FIPについて詳しく学んだよ。
僕の名前はすじこ。
僕は発症してからの平均寿命9日のFIPという病気になっちゃったんだ。
海外で開発された未承認薬を飲み始めて8日目。
体の調子はすごくすごく良い!
今日は未承認薬の経験が多い病院に行くんだ。
今日はしらこちゃんも健康診断の為にお昼にお家の近くの病院に行って、検査のために夕方までお預かりになっちゃったんだ。
しらこちゃんは外が嫌いだから沢山文句言っていたよ。
15時位から僕も病院に出かけた。
今日は片道1時間の遠出だ。
バスと電車に乗ったけど、僕は男の中の漢だから大人しくしているんだ。
病院に着いて先生にこれまでの経過を聞かれよ。
僕は前の病院でドライの後期と診断されたこと、
エコー検査で胸水や腹水、肉腫などが身体に確認出来なく、
おそらく頭か神経が原因といわれた事を父ちゃんと母ちゃんが話していたんだ。
新しい先生にMRIやCTを受けたら、もしかしたら中期という評価になり、薬の量や、経過を見て投薬の日数を減らすできるかもとしれないと言っていた。
父ちゃんは嬉しくてニヤニヤしているように見えた。
父ちゃんがまた僕が発症して痺れちゃった神経症状の動画を見せたら
「あ、これは後期ですね。」
と、先生に言われた。
父ちゃんの顔がいつもの無表情に戻った。
神経症状が結構出ていたから
今の薬の量のまま続ける方が安心と言う結論になったんだ。
後期だけど、僕の目や毛並みや元気そうな様子を見て
「良さそうですね。この子は生きれます」って言ってくれたんだ。
父ちゃんと母ちゃんはジーンとしていた。
「生きれる」という言葉がとても心を安心させてくれる言葉だったって帰りに言ってた。
先生は食欲が全く落ちないことにもかなりびっくりしていたよ。
「そんな子いるんだ笑」だって。
僕は沢山見られてなんだか緊張しちゃってはじめて父ちゃんの膝に自分から乗ったら、父ちゃんが鼻の下伸ばしてたよ。
僕の神経症状が確認できたのは1日だけだったけど、
動画に撮っておくと先生の判断の材料になるから
FIPの神経症状だけではなく、てんかん発作や吐く回数が多い時には動画を撮っておいた方がいいかもしれないよ。
そして今飲んでいる未承認薬以外の薬について。
未承認薬の分解は肝臓で分解するから、今飲んでる「ウルソ」はこのまま飲んで行こうと言われたよ。
ウルソの良いところは長く飲ませ続けられる所らしよ。
ステロイドは今までFIPの治療の経験上、
未承認薬とステロイド併用した方が良いって。
ただ、ステロイドは続けていると「糖尿病」になりやすくなっちゃうから徐々に飲む量を減らしていく事になったよ。
あと、僕は神経症状がでちゃってるから「ビタミンB」を新しく飲む事になったよ。
「神経は一回傷つくと戻らない」から、現状を維持するために「ビタミンB12群」がいいみたい。
この先生とは別に、今日はちょうど博士号を持った先生が来る日だったらしく
僕は博士号も持った先生にも診てもらう事ができた。
ちょうどそんな日に来れたなんて僕はとんだラッキーキャットだ!
フフン♪
博士号の先生はFIPの検査結果をみて猫伝染性腹膜炎(FIP)と猫腸コロナウイルス(FECV)の違いを教えてくれた。
猫腸コロナウイルス(FECV)感染症は比較的軽度の腸炎を起こすのみで一般的な腸炎の治療で数日で良くなることがほとんどみたい。
ちなみに人間のコロナとは別のものなんだけど
形が似ている所から腸コロナウイルスって名前がついたみたい。
ほとんどの猫ちゃんは腸の中でウイルスを退治する事ができるみたいなんだけど、
僕みたいに腸で退治できなかった場合はアレルギー反応が起きて腹水、胸水や肉腫ができちゃったり体のどこかにFIPのウイルスが飛んじゃうらしい。
僕は説明を聞いていて眠くなってきちゃった。
FIP検査結果は猫腸コロナウイルスでもFIPになっていても陽性って出ちゃうみたいだから
腹水や胸水、肉腫がなければ猫腸コロナウイルスの段階のでも陽性って結果が出てしまうみたい。
ただ僕の場合は目や神経症状がでている事、
未承認薬が効いている所から恐らくFIPだと言うことだった。
動画も見てもらって博士号の先生にも「後期」と言われたよ。
84日間しっかり投薬して、量も今まで通り通常の2倍飲み続ける事になり、
今日はお薬もらって帰宅する事になったんだ。
検査は2週間後!良い数字になっていればいいなぁ。
帰りも1時間かかったよ。バスや電車を乗り継いだ。
しらこちゃんを迎えにいく時間だったから、
しらこちゃんがいる病院による事にしたんだけど、
歩いている途中でオシッコしちゃった!
お父ちゃんはしっかり僕のキャリーバッグを抱えてたから、Tシャツとズボンにかかっちゃった!
お父ちゃんがお漏らししたみたいで面白かったよ。
父ちゃんは「暖まるなぁ」っていっていた。
しらこちゃんを病院にお迎えにいったら、
しらこちゃんはやっぱり沢山おしゃべりしてたから
今まで鳴かなかったけど、僕も「大丈夫だよー!」
って、お家について顔見る前まで
しらこちゃんとお話しながら家族でお家に帰ったよ
今夜もお薬頑張るぞ。