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映画・ゆるキャン△を見たオタク感想文

タイトル通りでネタバレあり。間違ってたどり着いた人は絶対見てから読め。

ゆるキャン△公開日に行ってきました

行ってきました。

何を隠そう、どうしようもないオタクではあるんですが、もうね、めちゃくちゃ楽しみにしてて。
毎年、「夏はポケモン!」って言い続けてたんですが、去年に引き続き、今年も無く(投票によりリバイバル上映はあるけど、新作映画はね)どう夏を過ごせば……と思っていたところへのゆるキャン△。

ノリノリで行ってきました。
人類は見るべき映画だったわ。

ゆるキャン△とは

一応、軽く引用。

マンガアプリ『COMIC FUZ』(芳文社)にて連載中のアウトドア系ガールズストーリー『ゆるキャン△』。
山梨県や静岡県を舞台に、女子高生たちがキャンプに行く姿やその日常を描いた本作は、原作者あfろ本人の経験・取材から生み出された現実感あふれるキャンプストーリーと、作中で描かれるゆるやかな雰囲気で、2015年の連載開始当初から多くのファンを魅了し、原作コミックスは累計700万部突破。2018年にはTVアニメーションシリーズの第一作目となる『ゆるキャン△』、2020年にスピンオフ作品の『へやキャン△』、2021年に『ゆるキャン△ SEASON2』が制作され、今なお続くアウトドアブームをけん引している。

https://yurucamp.jp/cinema/introduction/

そして劇場版予告も置いておく。

感想ズラ!

詳しく場面の概要+感想にすると記憶を思い出しながらの作業になるので今回はスピード重視の印象に残った部分順序無視で箇条書きズラ!

・レイトショーだったのにほぼ満席でやべーぞゆるキャン△。仕事終わりの社会人(自分含め)めちゃくちゃいるやんけ。えっとなりの席の人チャラそうだけどアニメとか見るんですね…あっオタク君いっぱいだぁ…(同族嫌悪)って感じのスクリーンでした。学生時代に取った講義で映画論っていうのの課題で客層見るのが癖になってしまった人間だからな…。女性1割・男性9割ぐらいだけどかなり人多いから女性も結構いるように見えた。私も女性ですが、たぶんメロンブックス入るときのほうが緊張する。

・松竹が配給は運命(オープニングロゴが富士山なので)だと思わせる演出好き~!!最高!!

・OP大人リンちゃんの日常、くすっと笑わせようとしてるんだろうけど、社会人になってみるとふつうにつらいンゴよ……。それはそうと曲がいい。

・山梨、全然地元じゃないのに一人一台車を持ってる環境が「じ、地元~!」って感じする。あとえなちゃんとなでしこ、関東で車持てるの何さ。西の人間の偏見だけど横浜も東京も車持てる環境ではないんでない?郊外だったら持てるのか?

・全体的にめちゃくちゃアニメ化部分なぞってる。リンとなでしこの出会い~伊豆キャンまでの場所だったり、ネタだったり。総集編的な面もあってすごい。
千秋がリンの元に尋ねたのが多分、リンとなでしこの出会いと同じ時期。そこから伊豆キャンの三月まで、映画の現代軸でなぞり続けて、ダンボールで寝る千秋とか、先生+ちび犬子での初詣(リンはいない)とか、「あ、あの場面だ」と思わせる部分がめちゃくちゃあって。でもキャンプ場づくりが頓挫したときに、ガラリと今までとは違う、今!を見せるのすごく、うまいなって。
それまでの野クル+αの面々は学生時代の延長みたいな、ボーナスステージみたいな、学生気分が抜けきってないぞって怒られる新入社員みたいな部分もあったのが、大人も支えられていることを知って、本気なんだな、と言われて、大人として、仲間と一緒に頑張る顔になったのが印象的でした。
これから社会に出る人とか出る前と出た後で個々の刺さり方違うんじゃねぇか?ってところなので、感想教えてほしい。私は社会に出た後なのである種研修じゃないけど、社会人的なモチベーションがなぜか上がるっていう変な体験してる。働きたくないンゴとは思ってるのに。

・ちび犬子が髪短くしてて、にゃるほど?????って感覚になった。猫毛っぽい髪の子好きなんよ。スレイン・トロイヤードのせいで。

・声が付いて最推しレベルになった綾乃の働くバイク屋さん?車屋さん?まで整備しに行くリンちゃん!三期はよ!!!!
けだるげな声の黒沢ともよがだいすきなので(これは黄前ちゃんのせい)変な声出るんですよね、綾ちゃん。頼む、三期くれ。ツーリング&電車キャンプ見せて。多分、この絡みはアニメの年始の時のあれではなくて、原作未映像化部分も含んでるでしょあfろ先生。

・途中まで、今までならもうちょっと(体感)入ってきてたナレーション(おじいちゃん)の声がなくて、あってもほんとに解説!だった+リンがおじいちゃんのバイクをもらい受けている=……?の方程式が本当になったらどうしよう、って震えてた。そこへのラストのあれですよ。大塚明夫……!大塚明夫の声の祖父ほしい。三人目の祖父として。

・情報解禁で犬子のキービジュ出たときに小学校が特定されてたけど、閉校した学校って見て、まぁ本編高校のモデルも閉校した学校だったはずだけど、まさかしっかり「閉校」も使ってくるとは思ってなかった。聖地巡礼で迷惑をかけないようにぐらいの感覚でいたけどそんなことなかった。

・リンちゃんのビーノ、高校三年間+大学時代?乗り回したんだろうなって感じでよい。\マカセロ/

・エンディングの佐々木恵梨「ミモザ」が良すぎる。最高すぎる。
一期の「ふゆびより」、二期の「はるのとなり」そして「ミモザ」。
ミモザは3~4月が開花時期で、つまりは『春』なんだよね。
アニメ・ゆるキャンの10月11月頃~3月の伊豆キャンまでの次の映像作品の主題歌として春なのはその通りなんだけど、でも今までの続きの映像ではなくて、未来の話。別れにはしたくないけど、卒業とか社会人としての旅立ちとか、そういうのを経た後の春。卒業とか、進学・就職etc。
そこで歌いだしが「もうあれから何年たったんだっけ?」ですよ。天才じゃん。

・ここ最近思うのが、(ノンフィクションはあまり見ないから創作の話ではあるんだけど)人生経験を積んだほうが物語は絶対面白い。
昔見て、今も続いててみてる作品でしか比較できないからポケモンの話になるけど、昔ポケモン映画で泣かなかったのに、(もちろん、アマプラで旧作をみてるっていうのもあるから「なつかしい」って感情もあるんだろうけど)メッセージとか、愛とか、そういうのがわかるようになって泣ける。人間は所詮、経験しないとわからない生き物だと身をもって分かった。
社会人やってる今だからこそ、なんかすごい刺さってるのかもしれない。まぁゆるキャン△の視聴者層は社会人多そうだけど。

締めに、少しの思い出話。

私がゆるキャン△と出会ったのが、高校三年生の受験生ながら暇してた頃。
ニコニコ静画で日々の日課であるマンガ読んでて(お金なかったから広告再生とかあんまりない無料サイト偶然目に留まって、可愛い女の子だ~!って読んだのがきっかけ。まだ3巻とかそのあたりじゃなかったかな?

アニメ化してるお気に入りの作品って結構アニメから入ってる後追い勢なんだけど、ゆるキャン△は胸を張って原作勢といえる数少ない作品。
出会った時からみんなは年下で、進んでるけどゆっくりのその時間の中でいてくれる存在だと思ってたから今回映画で同じぐらいか少し先輩(当方、社会人二年目)となって、同じ時を過ごしてるとか全く思ってなかったから心底びっくりした。

よく、あのアニメキャラ年下になったの!?とかあるけど、えっリンちゃんたち追いついたの!?って。一緒に育ったわけじゃなかったはずなのに一緒に育ってしまった。めったにない現象でよくわからない感情になってしまった。だからこそか、仕事とか進学とかで疎遠になってしまったり、社会人でもどこか学生気分だったり、あのころはよかったよね、みたいな空気痛いほどわかって、身に染みて、めちゃくちゃよかったです。

ゆるキャンはいいぞ!!

まだまだ間に合うんだから、うっかりここまで読んだ未視聴さんも行くんだ!

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