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自分の仕事を3つの基準(ハリネズミの概念)に合わせて考えてみる
みなさん本日もお疲れ様です、工藤です。
前回の記事で、『ビジョナリー・カンパニー2』という本をご紹介しました。
こちらの中で、『針鼠(ハリネズミ)の概念』または針鼠の法則、と呼ばれている考え方があります。
長期にわたって飛躍している企業は、3つの側面を深く理解しているという、明快な概念です。
①自社が世界一になれる部分はどこか。
②自社の経済的原動力になるのはどこか。
③自社が情熱を持って取り組めるものは何か。
世界一とはかなりハードルの高い条件ですね。
本書では、ハリネズミの概念を深く理解するために、3つの側面を自分の仕事に置き換えることを推奨しています。
自分が仕事において飛躍するための側面、といったところでしょうか。
私も自分の仕事と照らし合わせてみました。
①持って生まれた能力にぴったりの仕事であり、その能力を活かして、おそらくは世界でも有数の力を発揮できるようになる。
(自分はこの仕事をするために生まれてきたのだと思える)
②その仕事で十分な報酬が得られる。
(これをやってお金がもらえるなんて夢のようではないかと思える)
③自分の仕事に情熱を持っており、仕事が好きでたまらず、仕事をやっていること自体が楽しい。
(毎朝仕事に出かけるのが楽しく、自分の仕事に誇りをもっている)
本書でも述べられている通り、非常にシンプルな概念です。
シンプルながら、この3つすべてに当てはまる(または近い要件を満たす)仕事に就いている方は、そう多くはないのではないでしょうか。
3つの円どれかに比重が偏っていたり、どれも満たされていない場合もあるかもしれません。
そもそもなぜこの概念が『ハリネズミ』と呼称されているかというと、『針鼠と狐』という随筆で、ハリネズミは泥臭いながらも、一点集中することでいつも賢い狐に勝利していることから、企業や個人の法則に置き換えたネーミングとなっています。
あれやこれやと方法を変えて狐が襲い掛かってきても、ハリネズミは丸まって防御するだけでその場をしのいでしまいます。
針鼠は単純で冴えない動物だが、たったひとつ、肝心要の点を知っており、その点から離れない。狐は賢く様々な点を知っているが、一貫性がない。
同じような考えに、経営戦略のひとつ、『ランチェスター戦略』などもありますね。
基本的なことではありますが、上記の3側面はこれから自分のキャリアを振り返るフレームワークとして活用していきたいと思います。