【ライブレポート】MyDearDarlin'生バンド単独LIVE『My Hot Darlin'❤️🔥』に行ってきた
開演前
この日は平日にも関わらず、向かいのO-westではMARQUEE祭り、wombではMerry bad Tuneとring wonder ringの2マンと良さげなイベント目白押し
ローソン前もライブキッズで夕方から大賑わいでした
当初は別現場を予定してましたが、直前に突然プロモーションにブーストかかって、運営さんとメンバーさんの本気が垣間見えたので、予定変更でO-Eastに向かう事にしました
キービジュアルに釣られた訳ではないのですが、かっこいいので一応置いときます
マイディアさんのワンマンでは、前物販でマイディアくじが発売されます
結構お得で、メンバー別のオリジナルグッズやランダムチェキ券などが当たります
景品を現地でトレーディングするなり、これをきっかけに初めましてするなり、かなりおもしろい企画です
なんとオフ会を引き当ててしまい(これはトレード不可)、ふわふわした感じで、入場する事になりました
前置きが長くなりました
ライブです…と、思ったら、プロのレポート翌日にあがっとる…仕事早いなぁ
少し時間も経ってしまったので、ちょっと視点をずらして書いてみようと思います
アイドルバンドライブの分類と期待値の関係
今年に入りバンドセットライブがかなり増えました。いくつかのライブ見に行ったのですが、バンドの使い方にかなり特徴があり、終演後の印象にかなり差がありましたので、以下の3パターンに分類してみました
【ケース①】バンドを「生音」として使用
【期待値を下回る】
目先を変えるために音源の代わりにバンドを使うケースです
ライブ感は出るのですが、結局、音源の代替としての位置づけなので、音も少なめです
バンドセットの感想で「音に厚みが」とかいう感想を時々見かけますが、幻聴です
正直言、多くのアイドルのバンドライブは、これが多く、普通に音源でいいのに…と思う事が多々ありました。加工を重ねた原曲は超えられていないように感じますし、音が少ない分、ボーカルがハッキリとでるので、場合によっては歌唱力の拙さが目立ってしまうこともあります【ケース➁】楽曲が元々バンド仕様
【期待値通り】
このケースもアイドルソングには多くあります。いわゆる「バチバチ曲」とか言われる楽曲がこれに該当します
(元)バンドマンが製作陣に加わっている場合、このカテゴリーに属する曲が多く、ライブハウス前提仕様であることから、バンドセットにより、曲の持つ本来の魅力が発揮されるケースです
普段は音源ですから、これに比べると完成度があがり、いいライブだと感じる事が多いです。
ただ、バンドライブで完成形を見せられてしまうと、それ以降の音源を使用したライブで物足りなさを覚えることもあります。まぁしょうがないんですけど。【ケース③】バンドセット用にアレンジ
【期待値を上回る】
イントロや間奏、アウトロをアレンジしたり、アコースティックパートを取り入れたりして、当日限定の特別感を出しているケースです
求めすぎなんですが(いつも言われる)、せっかくバンドセットをウリにするなら、ここまで凝って欲しいです
アレンジで新しい魅力を発見したりすると「来てよかったな」って思います
感想をエゴサしてみると、こういった工夫点をあげるツイートが多いので、結果として拡散に繋がっているのでは、と感じます
さて、上でも書きましたが、今回は発表後からしばらく少し迷ってました。別現場を予定したことに加え、アイドルのバンドライブは目先を変えるために、バンドセットを演出の道具として使う事が多く、これまでに???と思った経験があったからです
マイディアも、バチバチ曲とかわいい曲が混在するため、わざわざバンドでやらなくてもいいんじゃないかなぁと思う曲もあり、バンドライブに半信半疑だったということもあります
このように僕の中では期待値の振れ幅が大きいので、上記の分類だと①-➁を行ったり来たりのありがちな下振れ可能性のあるライブを観るくらいなら、予定通り、バンドでなくとも期待値通りのライブを見せてくれそうなリキッドルーム行くかぁと割と直前まで思ってました(笑)
さて、せっかくアイドルバンドライブを分類したので、このライブをこの期待値との関係から考察してみたいと思います
開演
オフィシャルレポートでも触れられていますが、特別SEとシルエットで紗幕にメンバーが写し出される天井の高いEastならではの演出は良かったです。最初から期待感が膨らみました
このパートは上記だとケース➁に該当します
バンドセットが発表された時に、これはセトリに入るだろうなぁと思った鉄板曲からの入りでした。ここで下がってしまうと、後の印象も下振れしていきますので、このセトリは正解ではないかと
「Music Figther」はバンドセットで輝いたように思いました
ディスコチューンなので、当然と言えば当然なのですが、新しい発見でした(これエゴサでも結構ありましたね)
「一生涯オリジナリティ」は間奏でバンドならではのアレンジを入れてきて、バンドワンマンならではの演出でした(マニピさんいい仕事してましたね)
このパートは上記区分だとケース➁→③です
期待通りの入りから、いい感じにバンドを活かすアレンジされたセトリで、おぉ!いいじゃんと思いました
後半ブロックの前3曲はアゲ曲三連発
コール&レスポンスあり、「アイスクリーム」ではバンドライブでは珍しいガチ恋口上、「Symphony」からの「MDDシンドローム」ではダンスパートがあったり、バンドをうまく使っている感がありました
この辺の演出もうまかったなぁ
ブロック後半の「プラネタリウム」はまさかの台詞から、キーボードのイントロが始まりアカペラ風にハモりあり、「SAYONARA」もアカペラのDメロから大サビへ迫力が凄かった
本編最後の「FLOWER」も含めて、このブロックはここまでのマイディアが凝縮されていたように思いました。普段の対バンで見せている定番曲を新しいアレンジで見せてくれたのはとてもよかったです
7月にあった河口湖のワンマンではアコースティックと言う新しい魅力を発見したのですが、このブロックとアンコールはこのワンマンの延長線上にあるように感じました
このパート全編がケース③で「いいライブみたなぁ」と思わせるセトリでしたね
アンコールは全曲いわゆるエモ曲で構成されていて、アレンジとよく合っていました。
このパートのMCはメンバー全員から想いを
オフィシャルレポートでも珍しくほぼ全文を引用されている通り、最年少の東條ゆりあさんのMCは想いが凝縮されたMCでした
なかなか言いにくい内容のMCだったと思いますが、翌日の水城梓さんのツイートでもこの点に触れていて、MCでは伝わりきらなかった部分がこれで補完されたんじゃないかと
来年1月のライブにつながるいいMCだったと思います
終演後
ライブはもちろん良かったのですが、今回は衣装に力を入れたのも正解だと思いました
これがいつものかわいい系の衣装だったらかなり印象違ったのでは…と感じています
敢えて言えば、今回は諸々告知が遅かったかなぁ
キービジュアル公開後になかなか情報が出せなかったのも、直前まで迷ってる人が多かった原因かも
今までのワンマン前は、主催対バンとツアーだったから、初の試み「バンドセットワンマン」がどれくらいの位置付けなのか分かりにくかったかな。
告知2枚で、「ワンマン」「対バン」「バンドセットワンマン」3つのことを伝えるのは難しいよなぁと感じました
デザインくらい変えてもよかったかもね
自分なりに整理していて気づいたのですが、多くのバンドライブは最初から100点しか目指さない演出になってるんですねー
楽譜通りに演じて自己満足してしまうライブが多い中で、120点を狙いにいった挑戦的なライブだったのではないかなと感じました
このライブのあと、おすすめに流れてくる知らない人のツイートに「マイディアよかった」系のツイートが激増している気がします
見る側にも伝わったんじゃないかな
マイディアはホールが似合うと思ってたので、見方変わったし、1/21のワンマンではまた違った姿を見れるのかなと思うと今から楽しみです
今年は曲も増えたし、来年はホールライブとバンドライブを分けても充分にいけるんじゃないかなぁ