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まつとしきかば

とても大変な事態となってしまっている。
やむを得ない家庭の事情というヤツでして

嫁がいなくなってしまった

これは事実であり真実ではない。

別れたわけではなく、失ってしまったわけでもございません。かといって別居かというと、ある意味別居中なのである。夏頃から義父と同居を始め、大体の流れや暗黙のルール的なものが出来てきたのだが、ここにきて1st(長女)の様子が気になった妻が「ちょっと、いってくらぁ!」と特に準備もなく飛び出していった。1ヶ月くらいは1stの元で一緒に生活をするらしい。

「思い立ったら吉日」

彼女を表現する上で1番相応しい言葉。

私はどちらかというと熟考に熟考を重ね、再度再々度再々再度サイドサイサイドサイサイサイド考え抜いて石橋を叩かず、磨きまくってツルツルになってしまい「これほど見事な石橋は見たことが無い」と通行人に称賛され、石工職人に弟子入りしたのち元々何がきっかけだったのか忘れてしまうほどなのだ。


掃除洗濯炊事送迎仕事

妻の実家なのに妻がいないという空間でミッションをやり続けなければいけない。働く奥様達から「プーwwwクスクスw何を当たり前のことを」と笑われてしまうのでしょうけど、そうかこれが旦那の家に嫁入りした奥さまの気持ちなのか、と考えると私は世の素敵な奥様方の精神状態が心配でならないのです。

実際問題、仕事が定時で終わるから成立しているのであって、「仕事帰りの買い物から調理・猫・2nd迎え・猫・夕食・犬・バイト送・猫・迎・猫・洗濯・猫までの1セット+週末は掃除」を一人でこなすのはキツイ。途中の猫の癒しが無ければやってられん。普段は妻と分担をしているので、夜はゆったりと二人で映画やドラマなんか見たりして楽しんでいたのだがつまりえーっと早く戻ってきて欲しい。

とりあえず大変でもやるしかないので頑張るし、それについて「できない」なんてこともないのでヤルはヤルのだけれども、それは「頑張っている状態」が続くことを意味しているのであって、生まれてこの方、頑張り続けたことのない私に果たしてそれができるのだろうかと心配している。私が。

「会いに来ればいいじゃん」ってあなたは言うけれど、独りで戻るときのことを考えるとゲロ吐きそうなのでやめておく。なんだか単身赴任している夫を気に掛ける奥さんみたいな設定だけど、まったく逆なんだから仕方ないね。そうそう、別にさ、いいんだけどさ、あれだよ。君が見たがってた「やまとなでしこ」がネトフリで始まったらしいよ。うん、まだみてないよ。その、一緒に見ようと思ってさ。


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