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歩き地蔵のお江戸面白地蔵物語VOL.99 あと一回で100回 あえて地味がスキ!

おはようございます。なんと今回で99回目になります。嬉しいです。

今朝の板橋は快晴で、noteに入る前に洗濯を干し、最高の気分。ふと目をしたに下ろすと、100円ちょっとで買った豆苗の一回食べ終えたのを家庭菜園していたら、太陽の光と気温の暖かさとがいい感じに作用して、豆苗もぐんぐんと伸び、なんだか育ち方が可愛いので、食べるのが勿体ない感じ。

これならば、ニンジンも?
むむむ!と

挑戦の朝。

さて、今回で99回ということはその次が100回目ということで、けど、今回を書かないと100回目にはいかないということで・・・・・

むむむ。緊張の99回目ですね。

今回は超有名パワースポットの目黒不動尊さんがいらっしゃる(秘仏?)龍泉寺に行ってきて、その中でもひっそりと名前も記載されていなかった瞑想中のお地蔵さんと会話して参りました。

まずはマップから

遠いと思ってた目黒不動尊さんでしたが、実際行こうと決心して調べると三田線で一本でした。こういうの、灯台下暗しっていうのかな?

大きな狛犬に大きなマスクをかけてあげてて、作った人はお坊さんなのかな?もし、そうだとしたら、めっちゃ面白いな~。

お坊さんもニマニマ笑って大きなサイズのマスクを作ったのではないかな?と思うと、最高に面白いですよね。

ここ、パワーみなぎる泉なんだそうです。泉が龍のごとく湧き出てきたので、龍泉寺というらしい。不動明さんに水かけるといいらしいけど、私が行ったときには尺がコロナの影響でなかったので、手と手を合わせて幸せって拝ませていただきました。

他にもとにかくたくさんの参拝すべき場所があって、神社仏閣好きの私にとってはディズニーランド以上に面白い。

面白いキャラクターのオンパレード!!
ウキウキランド!!

さ、どなたに、出ていただこうかな?
むふふ!

内緒で描いちゃおう!
と、
描かせていただきました!

では、どうぞー!!

「はい。こんにちは・・・」

「こんにちは~」

「私でよろしいのでしょうか?」

「はい。よろしいので~す」

「んま?なぜ、こんなに小さく地味な私を選ばれましたの?」

「そこがいいからです」

「そうなんですか?なぜ?」

「なぜって、いいからです」

「ん~、選んでいただきありがとうございます」

「あ、きっと、地味だったからです。この性格というか趣味、母に似ているかな?派手嫌いだったので・・・」

「そうなんですか?」

「テレビ見てても、派手は嫌い。一番手は嫌で二番手が好きでしたね。あと、ちょっとね。つくづく昔って、秋田のね、私が子供の頃の家族って、テレビ中心だったなって、ふと、思ったんです。話が急展開しちゃうんですが、お地蔵さん、瞑想しながらでいいから聞いてもらえますか?」

「いいわよ~」

「えっと、朝起きるとまず、父がNHKニュースを見る。新聞はなぜか朝日新聞だったけど・・・。で、テレビ中心に時間が回っていた。日曜日とか、家出人探す番組が確かお昼ご飯の時にあって・・・」

「あったね、確かに」

「で、お母さんがお父さんの暴力に耐えられず出て行ってしまって、あ、暴力が原因なんて言ってないけどね、番組では・・」

「うん、うん」

「で、『幸子、おれが悪かった。帰ってきてくれ~。明子も一郎も寂しがっているよ~』って」

「うん」

「で、死んだ人みたいに写真両手で飾って見せて・・・」

「そうだったね~」

「で、一郎君が『お母さん、帰ってきてください。僕も宿題ちゃんとやりますから~』って」

「うんうん」

「その番組見て、うちのお母さん、鼻水垂らして泣いてて、『子どもがかわいそうだね~』って」

「うん。そうだよね」

「でさ、全然なんで出て行ったのかの原因は追究はされず、全国に指名手配みたいになって・・・電話がガンガン鳴って・・」

「今だと考えられないね」

「そうかも。何が言いたかったかというと、テレビが中心で、かつ、結構母は出ている俳優とか歌手とか見て、この人のこの態度が嫌いだ~好きになれない~とか言ってディスっていたな~って。で、基準が母基準に幼少期にはなるわけなんです」

「ふんふん。ね?ところで、ディするってなんなの?」

「えっと、ディするじゃなくって、ディスる、、、あはは、難しいですよね。えっと、調べますね。スマホっと・・・えっと、

ディスる とは、 俗に 、 相手 を 否定 する、または 侮辱 することなどを意味する 表現 である。. ディスるの 語源 としては、 否定的 な意味を 持たせる 英語の 接頭辞 「 dis -」を 動詞 化 したもの 、あるいは、「 無礼 をはたらく」といった意味の「 ディスリスペクト 」(disrespect)を略 したもの 、などの 見解 がある。. 日本 では 2000年代 後半 以降 、 インターネットスラング などとして 頻繁に 用いられるよう になっている 。

だそうです」

「つまり、人ってさ、なんでも、評価したがる性質があって、昔はテレビ中心で家族でデイスってたけど、今はインターネットになってしまっているから、デイスるのが家族感ではなく世界にあっと言う間に広まってしまって、で、精神的に落ち込む場合も出るから気をつけましょうって言いたいってこと?」

「うんま~そのことも言いたかったけれども、私の思考は母に似てて、キンキラのお不動さんより、座って瞑想している名もないお地蔵さんに心惹かれましたってことも言いたかったし、、、、あの家出人捜索のテレビ、なんで消えたんだろうね~とか、ま、いろいろ女の習性で趣旨がしっかりしていないおしゃべりをしたかったって感じです」

「あ、ご苦労様でした。キンキラお不動さんとかさ、偉い感じの仏像さんたちってね、本当は最高苦労しているんだよ」

「え、そうなんですか?」

「夜ミーティングでさ、俺の怒り方、大丈夫だった?って・・・案外気にしぃーなんだよ~。だから、いつも、私、恰好良かったです~って褒めてあげているの」

「あ~~~~褒めてほしい症候群?」

「その傾向があるかも・・・」

「お地蔵さんは苦労していないの?」

「それはそれは、苦労しているわよ」

「何を?」

「じっとして、座っていると、足がしびれてたまんない~。で、時々、足の裏をモミモミして・・・」

「あ~~だから、足の裏を出してあぐらかいているのね~」

「ま、そんな感じ」

「あ、あとね、今日はなんだか母の思い出話が頭に浮かぶ日だな~。参拝の帰りにウナギ弁当を奮発して買ったのね」

「あ、あの?」

「そ、にしむらの・・・で、冷めてしまっているサービス品って言うの買ったの。2500円が2100円だったかな?とにかく安くなってたし、私にとっては、2100円だって大変な贅沢なんだけど買って帰った。それで、食べてみたら、すごく美味しい。あ~やっぱり本物というか老舗の味って美味しいんだな~って」

「そうね~」

「あとね、父が心臓疾患で倒れて、一ヶ月で結局息を引き取ったんだけど、その当時、私の娘と息子はまだ小学生の低学年で、私は父の看病で病院に付き添いで病院にずっといて、母はその当時78歳位になってた。高齢で私を生んでくれたから、、、で、母は元々料理が上手な人だったんだけど、急に作るのが面倒になって、子どもたちに毎晩ウナギをチンしてご飯にのっけて食べさせてくれてたのね~。で、娘が風邪ひいて、病院に私が連れて行ったときに、血液検査したらコレステロールの値が大人の異常値よりも、もっともっと高くって、先生にあなた、何を食べさせているんですか?って聞かれたから、実は父が入院中で母がうなぎを食べさせてくれてます・・・というと、あなたね~~~~。あなたが母親なんですよ~~~。おばあちゃんのせいではなく、あなたがしっかりしないと~って活入れられたことを思い出しちゃいました」

「ははは、面白いお母さん」

「あとね。帰りにね。こんな乗り物見つけて・・・」

「10円とかで動く乗り物ね?」

「そう、それでまた、母を思い出したの」

「なに?」

「えっとね。母と私と娘と息子で秋田県の八峰町までドライブに行ったのね。で、夕方になって、ご飯の支度しなきゃって気がきでない私だったんだけど、娘がこんな感じの乗り物に乗りたいって言ったのね。で、私はダメ今度にしようってあきらめさせようとしたら、、、母が『何~そんなに、帰り急がなくてもいいべ~、乗せてやれ~』って。そんなこと思い出した。涙」

「泣いてるの?」

「うん。だから、遺伝子がそうさせるんだよね~。このすぐ泣くのは父親ゆずりだけど、とにかく、母は面白い人だったな」

「うん」

「森進一のおふくろさんが好きで、いつも歌ってたし、コンサートにも一人で行った。あのショシがりで、お父さんいないとダメっぽい母が一人で」

「うん。あ、ショシがりって何?」

「あ、これは秋田弁ではずかしがりってことね~」

「デスるとかショシがりとか、、、新しい言葉勉強したわ~」

「ね、お地蔵さんは褒めてほしいっては思わないの?」

「うん。思わない」

「なんで?」

「それは、偶然にほめてもらえると嬉しいけど、褒めてほしくってやったとしたら、褒めてもらえない時がっかりするでしょ?仏教は執着を放すということが一番の苦から逃れる方法でもあって、それが悟りでもあると説いているはず~~~、あ、私も日々勉強中だから、ちゃんと言えないけど・・・人それぞれで執着する所が違っているし、それが執着だと気がつくのも、人それぞれだからね~」

「奥ふかい~~」

「だよね~。だから、私もお地蔵さん業やめられないの~」

「あ、私も歩き地蔵やめられません!!」

「そう、それでいいのだ~。楽しく、ウキウキして歩き、あ、あっと言う間に、10000回っていいじゃん?」

「はい。楽しくですね」

「そうよ~」

「わ~い」

「では、エアハグ~~~~」

今回も心一緒になりました。

よかったよかった。

いよいよ明日は100回目記念号になるかな?

お楽しみに~~~~。

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