雪山と果物
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この話は10数年前、友達と飲んでた深夜2時ころ、その友人から聞いたフィクションです。かなり昔のことですが、この話を聞いたときの衝撃は今でもしっかりと覚えていて、忘れられない話です。細かい部分はうろ覚えなのでご容赦いただきたく存じます。
また、この文章にはR18指定の表現や描写(性的表現や暴力的な表現、描写)が含まれています。18歳以下の方は閲覧を控えてください。
また、もし同様の話がある、また知っている。などあればメッセージをください。
では始めますね。
大学生3回生の仲良し男子4人、A君B君C君D君は、冬休みに雪山にいきました。
雪山を登っているうちに天気が悪くなりかなり吹雪が強くなってきました。
あまり登山や雪山の知識がなかった4人は「まずいな・・」と思いつつもそのまま登り続けました。
その後、天候は一向によくならず、どんどん吹雪が強くなり完全に遭難してしまいました。
これはまずい。
本当にまずいと思い、しかしどうすればいいかもわからずただやみくもに足を前に出し、進み続けるしかありませんでした。
あたりも暗くなり、もう駄目なんじゃないかとよぎるようになったそのとき、一筋の光が見えました。
大学生4人は「小屋がある!」と思い、歓喜し、その光を目指して歩き続けました。
ようやくその光にたどりつくと、そこには一軒の小屋がありました。
「たすかった・・・」
心底そうおもった4人は、その小屋の扉をたたきました。
「ドンドンドン」
すると「ガチャ」と扉が開き、中からは髪のきれいな、あまりにも雪小屋にはにつかわしくないほどのきれいな女性がでてきました。
「遭難されたのですか?」
と聞かれたので、
「そうです。助けてください!」
と。
小屋の中にいれてもらい、あったかいお風呂とごはんを用意してもらい、大学生4人はなんとか一命をとりとめました。
すると、大学生A君がみんなを呼び寄せました。
「あの女、きれいじゃないか?」
「ここは雪小屋、外は猛吹雪、誰も来やしない、4人で襲ってしまおうぜ。」
そういうと、大学生4人は、その女性に襲い掛かり、かわるがわるに犯してしまいます。女は抵抗しましたが、男4人がかりなので手も足もでず、なにも抵抗できません。
数時間そのような見るも無残な出来事がおこるなか
「ドンドンドンドン!」
この猛吹雪の中、ドアをたたく音が小屋中に響き渡りました。
大学生4人はあわてふためきました
「!?!?!?」
すると「ガチャ」
と扉が開きました。
そこには身長は2メートルはあろう、大柄で、大きな毛皮をまとい、髪やヒゲがぼさぼさのみるからに「雪男」のような男が入ってきました。
女の夫でした。
雪山に狩りに行ってきたのでしょうか右手には大きな斧、左手には捉えた大きな鹿を引きづり帰ってきたようでした。
「・・・おまえたち・・・なにをやっているんだ・・・?」
男はワナワナと声を震わせ聞きました。
「・・・・」
何の言葉も発することができない大学生4人。
男は目線を小屋中にめぐらし、そして状況を把握しました。
「うおぉぉぉーーーー!!!!」
男は大声で、発狂し、右手に持っていた大きな斧を振りかぶりました。
そして、男の一番近くにいた、大学生D君を、その持っていた斧でぶった切りました。D君の首から上が吹っ飛び、壁に当たって跳ね返り、C君の足元に転がり落ちました。
「ギャー―――!!!」
「ひぃぃ―――!!!」
「うわーーーー!!!」
大学生3人は絶叫しました。
殺される。俺たち全員殺される。。。。
すると男はいいました。
「俺もそこまで鬼畜ではない。」
「お前たち3人に命令を与える。その命令を遂行できたやつは助けてやる。」
「24時間以内に果物を取ってこい、いけ!」
男は命令をだしました。
大学生3人はその場から一早く抜け出したいという一心で小屋を飛び出しました。
しかし飛び出したのはいいものの、この雪山で吹雪の中、果物なんて見つかるわけはありません。
しかし、このまま逃げ出すにも猛吹雪で遭難して死んでしまう。
そう思い、行く手をバラバラに果物を探し始めました。
ただ、案の定みつかりません。6時間12時間と時間が過ぎましたが一向に見つかりませんが、残り1時間くらいになろうとしたところ、
なんとB君がイチゴを見つけました!
B君は助かった!と思い大はしゃぎし、小屋に持ち帰りました。
「ありました!果物!イチゴです!」
男は確認しました。
「おお、これはまさしく果物のイチゴだ。」
というとつづけて
「よし、おまえ、これを自分のお尻の穴にいれろ」
「???」
B君は頭が真っ白です。
しかし男は続けます。
「いれろ」
B君は意味が分かりませんでしたが、言われたとおりしないと殺されてしまいます。
ズボンを下ろし、
四つん這いになり、
左手に苦労してとってきたイチゴをもって、
自分のお尻の穴にいれようとしました。
なかなかうまくはいらず、涙目になりながら、お尻からは多少出血はしましたが、なんとか入れることができました。
「よし、おまえは殺さないでいてやろう」
B君は助かりました。
残り時間45分
まだA君C君はもどってこないので生き残ったB君はあせっていました。
すると窓からC君らしき人影がみえました。
そうです。
C君です。
なんとか果物を見つけてもどってきたようです。
B君はホッとしました。
ホッとしたのもつかのま、C君が右手にもっている果物の影はリンゴのそれでした。
「ガチャ」と扉を開け、C君はいいました。
「もってきました!リンゴです!」
B君はまさかとはおもっていましたが、B君の悪い期待は当たってしまいました。
「よし、そのリンゴを自分のお尻にいれろ」
「???」
「いれろ」
C君はわけがわからず、B君に視線を送ります。
B君は必死にうなずきました。やらないと殺される。
その必至な表情のB君をみてC君も察知しました。
「やらないと殺される」
C君はズボンを下ろし、
四つん這いになり、
左手にリンゴをつかみ、
お尻にあてがいました。
入りません。全く入りません。一ミリも入りません。
しかし入れないと男に殺されてしまう。
無理やりねじ込み、
少し入りかけましたが、
やはりはいりません。数ミリしか入りません。
もたもたしていると、男は言います。
「はやくいれろ。あと3分以内だ。」
C君は泣きじゃくりながら「入らない!入らない!何で入らないんだー!!」といい、リンゴをお尻の穴にねじこもうとします。
でも
いくら力をいれても入りません。
いくらねじ込もうとしても入りません。
いっさいがっさい入りません。
そして3分が過ぎてしまいました。
男はむくっと立ち上がると、その大きな斧を振り上げました。
C君は男の斧で真っ二つにひきちぎられました。
B君は青ざめました。
おれはイチゴだったからよかったけど、もっと大きなものだったらおれも殺されていた。。。
そうこうしているうちに約束の24時間が目前に迫ってきました。
A君はまだかえってきません。もとはといえばA君が女を襲おうと言い出しました。B君はそんなA君を少し恨んでいました。あいつがあんなこと言わなければ、こんなことにはならなかったのに。。
しかし、あいつ遅いな・・・・??
もしかして、あいつは逃げ出したんじゃないのか?全く帰ってこないぞ。
と思い始めたとその気、部屋の外からA君の「おーーーい。おーーーい!」という声が聞こえました。
そうです。A君です。
A君はどうにかして果物をみつけて小屋にもどってきたようです。
時間ギリギリになって。
窓から見えるA君の人影は徐々に大きくなりました。
「おーーーい!おーーーい!」
A君は果物を見つけられて、うれしそうにこっちに向かって走ってきています。
B君はその大きくなるA君の影にジッと視線を集中していました。そしてどんどん近づいてくるA君の影が大きくなります。そして大きくなるにつれてA君が見つけてきた果物の影もはっきりと見えてきました。どんどん近づいてきて小屋の入り口まできました。B君にははっきりと見えました。影ではありますがA君と、そしてA君がこの猛吹雪のなか見つけてきた果物が、はっきりと。
スイカです。
A君はスイカを見つけてきました。
おしまい。
お酒を飲んでた深夜2時、この話を友人に聞いたときは「スイカでした」の部分で笑いすぎてそのあとの内容はおぼえていません。が、もしかしたらそこで終わりだったのかもしれません。
お酒、深夜2時、こういった条件がそろっていないとなんにも面白くない話な気はしますが、そうゆう状況になったとき、ぜひこの話を友達にしてみてください。大爆笑がとれる。かも。
育児や双子のことを主に書きますが、たまに関係ないことも書きます。サポートいただけるとうれしいです。