Hawaiiで出会ったCookieちゃん。

Cookieちゃんは、わたしがハワイで初めて出会った日本人の女の子。

とっても可愛くて、ちっちゃくて、いつもいつも

わたしにたくさんのメッセージを届けてくれる子。

トロピカルな旅先、ハワイ、ホノルル、Couch Surfing・・・

ぜんぶが初めてでソワソワしていた時に

思いがけず出会った、この小粒のようなフリースピリットの妖精。
（小粒って言ってごめんね 笑）

Couch Surfingでホストになってくれたイテルと待ち合わせ。
山賊みたいにどっしりした体格でハワイの海のように広くて深い優しさがあるBig Brotherみたいな人。

一瞬 いかつい雰囲気に圧倒されたけど、その親切心や優しさに会ってすぐに感動。

"実は、もう1人日本人のゲストも来るかもしれないんだけど、いいかな？”
と言って、2人で待ち合わせ場所のアラモアナの駐車場に行ったとき。

"もちろん”

と言っていた言葉とは裏腹に
せっかく日本から離れてきたのに初日から日本人と一緒かぁ・・

って正直 がっかりしてた。
（ホノルルってゆう時点でもう確実に日本カルチャーなんだけど 笑）

でも 駐車場に現れたその子は、わたしがイメージしてたホノルルが好きそうな日本の観光客とは全然違う、小人のような妖精のような、なんだかふわふわした感じの子だった。

イテルのお家に着いてからは
３人で、初々しく自己紹介しあったり
”あれ？うちらって実はみんな同い年？”
って、ホッと笑顔になれて いろんな話をワイワイできて、
そんなひと時が微笑ましく楽しかったな。
まるで今日からフラットシェアし始めた初対面の３人 みたいな（笑）

３人ともさっき出会ったばかりなのに、いつの間にか和気あいあいな雰囲気が流れてて、もっともっと話していたいって気分になれてたのがとっても嬉しかったな♪

翌朝、イテルは仕事に、わたしはKailuaへ移動する予定で、Cookieちゃんとは出会ったのもつかの間、次の日のお昼にはお別れをすることに。

でも 旅は不思議で、そんな朝の時間が２倍にも３倍にも感じられる。
神様が、わたしたちのために時間をゆったり流してくれてるかのように・・・。

その朝は結局、Google Mapで見つけたカフェで、ふたりでアサイーボウルを食べに行こう＾＾☆ってなって、イテルが親切にもそのお店近くまで車で送ってくれた。
（しかもこれから仕事なのに、ホノルルの街をぐる〜っとガイドをしながら見せて回ってくれた☆ってどんだけ親切なの〜> <♡✨）

ハワイらしく快晴の朝、少し時差ぼけの体に 日陰を歩く時間がとても優しい。


”どうしてハワイに来たの？”

まるで、トロピカルな地に降り立ったのが場違いに感じられる自分自身に質問してるみたいに、Coockieちゃんに聞いてみる。

目の前に座る彼女の肌はすっかり小麦色。
白いシャツにきれいなミントグリーン色のスカートがシャラシャラ踊ってるみたいで、これからどこまででも飛んでいけちゃいそうな、Cookieちゃんの心の軽さを表してるみたいだった。

Coockieちゃんはハワイでアイランドホッピングをしたり、ダイビングしたりと、ちょこんと小柄で可愛らしいイメージとは裏腹に、とてもアクティブ。

Mauiがお気に入りで、そこで会った人たちやダイビングの話とか ハワイの水の話もしてくれて、そうやって、自分がまだ知らない世界をた〜っくさん見せてくれてるみたいだった。

この時の私は、過去の恋愛を引きずっていたり、日本での生活にまだ強張ったところがあって、心が本当にカチコチだった。
おかげで、お店のメニューを見て どのアサイーボウルを食べたいかもわからないほど（笑）

となりではExtra Toppingの美味しそうなアサイーボウルを、コレ♪って決めてサラ〜っと注文してるCoockieちゃん。

そんな姿を見て、「私も欲しいものが素直に欲しいって言えるようになりたいな・・」って、気がついたら昨日会ったばかりの妖精ちゃんにポロっとつぶやいてた。

ふたりでアサイーボウルを食べながら、

「きっと、そのときやりたいことを一つずつ自分の心の声に正直に選んでいけば、本来の自分に戻れていくんじゃないかな？外側の殻が一枚ずつ剥がれていくみたいに。そう思わん？」

Cookieちゃんは自然にそんな風に言ってくれた。

「そっか☆」

そうひらめいたように、

「素直な自分の気持ちで好きなものを選んでけば、だんだんこの自分に近づいてくんだ☆」

って、目の前にあったEvianのボトルを自分に見立てて夢中になって、空中にやりたいことをぐるっとして、そこからEvianボトルの自分に指でつなげる仕草を嬉しそうにやってみせる私（笑）

すごいシンプルなことだけど、その時の私はそれがとても嬉しくて
Kailua行きのバスで エビアンのボトルの写真まで撮っていた（笑）

「きっと はるちゃんとは日本でもまた会えそうな気がするな・・♪」

ハワイの風みたいに、軽やかにそう言ってもらえて、
その日は１日中、心がジンワ〜・・って感動を抱きしめたまま過ごせた気がする。

そんなCookieちゃんとは、1年たった今も「いまどうしてるかな？」って思ったときにお互い連絡をとりあってる、本当に軽くて爽やかな仲。


＊　＊　＊

旅ってふしぎ。

だって、いく先々によっていろんな自分が出てきて

楽しめるから。毎日毎日、ちがう洋服を選ぶみたいに☆