Vol66.古典を読む(論語② 學而時習之。不亦説乎。)

論語は5歳の時に父親から教わり、親戚の前で朗読させられた記憶があります(笑)当時は全くその意義を理解できなかったですし、やらされ感が満載でした。

が、40歳を超えて人生の意義を色々と考え、来年には父親の年齢に並ぶ(※父親は享年45歳)今、やっと父親が論語を自分に教えたかった理由が少しは理解できた・・・気がします。

そして、色々と教わった中で、一番有名と思われるこの一節だけはずっと記憶にありました。

原文)子曰。學而時習之。不亦説乎。

書き下し)子曰く、学びて時に之を習う。亦説(よろこ)ばしからずや。

現代語訳)孔先生が仰った。学んだことを、機会がある度に復習し身につけていくことは、なんと喜ばしいことか。

記憶にはありましたが、40歳を過ぎるまでは、「喜ばしい」が全く腹落ちできていませんでした。そういう感覚を持ったことが無かったからです。

が、父親の年齢に達しようとしている今、以下2つのことを強く実感することができ、やっと父親の言いたかったことはこれかな?と自分なりに解釈できました。

・人間、健康的に学びたくても学べない状況がいつ訪れても全くおかしくない
・学びを実践と結び付け、成長できていると感じられたら確かに嬉しい

大事なのは、「あくまで行動を変えるために学ぶ」「学んだことを実際に使ってみる」「その結果、○○が出来るようになった!と自分を褒め、自己肯定感を高める」ことと、「成長のために学べる環境にあることへの感謝」であると感じています。

2人の娘にもこの想い・考えは伝えていきますが、自分が理解するまでに40年かかったのですから、間違っても「本当に伝わっているのか?」などと焦らず、2人の長い人生の中で少しずつ昇華させてくれた嬉しい、とゆったり構えた上で暖かく成長を見守りたいと思います。

【本日のありがとう!】
・保育園の先生のために、昨晩頑張って折り紙で作品を作り(色とりどりの箱)、〇〇先生に渡すんだー♪と機嫌良く登園してくれた長女

本日も最幸の1日にしましょう♪

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