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オタクとファンの境界線、そしてリアコと同担拒否について

私に初めての感情をたくさん抱かせてくれた自担様、佐久間大介様について、狩られたきっかけから通った道などを整理しつつ綴っていきたいと思います。

ジャニオタ、綴ります!


0.まえがき

自分の誕生日や祝日などは全く気にならないくせに、推しを推し始めるきっかけ記念日だけはしっかりカレンダーに記録している愛重めオタクとは私のことです。本題の佐久間さんについてですが、こちらの記念日は2018年12月9日。舞台やら何かがあった訳ではなく、たまたま私がPPPのダンプラを見た日だった。

この動画に出会った日が、間違いなく、私が佐久間大介に魅了された最初の日だった。
それまで名前すら存じ上げなかったSnow Manの存在を私に教えてくれたのは、三宅健の舞台でたまたま隣席になって仲を深めた渡辺担だった。


1.アイドルと私

アイドルを推すこと自体は初めてではなかったが、佐久間さんにハマるまでの私はアイドルオタクとは言い難かった。
それまでの推し方はというと「音楽が好み」「ダンスが好み」に留まっており、推しが普段どんな服を着ているか、どんな生活を送っているのか、ファンサが欲しい、オフショットが見たいなどという感情はほぼ皆無で、「彼自身」への興味が無いという点ではドルオタというよりファンであったのだと思う。

2018年12月9日、私は佐久間大介のダンスに出会った。この時点ではまだ、今まで推してきた推したちとの差異はほとんど無かったように思う。素晴らしく自分好みのダンスをする人を見つけた、ただそんなふうに感動していた。

しかし結論を先に書いてしまうと、私はこの佐久間大介というアイドルを推す中でリアコ、強火、拗らせ、同担拒否というドルオタフルコースを経験させていただくことになった。


2.無縁だった「リアコ」「同担拒否」

同担拒否という言葉は知っていた。私には理解し難い感情だと思っていた。アイドルは、何万人というファンに好かれていて、その大衆に向けて笑顔を振りまいているものである。ファンを大勢抱えているその人気者に対して「同担拒否」?どう考えても無理があるし、ムキになってしまうというのは正直イタい。まさか自分がそこに仲間入りする日が来るなんて、考えたこともなかった。

タイミングが悪かった、と言うほかない。
彼らのデビューのタイミングで、ごく近くの複数の友人がスノ担になった。全員が恋愛初期のように高い温度を維持した状態で、色々な妄想話に花を咲かせていた。これが全てを狂わせていった。
頭の中で、様々なシチュエーションを描く。しかも最悪なことに、私含め文章を書くのが好きな奴らが揃っていたせいで、頭の中の世界をアウトプットすることもできた(俗に言う夢小説である)。同僚設定、先輩後輩、合コンで出会ったり、取引先の営業だったり。あらゆる設定の下で自担様と恋に落ち愛を育む楽しい日々を送っていた。

新型コロナの影響もあり思うようにライブは開催できず、私がそうして本気で佐久間大介に落ちてから、まだ一度も現場がなかった。
2020年の秋、滝沢歌舞伎ZERO 2020 The Movieの先行上映のため、御園座まで足を伸ばした。そこで私は初めて現実世界の大勢のスノ担を我が目で見ることとなったわけだが、ここでようやく確信した。私は同担拒否なのだと。

佐久間大介のアクスタ片手に写真を取る女、ピンクのワンピースに身を包む女、佐久間さんとお揃いのブルゾンを纏う女。全員をどついて回りたい気持ちだった。どついてどうしたいのかは謎。

この日だったと思うが、一緒にいた渡辺担に同担が気になるかどうかみたいな話をしたら「渡辺担多すぎるから気にしてたらやってられない」みたいなことを言っていたような気がする。強い。


3.愛の分散

この拗らせ激イタ三十路女を救ったのは井ノ原快彦だった。
愛はいくら使っても減ることがないとレオ・バスカリアは言ったが、私は、一度に注げる愛の量は決まっていると思う。
自分の中の愛メーターの容量が100mlあるとして、今までは佐久間大介に100注いでいた訳だ。しかし井ノ原快彦という2人目の登場により、例えば配分が7:3や6:4、時には3:7とかに変動していったわけである。
今現在だと、「佐久間大介:井ノ原快彦:三宅健:松島聡:久保舜斗:その他」で「2:3:1:2:1:1」ぐらいの割り振りで生きている。

しれっと組み入れたが久保舜斗はジャニーズですらないBE:FIRSTのメンバーである。めちゃめちゃセクシーで良い声してるのでみんなぜひ認知してください。17歳です(今は18歳)。


4.擬似的な恋愛という楽しみ方

ドルオタがアイドルをおかずにすることの是非について、細々と議論されるのをしばしば目にする。是か非かという見解の明言は差し控えるべきだと思うが、これは正直、規制のしようもないだろうと思うのも本心である。
恋愛感情も性欲も、ヒトという生物の本能の部分であって、誰にも迷惑をかけないように理性で蓋をしておけるのならば、箱の中で何を散らかしていても許されると思う派である。無駄にかっこいい言い回ししたけど、妄想は自由だって話。
疑似恋愛というのは実際、生活の質を向上させてくれる。みんなどんどんオキシトシン分泌させて幸せになりましょうよ。

妄想を妄想だと割り切れないほど熱中してしまう時期が「リアコ拗らせてる」だったり「同担拒否」の状態だ。一度経験している身としては、そういうスタンスのオタクの気持ちもよく分かるし全然否定はしない。正直この期間はなかなかに苦しいけど、めちゃくちゃ楽しいです。恋愛って楽しい。


5.あとがき

リアコ拗らせ期は、佐久間さんが出てるもの全てを追わないと気が済まなかったけど、元々テレビが好きではない自分にとっては興味のないバラエティのワイプを見続けるのも苦痛だったし、物を増やしたくない気持ちに反して積み上がっていく雑誌の山とかも、精神的にも結構負担が大きかった。
今は、ちょうど良い距離感に落ち着けたかなって感じ。

愛が分散したとか色々綴ってきたけれど、私にとって佐久間さんは特別で、それは変わることはないと思う。あれほど盛大に拗らせてきて「忘れた」なんてあり得ないし、彼のダンスや表現力に惚れ込んでいることに変わりはない。
これから佐久間さんの生み出す世界観やオーラの中に、年相応の余裕とか渋さがどんどんプラスされていくのが楽しみです。

誰得か分からない駄文に最後までお付き合いありがとうございました。

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