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「この人ならなんとかしてくれる!」という信頼感
みなさんこんにちは、ヘルスケア・フィットネス業界のお仕事や学びをサポートしている工藤です。
本日はこちらの書籍を参考に話を進めていきます。
「仕事ができる」とはどういうことか?/楠木建・山口周
本書は、経営学者の楠木建氏と、独立研究者の山口周氏の対談です。
おふたりはそれぞれ、ビジネス書のベストセラーを出版している著作家でもあります。
本書の序盤では、タイトルの「仕事ができる」とはどういうことか?の質問に対して、楠木建氏の見解が述べられています。
まず、「仕事」の定義についてはこちらの通り。
「仕事」とは「趣味」ではないもの。これが僕の定義です。
うん、これだけではいまいちわからないような…。
続けてこちらの見解もご覧ください。
趣味は自分のためにやることです。自分が楽しければそれでいい。それに対して、仕事は「自分以外の誰かのためにやること」です。漁師は仕事ですが、釣りは趣味。
なるほど、例えがとてもわかりやすいです。
さらに、このように続きます。
お客の役に立ってこその仕事です。お客とは組織外部の顧客だけとは限りません。組織の中にもその人の仕事を必要としている人ー上司や部下や横で働いている人々ーがいます。それらの人々に価値を与えられて初めて「仕事」になるのです。
基本的なことでありながら、とても大切なことだと思います。
毎日惰性で仕事をしていると、何のために仕事をしているのか?見失ってしまうことがあります。
そしていつしか、「自分のために」仕事をしてしまうように…。
みなさんにはそんな体験はありませんか?
他者貢献が仕事の中心にあること。
常に忘れずにいたいものです。
また、お客さまは何も商品やサービスを販売する対象者だけではない。
こちらも大切なことではないでしょうか。
私は企画職なので、社内にお客さまがたくさんいることを常々感じています。
続いて、本書内の2ページ目にもかかわらず、タイトルの結論が提示されています。
あっさり言えば、「成果を出せる」。これが「仕事ができる」ということです。広い意味でのお客の立場で、「頼りになる」「安心して任せられる」「この人ならなんとかしてくれる」もっと言えば「この人じゃないとダメだ」、そう思わせる人が僕の言う「仕事ができる人」です。
この文章を読み、私は自分自身を振り返りました。
・頼りになる
・安心して任せられる
・この人ならなんとかしてくれる
・この人じゃないとダメだ
こう思ってもらえるように働かなければいけないな…。
そう思います。
稚拙なようですが、子どもの頃に読んでいた漫画の主人公は、正に「この人なら何とかしてくれる!」という信頼感・期待感がありました。
毎回ピンチに現れ、みんなを助けてくれる。
お決まりのパターンながら、主人公の信頼感は確かなものでした。
というわけで、筋斗雲がトップ画像です。
現実世界でも、漫画の世界でも、信頼感が大切ということに変わりはないと思います。
私もありたい自分の姿として、いつも忘れずにいたいです。