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スティーブ・ジョブズに学ぶ仕事の原則
みなさんこんにちは、工藤です。
私は4‐5月の自粛期間、企画開発の心構えや発想を見直すために、アップルの創業者スティーブ・ジョブズの存在を深堀りしてみようと考えたことがありました。
映画や動画、書籍などから彼及び周辺の情報を集め、そこでストックできた心構えは現在の仕事にも役立っています。
本日はその中から定番書籍を2冊ピックアップさせていただきます。
共に、プレゼンテーションやコミュニケーションを教えているコーチ、カーマイン・ガロ氏の著作になります。スティーブ・ジョブズが大切にしている法則がまとめられ、大変読みやすい内容だと感じました。
『驚異のプレゼン』は18の法則、『驚異のイノベーション』は7つの法則にまとめられています。
全てを取り上げると長くなってしまうので、個人的に大切にしている部分をお話しさせていただきます。
🥚簡単そうに見えるプレゼンの裏側
まずは『驚異のプレゼンテーション』から。
こちらには幾度となく準備や練習の大切さが書かれています。
スティーブ・ジョブズがいとも簡単にやっているように見えるプレゼンテーション。
本書でも、映画の中でも、その裏側では繰り返しリハーサルを重ねる彼の姿が描かれていました。
あ然としてしまうほどのこだわりです。
どれくらいの準備量かというと、5分間のデモに数百時間かけているということでした。
支えているチームもそれに合わせて準備していることになります。
アップルのメッセージを完璧に体現するためにここまでのこだわりがある。
ちょうど自粛明けにプレゼン機会のあった私は、付け焼刃で登壇するのはやめようと思い直すようになりました。
ただし、伝記などから伺う限り、当時のアップルはかなり過酷な労働環境であったことは間違いありません。
激しい罵倒は当たり前。去っていった社員も数多くいたようです。
熱意をアウトプットすることはとても大切だと思います。それと同じくらい、リーダーがチームのダメージに配慮することも大切です。
🥚洗練を突きつめると簡素になる
続いては『驚異のイノベーション』より。
こちらはスティーブ・ジョブズの有名な名言のひとつ。
「洗練を突きつめると簡素になる」
そのために、
「1000ものことにノーと言う」必要がある。
私はこの考えを企画開発の仕事をする上で大切にしています。
たくさん生まれるアイデアにノーと言う。
自分の選択に責任を持ち、集中してエネルギーを注いでいく。
企画開発を進めていくと、商品やサービスの「機能」が足し算で追加されやすい傾向があります。
洗練からは真逆の方向に進んでしまう。
常に心掛けることは簡単ではありませんが、手を広げてしまいがちな私の思考を戒めてくれる大切な心構えです。
2018年に沖縄から書いたブログ「価値観をぶっ壊せ!亜熱帯から届けるメッセージ」はこちらからご覧いただけます。