ラオス/パクセで世界遺産の観光 シニア夫婦の海外個人旅行
3月3日、パクセで世界遺産の観光ツアーの日です。
宿泊したインタッチ・リバーサイドホテル(三ツ星)は、おしゃれな作りで朝食会場は吹き抜けです。混雑状況が一目でわかります。
ビュッフェスタイルで料理の種類も量も少ないですが、昨日はほとんど何も食べていなかったので、満足しました。
前回のパクセまでの内容はこちらに投稿済
日本語ガイドツアーは高額なので、ここでも英語ガイドのツアーを予約しています。
予約していたツアーは、ラッキーでした。ツアーのお客さんは私たちだけで、結果的にプライベートツアーになりました。
妻の風邪?の症状も少し良くなり、ほかのお客さんに迷惑をかけることもないので、予定通り夫婦で参加しました。
プライベートツアーと同じ状態なので、少しわがままができます。
まずは、昨日できなかった、両替屋さんに連れて行ってもらいました。
ラオスでは最近、通貨交換の法律が変わり、両替ができるところが少なくなっているそうです。そのため、日本円からラオスキープへの両替はできませんでした。
街中の両替屋さんはかなり見かけますが、簡単に両替はできないようでした。日本円からの両替はできないので、事前情報により、持っていたタイの通貨バーツから、両替をしました。
ラオスではタイに遊びに行く人が多く、タイバーツは人気があるそうです。ラオスのお店では米ドルと同じように、タイのバーツも利用できることがあるそうです。
ついでにSIMを購入するために、携帯電話屋さんにも行ってもらいました。かなりの時間をかけましたが、ここの店員さんも、私たちの携帯電話を開通させることはできませんでした。
今回の観光ツアーは、世界遺産のワットプーと関連遺跡群の観光です。カンボジアのアンコールワットとよく似た遺跡です。
10世紀前半頃のクメール王朝の遺跡です。
どの遺跡もまだ修復途中で、韓国やフランス、インドのチームが作業しています。
残念なことに、どこもかしこもゴミが散らかり放題で、お世辞にもきれいだとは言えません。おまけに、牛が放牧されているので、あちこちに牛のふんが転がっています。
ガイドさんの説明によると、数日前にお祭りがあり、それでゴミが増えたとのことです。ただ、見た感じではとても数日前のゴミだとは思えませんでした。
遺跡はまだきちんと整備されていないので、どこでも入ることができますし、触れることもできます。
観光するなら、きちんと整備されてない今がお勧めかもしれません。
遺跡の階段も急で、かなりの距離を歩くことになります。影がなく日向ばかりなので、体調不良の妻は途中でリタイアです。
昼食後に行ったワットモーン(トモ遺跡)は、ほぼ手付かずの状態です。ワットプーとは違い、ジャングルの中にあり、日が差さない木陰の中を歩くようになります。
ワットモーンの手前4kmほどは舗装されていません。大変ながたがた道でほこりもひどいものです。雨季だと泥だらけになり、車も埋まってしまうそうです。
雨季にできた轍(わだち)が、そのまま乾期で固まっていますので、車は歩くくらいのスピードで走ります。このような道路状況のためか、この遺跡に来る観光客はとても少ないそうです。
現地につくと、深い森の中を1kmくらい歩きます。観光客はだれもおらず、静かで貸し切りの状態でした。森の中には牛が放牧されており、牛のふんを踏まないように歩くのが大変です。ワットモーンに行く途中に、メコン川をフェリーで渡ることがありました。
想像していたフェリーとは大違いで、車を乗せる部分(台船)は、ただ浮いているだけです。その台船の横に、タグボートのような船がワイヤーで止めてあります。向きを変えるときは、タグボートが台船からいったん離れてしまいます。桟橋を移動させているだけのようです。面白い経験でした。
ベトナムのフエは、寒いくらいでしたが、ここラオスのパクセは、酷暑で気温は37℃を超えています。私たちは二人とも気温の変化についてゆけず、体調不良です。観光ツアーから帰った日の夕方には、妻の風邪?がとうとう私にもうつったようです。咳が出て鼻も詰まります。
次の日の3月4日は、徒歩でパクセの町を観光することにしていました。ただ、3月5日には、ルアンパバーンに飛行機で移動です。体調を整えるため、1日ホテルでゆっくり過ごすことにしました。私たちの旅行では、予定のない日をいつも入れるようにしています。
予定を詰め込んでいると、体調が悪くなった時には大変に困ります。余裕のある行程を組めるのも、個人旅行の良い点です。
余談ですが、妻が体調不良になってからは、二人ともマスクを着けています。今回の旅行で行った国では、日本とは違い、ほとんどだれもマスクを着けていません。コロナ前に戻ったようです。
朝食会場にマスクを着けていくと、あからさまに嫌な顔をされて、テーブルを変えるような人もいました。
3月5日、世界遺産の町ルアンババーンに飛行機で移動する日です。昼過ぎまでホテルでゆっくりし、タクシーで空港に行きました。
ホテルで呼んでもらったタクシーはメータータクシーで、料金は60000キープです。日本円で400円ほどになります。
国内線なので、荷物検査だけと思っていたら、国内線でも税関検査窓口があります。
搭乗チケットにゴム印を押してもらうだけですが、私たちは知らずに荷物検査場所に行くと、追い返されました。外国人の何人かも、追い返されていました。
国内線でも税関窓口でのチェックが必要ですので、注意が必要です。
ベトナムからパクセに移動する際には、出発が1時間くらい遅れましたが、パクセからルアンパバーンへの出発は、もっと遅れました。
飛行機はすぐ横に止まっているのに、放送もないしなぜ遅れているのかの説明もありません。1時間以上遅れてやっと搭乗開始です。
ルアンパバーンまで1時間30分ほどの搭乗時間ですが、ここでもおやつが出ました。
空港からホテルまでは、ホテルに迎えを依頼していました。妻の風邪(コロナ?)をもらい私たち二人とも体調が悪いので、移動の事なんか考えたくありませんでした。
ルアンパバーンには5泊します。小さな町全体が世界遺産なので、歩いて観光ができます。そのために、街中にあるホテルを予約していますが、まずはゆっくりして、体調を整えなければなりませんでした。
次回は、ルアンパバーンでの托鉢(たくはつ)の様子を投稿予定です。