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『自分自身の価値基準』を大切にする
みなさんこんにちは、ヘルスケア・フィットネスのお仕事や学びを支援している工藤です。
本日は『自分自身の価値基準』、言い換えると、『価値観』に関しての記事です。
ここ最近、変化の激しい時代という言葉をよく目にするようになりました。
不確実で、複雑で、はっきりとした答えが見つからない時代。
テクノロジーの進化をはじめ、様々な現象が重なりそう言われるようになったと考えられます。
経営学者のピーター・ドラッカーはかつてこう言いました。
知識社会は、われわれが知るいかなる社会よりも競争の激しい社会である。
知識社会はいかなる時代よりも競争の激しい社会。
激しい競争の中で、あらゆる事象が目まぐるしく変わっていく。
いまの社会はその方向に進み続けているのかもしれません。
🥚自分自身の価値基準を持つ
変化の激しい時代で生きていくためには何が必要でしょうか?
ひとつは、「自分自身のアタマで考えること」だと思います。
以前こちらの記事で触れた内容です。
ただ、何もないところから、結論=答えを導くことは難しい。
自分で考える軸となるものを持たなければなりません。
言い方を変えると、「自分自身の価値基準」、つまり、自分自身の価値観が必要ということになります。
自分自身の価値観をしっかり持っていれば、周りが激しく変化していても、自分の意思を持って前に進んでいくことができるはずです。
では、どうやったら自分自身の価値観は見つかるのでしょうか?
本日はそのヒントとなる書籍をご紹介いたします。
自由になるための技術 リベラルアーツ/山口周
『リベラルアーツ』という言葉を聞いたことはありますか?
日本語では教養と訳されることが多いこの言葉。
本来意味するのは、
リベラル=縛りが無い、自由な
アーツ=技術
つまり、本書のタイトル通り『自由になるための技術』を意味しています。
本の内容は、著者とリベラルアーツに関わる著名人7名の対談です。
リベラルアーツの範囲は非常に広範です。
本書で主に触れられているものは、歴史・哲学・美術など、その一部。
その他には、どのようなものが含まれるかというと…。
社会学、心理学、経済学、経営学、文学、自然科学、音楽、詩、などなど。
共通点は、『人間について追及している学問』という点です。
人間そのものは、時代が変わっても本質が大きく変わることはありません。
だからこそ、長い年月をかけて体系化された学問が、人間について考えるヒントになるのだと思います。
その「人間」の中には、私も、いまこの文章を読んでいただいている読者のみなさんも含まれています。
歴史の中で積み重ねられた知恵をヒントに、自分自身を振り返ることで、そこから「自分が大切にするべきもの」が見つかるのではないでしょうか。
自分自身の価値基準が見つかれば、何を大切にしながら毎日を生きていくべきか、きっと道筋が見えてくるはずです。