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株式会社 1Line Official note Vol.023


幸せの黄色いウコン袋」はじめました。

この度、新たな 1Line企画・販売商品をリリースしました。

「幸せの黄色いウコン袋」は、
古から日本に伝わるサステナブルの知恵を活かし、
人・モノ・地球を笑顔にする袋です。

この袋には、4つの特徴と目的があります。
 1.貴重品を守る抗菌防虫布
 2.人と環境に優しい天然染料
 3.プラスチックごみ削減
 4.障がい者雇用

1.貴重品を守る抗菌防虫袋
「貴重品を守る日本古来の知恵」
ウコン染めは、古来より、着物や茶碗、美術品の保存に使われ、貴重品を虫や菌、カビから守る役割を担ってきました。
無臭無害ながら、虫などが嫌がる成分を持ち、効果が長く続く点も特徴です。


「薬としての働き」
薬として、止血剤や強心剤等として珍重されていましたが、近年では、その抗酸化力の高さから、癌抑制や肝臓等の働きを助ける薬としても注目され、コロナ禍において、日本から海外への輸出が4倍に急増している点も、その効果、注目の高さが現れています。

2.人と環境に優しい天然染料
「天然素材を使った染料」
近年、化学染料の発癌性や水質汚染が問題視されていますが、ウコン染めは天然染料で、人にも環境にも優しい染色技術です。

「重量金属を使わないウコン染め」
天然染料でも、色を定着させ、落ちにくくする為に、媒染剤として重量金属や有機物が使われますが、ウコン染めの媒染剤は酢や重曹なので、最も環境負荷が小さい天然染料の1つです。

3.プラスチックごみ削減
「100%土に還る包装」
この商品は、コットン100%の布に、天然染料のウコンで染色した包装袋です。
生分解性100%の土に還る、自然環境を汚すことがない包装です。


「梱包の削減」
すぐに廃棄されてしまう包装や、持ち帰るまでが寿命の袋を減らし、大切なものを守るために再利用される保存布を提案します。

4.障がい者雇用
「1点1点手作りで製造」
この商品は、障がい者雇用を支える目的で企画・開発しました。
全ての工程を、1点1点手作りで製造しています。
手作業の必要性から衰退してしまった日本伝統の草木染めも、人の手と時間を掛けて取り組む雇用に、とても向いています。
手作業で縫製、染色を行うため、どれ一つとして同じものはありません。
違いを価値としてご理解いただけると幸いです。

 問い合わせ先
 商品:「幸せの黄色いウコン袋」
 成分:コットン、ウコン
 企画・製造・販売:株式会社1Line
 電話:03-6436-7890
 担当:眞鍋

MEN’S EXで掲載されました。

3月16日発売の雑誌「MEN’S EX」Spring号で、1Lineのコーティングサービスを紹介いただきました。

今回の提案は、シューズのサステナブル・ポイントとして、コーティングの防汚機能を取り上げていただいています。

今後も、1Line独自のコーティング「ONE COATING」、「KIN-METSU」をはじめとした特殊ケア用品を、順次リリースして参ります。

ONE COATING
デザインを変えず、アイテムの劣化スピードを1/3に抑える、1Line独自のコーティング・サービス。
モノのアンチエイジング・テクノロジーとして、サステナブル社会で注目されています。

KIN-METSU
コロナ禍で医療、商業、教育現場等で採用された独自のプロ仕様の除菌・抗菌テクノロジー「菌滅」を、様々なアイテムの専用ケア用品として改良。
高品質・多機能ながらも、素材を傷める成分を含まない、KIN-METSUだから実現できる商品をリリースしています。


専門学校編

海外放浪旅を経て、住まいの分野に進むことを決め、日本に帰国。

再出発に向けて、直ぐに準備に掛かれると思っていたところ、自覚していた以上に心が疲れてしまっていました。
見たいものを見るために、見たくないもの、旅の中で沢山見ていました。
また、知らない土地を一人で彷徨っていた期間が長く続いたので、なかなか日本での生活に馴染めませんでした。
地元香川で上京する資金を作りながら、瀬戸内海の海を眺め、1年近くかけて心が回復するのを待ちました。

海賊だった先祖が生きていた海だからか、瀬戸内海の風景は、私が世界で見たどの景色よりも綺麗でした。
上京し、力を付け、社会で果たす役割を終えたら、またここに戻り、瀬戸内海が見える場所に、自分の住処をつくって暮らすことを最後の目標と決めて、それは今も変わっていません。

住まいの分野に進むことを決めたものの、どう再出発するか、その方向性を探っていました。
そして、住まいの分野で中核にある建築士を、まずは目指すことにしました。


建築士資格は、日本の資格制度の中で、最も受験資格の取得が難しい資格でした。
大学を中退し、1からスタートする私の場合、当時の制度で、
 専門学校3年+実務経験2年で二級建築士受験資格取得・・・5年
 二級建築士資格想定取得期間・・・1年(学科・実技合わせて1年)
 二級建築士で実務経験4年で一級建築士受験資格取得・・・4年
 一級建築士資格想定取得期間・・・2年(学科1年、実技1年)
で、トータル12年の道のりでした。
実際は、二級建築士の実技で1回落ちたので、トータル13年かかりました。

東京に上京し、早稲田大学の校内にある専門学校に入学しました。
昼は設計事務所でアルバイトをし、夜は学校に通い、深夜に課題や勉強をする生活でした。
生活も体力も苦しい3年間でしたが、目標を見失った大学時代や、目標を探して彷徨った海外放浪旅に比べると、精神面はよほど健全で楽でした。

私が通った専門学校は、社会人や、建築士の夢を諦められず会社を辞めて再出発した人が大半でした。
専門学校ながら、豪華な講師陣が教える革新的な学校で、かなりデザイン色が濃く、熱量の高い学校でした。
自分が感じて目指し始めた住まいと、周りが目指す住まいにズレがあり、この世界でどう生きていくか模索する日々が続きました。

高校の同級生が大学を卒業し、社会人になっていく最中、建築を目指す学生として再出発し、何者でもない自分の殻をどう破るか、文字通り暗中模索の時間を過ごしながら、旅で掴んだ漠然とした「住まいをつくる」という目標を、1つずつ明確なビジョンに描き直した期間が、この専門学校での3年間でした。