どんなときでも感謝できますか?
私は2年前、友人と二人で九州を縦断した。方法は徒歩。(後半はヒッチハイクもした。)
野宿をしながらの行程だった。
八月の九州は暑い。日が容赦なくジリジリと照り、一日で顔は真っ赤に焼けた。
足の裏は水膨れ、皮膚には塩が出来るくらい一日中歩き続けた。歩くのも、笑顔を作るのも辛い(日焼けが痛かった)
初夜の野宿先として選んだのは、公営の野球場。草野球なんかをやる、あそこだ。
あそこのベンチにマットを敷き、体の上に寝袋をかけて寝た。
台風も近づいていて、風も強かった。普段、屋根と壁に囲まれて、ふかふかのベットで寝られていることに心から感謝した。
今日、部屋のベッドで起きれたことを幸せに感じた人はいるだろうか。人は当たり前に慣れてしまう。だから、こうしてふと思い出したときに書き残す。
どんな状況でも、絶対に感謝できることはある、そんな教訓である。