臭剤】身の回りの除菌対策に
アルコール、塩素、界面活性剤を一切含まない、オールフリーの除菌・消臭剤
消臭99%以上、除菌99%、抗菌99.999%、抗ウイルス(エンベロープ型)99.99%、抗ウイルス(ノンエンベロープ型)99%、抗かび99.9%、白癬菌(水虫)99%
【菌滅シート/抗菌・消臭剤】赤ちゃんが触れる場所に
シートで拭くだけ簡単施工、効果が1年続く
有機溶剤、有機添加物を一切含まない安全性
消臭99%以上、除菌99.9%、抗菌99.9999%、抗ウイルス(エンベロープ型)99.99%、抗ウイルス(ノンエンベロープ型)99.99%
【菌滅噴霧用/抗菌・消臭剤】赤ちゃんの衣類やベッドに
スプレーで噴霧するだけ簡単施工、効果が1年続く有機溶剤、有機添加物を一切含まない安全性消臭99%以上、除菌99.9%、抗菌99.9999%、抗ウイルス(エンベロープ型)99.99%、抗ウイルス(ノンエンベロープ型)99.99%洗濯100回、摩擦11000回でも効果が1%も軽減しない接着力
【エアコン設置用ウイルス除去フィルター/濾過】お部屋に付けるマスク
室内のウイルスを、15分で99.9%除去するエアコン用フィルター
液剤を噴霧しない、安全な濾過方式
医療機関をはじめ、採用実績が豊富なアイテム
【連載:1Line ヒストリー】第19回 別れ編
28歳の時、私の人生の時計の針が、止まりました。
生きながら死んでいる3年間を過ごしました。
当日、私は、建築士を目指し、自分の未来を切り開くことに必死な毎日でした。
付き合っていた彼女に、プレゼントはおろか、遊びに連れて行ってあげることも、十分に出来ませんでした。
そんな私に気を使って、女友達と3人、短い休暇を利用して、沖縄の離島に旅行に出かけました。
行く先々で出会う綺麗な風景を写真に撮り、リアルタイムで、メッセージを添えて送られてきていました。
途中、人の少ない綺麗な浜を見つけ、シュノーケリングに行ってくるというメッセージが最後でした。
最初で最後の誕生日プレゼントは、欲しがっていたブランドの靴でした。
棺の中で眠る彼女に靴を履かせた時、私の心が壊れてしまいました。
誰の言葉だったのか、そんな私に、「3年だけ生きなさい」と言ってくれました。
私は、その3年、自分がやることを3つ決めました。
ライフセーバーになる
毎週お墓参りに行く
彼女の両親を見守る
私は泳げませんでした。
近所のスイミングスクールに入会し、子供達に混じって、泳ぎ始めました。
毎日泳ぎ、25m、50mと、少しずつ距離を延ばしていきました。
1年後、想像以上に過酷だった海での実技試験をクリアし、ライフセーバーになりました。
3年間、毎週末、お墓参りに行きました。
お墓は、遺された人のためにあるんだと、実感しました。
それは、例え墓石でも、形があり、目に見えることで、すがることができます。
一対の花を毎週末買いに来る私に、何も言わないで優しく接してくれた花屋の夫婦にも救われました。
彼女が今、一番心配していることは、ご両親のこと。
連絡を取り合い、一緒に夕食をとり、共に時間を過ごすことで、私も少しずつ現実を受け入れていくことができました。
彼女がいなくなって3年。
約束を果たし終わった時、はじめて、もう現実が変わらないことに気づきました。
「3年だけ生きなさい」という言葉は、人が辛い現実に直面した時、その現実を受け入れられるまで、体力が回復するのをじっと待つために必要な時間だったんだと、理解することができました。
人は、きっと、他人の力では、救われません。
助けられたことで、却って、苦しみが長引くこともあります。自分で救われたいと強く願い、自分の力で立てるようになるしか、自分を救える方法はないのだと思います。
私は、3年、視界の狭い、暗い場所でもがき続けていました。そんな自分を、じっと見守ってくれている人がいると感じられていたことで、諦めず、また、立ち上がることができたんだと思います。
時計の針を、また進めるために、遺品整理の旅に出ました。
以前、旅人から、世界で一番綺麗な場所と聞いていた、パキスタンのフンザ渓谷です。
エベレスト山脈がみえ、綺麗な花が咲き乱れる標高3300mのフンザ渓谷に、彼女の遺品を埋めました。
今回、1Lineヒストリー個人編の最終話です。
人に話したことがない、話すべきことでもない話だと思っていましたが、私が1Lineで社会性にこだわる理由の1つでしたので、やはり書く必要があると思い、迷いながら書きました。
その人がどこから来て、どこに向かうのか。これまで歩んで来た道が、これから歩む道を照らしているのだと、私は思っています。この1Lineがどこに向かうのか伝えたい時、創業期の今は、私の話をすることが適切かと考え、このメルマガに、19回にわたり、ヒストリーを書いてきました。
私は、日本に生まれ、瀬戸内海で生きた先祖の想いを引き継ぎ、苦労してきた優しい不器用な両親に育てられ、世界の現実を目の当たりにし、国内での不自由な仕組み、自分自身の葛藤や経験、別れを経て、今の自分があります。
受け継いだ想いを、商品やサービスに込めて、社会をより良いものに変えていくことができれば、それらは活かされ、生き続けていけるのだと思っています。
まだまだ株式会社1Lineは、これからの会社です。過去から未来につなぐ、一本のラインとして役割を果たせるよう、今後も精一杯頑張って参ります。