地元で暮らすこと
私は小学生の同級生が10人ちょっとのまちで育った。広島県三次市の川西という地区。常に知り合いばかり、中学、高校にそのまま進むとみんな知ってる状況。新しい友達ができても、既に他な人から私のことを聞いていて、新鮮味がなかった。苗字を言えば、あぁ、◯◯さんとこのね!と分かってしまう地域。ここで生きることは全てもう決まってて生きにくいと高校進学の時に思い、もっと新しい繋がりがほしくて地元を出た私。そのまま地元の外で暮らして、15年。人生の半分は外になってきたところで、変わった。
振り返ってみると、いつも何かしらもやっとしていた。季節の行事への参加、農産物の収穫が今年もできなかったなぁ…四季が感じたい!!と。仕事のせいにしてたら、ずっとできんじゃん!!街中生活はそれなりに楽しい。だけど、いつからか不安になっていた。便利がいいことに、特に考えずにふと思いついたまま行動出来て、人に会えて…このままだと人間力が落ちてしまうんじゃないかなぁ。消費する都会生活にも少し飽きがきていたころで、自分ごとで何か出来ることを見つけたいと思うようになっていた。
結論、私は今月末で、あれほど嫌だった地元へ帰る。どこか動きやすいところ、楽しい人がいるところを探していた。悪くはないけど、なかなか自分ごとにならなかった。どこか新しい地域を知り把握する度に、一旦地元へ置き換えて考えていることに気付く。自分ごとになるのは地元のまちだった。まだ数日帰るだけでお腹いっぱいになる。一人暮らしが長かった私には、家族と一緒に暮らすことに慣れない。だけど、家の周囲の環境には、帰れば帰るほど、見える世界が広がって魅力に思えてきている。この1ヶ月、暮らしのシフトのリハビリをしていこうと思う。
そして普段変わりゆく気持ちをnoteに綴っていこうと思う。
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