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過去の失敗を繰り返さないために、今できること
みなさんこんにちは、ヘルスケア&フィットネス業界のお仕事や学びをサポートをしている工藤です。
本日は『失敗』についての記事です。
「なんであんな失敗をしてしまったのだろう…」
「あの時こうしていれば良かったな…」
最近、そんなことを感じたことはありますか?
私は、「失敗」について自分の信条としている言葉があります。
それはこちらです。
―――『人生これ失敗なし!』
元サッカー日本代表・中田英寿さんのメッセージです。
彼はこのように述べていました。
「後悔先に立たず」という格言について、あまりいいイメージがない。
人生を長い目で見ると、失敗した自分の方が、失敗しなかった自分よりも、プラスになることを学べているはず。
だから、人生に失敗はないと言えるのではないだろうか。
中田英寿さんはそう考えているそうです。
この考え方を聞いてから、ネガティブだった自分が少しはポジティブになれたような気がします。
失敗そのものは消えることはないけれども、過去の失敗をどのように捉えるかは、人の意識によって変えることができるのだと思います。
🥚過去の失敗から学べること
さて、私は先日こちらの映画を視聴しました。
いきなりちょっとヘビーな内容ですが。
太平洋戦争のターニングポイントになったと言われる、「ミッドウェイ海戦」をストーリーの中心とした戦争映画です。
「インデペンス・デイ」などの映画で知られる、ローランド・エメリッヒ監督の作品で、昨年の9月に公開されました。
日本人のキャストとしては豊川悦司さんや、浅野忠信さんらが出演しています。
ローランド・エメリッヒ監督は、映画『ミッドウェイ』について下記のように述べています。
「多くの命が失われる戦争には勝者は無く、敗者しかいない。だからこそ、二度と起きてはならない戦争を描いたこの映画を、日米の軍人たちに捧げる内容にしたかった。」
この言葉通り、過去の戦争映画とは描かれ方がずいぶん違うなと感じました。
大抵の戦争映画では、敗者(ミッドウェイ海戦では日本軍)がいかにも悪者として展開されるのが常です。
しかし、この映画は客観的な視点で事実に沿った内容が描かれています。
もちろん多少はアメリカ軍をヒーローとして話が進みますが、決して日本だけが悪役とされているわけではありません。
なぜ日本軍が真珠湾を攻撃するに至ったのか?(太平洋戦争を予告なく開戦するに至ったのか)
ミッドウェイ海戦で最期を迎えた日本軍の指揮官はどのような心境だったのか?
そのあたりも丁寧に説明されていたように思います。
映画では、残酷なくらい、アメリカ軍も日本軍も、共に傷付いていました。
正に、『戦争には敗者しかいない』。
それを克明に表現した映画でした。
この歴史から、私たちは何を学ぶことができるのでしょうか。
同様に、日本軍の組織としての失敗の本質を追求した本があります。
本日はこちらの内容には詳しく触れませんが、破綻する組織の特徴について、太平洋戦争の日本軍から学べることを追求しています。
そして、現在日本にある多くの組織も、同じような道をたどっているのではないかと私は感じました。
もう太平洋戦争を経験した世代の方たちは少なくなっています。
戦争を遠い出来事のように意識から除外してしまうのではなく、自分たちの過去の延長として、振り返る時間があっても良いのではないかと私は思います。
そうすることで、何気ない毎日も、より充実して感じられるはずです。